2008年08月14日

恐怖の脳内戦争

庁内放送「ミサイルが飛んでくる!」、実は誤報…愛知県庁

 13日午後2時ごろ、名古屋市内にある愛知県の本庁舎と16の出先事務所で、「弾道ミサイル攻撃に関する情報です。攻撃の対象地域に指定されています」との放送が誤って流れた。

 県はすぐに訂正放送を流し、大きな混乱はなかった。
 県災害対策課によると、総務省消防庁が有事の際などに自治体へ情報を流す「全国瞬時警報システム」の受信テスト中だったが、庁内放送として流れないよう装置を切り替えていなかったという。

2008年8月13日 読売新聞


「全国瞬時警報システム」(J-ALERT)が活躍しています。総務省によるとこれは今年3回目の「誤報」なんだそうであります。1回目は3月に岐阜県大野町で、その次には福井県美浜町、原発のあるところですが、そこで6月30日に「誤報」が行なわれています。この時は美浜町職員が消防庁の指示によってJ-ALERTの受信装置を修理した際に、動作確認用の警報データを消し忘れたものが、修理完了直後に流れてしまったもののようです。

J-ALERTには、先ず最初にこれは訓練用の警報である、ということを示すアナウンスに始まる「訓練用の警報」を発報する為の識別コードが存在するのですが、いずれの場合もこのコードなしの本番用の警報を使ってしまったのでした。なぜそのようなことをしたのかは明らかにされていません。しかも全ての例において使用された警報が「ミサイル攻撃」に関するものであったところが妙です。まるでJ-ALERTの作動確認に際しては「ミサイル用」の本番警報を使用するように決めてあったかのようです。

いずれにしても「装置を切り替えていなかった」というようなことはどうでもいいことです。問題は訓練用の警報を使用せずに本番用のを使ってしまったことであり、その理由が説明されなければなりません。具体的には訓練用コードの入力忘れが連続した点が問題です。また、そのような場合に使用されるのが何故か「地震」でもなければ「津波」でもなく「ミサイル警報」である、ということも興味を引く点ではないでしょうか。

平均して3ヶ月に1回の「誤報」が行なわれているようですが、これはどのような影響をもたらすでしょうか。あるいは「オオカミ少年」のような効果をもたらすかも知れません。これは「ミサイル警報」の信憑を失わせる効果であって、いざ実際にミサイルが飛んで来た場合の被害を大きくするでしょう。

しかし逆にこの「誤報」によって、J-ALERTに「ミサイル情報」が組み込まれていることを強く印象づけることが出来るかも知れません。そしてその「警報」は、何だか知りませんが間違って流される、あるいは流れやすいようになっているというわけです。これによって国民は「ミサイル」の「脅威」に晒されていること、ともすると「警報」が間違って流れてしまうほどにその「脅威」が差し迫っているような気持ちになるかも知れません。

「誤報」も「情報」であり、てゆうか「誤報」であってもそれを繰り返し受け取るならば、「近頃「ミサイル」の話しを良く聞くなあ」という印象が形成されます。後から「訂正」を施すことはこれを妨げません。そこでシステムのテスト用に「ミサイル警報」を使用することは、繰り返される「ミス」と組み合わせることで国民を「ミサイルに馴らす」ことになるでしょう。これによって「ミサイルが飛んでくるかもしれないような環境」を心理的に構成し、深層心理的に「防空体制」に対する構えを作り出すことが出来ます。このようにしておくと、後ほど実際の立法によって「防空法」のようなものを制定して国民生活に強力な統制を行なおうとする時に大変便利であります。

とゆうような深い考えがあって「誤報」が流れるのかどうか知りませんが、この目に見えない「エアミサイル」は、いわゆる「体感治安」と似たようなものであると考えれば、なかなかどうして立派な「脅威」であります。もっとも、これはなんだかうなぎ屋の匂いでご飯を三膳もお代わりするみたいな話しで、ひどくビンボー臭いような気もしますが、確かにビルに飛行機をぶつけるような鬼畜米国の物量作戦に比べると安上がりですが、費用対効果は優れていると思われます。日本人の知恵とかいうやつでしょうな。日本人は頭いいそうですよ、「アラジン」によれば。あの連中にだけは言われたくないわな。


posted by 珍風 at 22:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。