2008年08月27日

警察バンザイ!

「タリバン」がアフガンあたりで都合良く働いてくれるのはいいとして、日本で「タリバン」の代わりに働いてくれるのがお巡りさんです。皆で労りましょう。

性犯罪対策へ専従班 警察庁概算要求 950人増員

 凶悪事件の続発を受け、警察庁は二十七日、声かけやつきまといなど性犯罪の前兆となりうる事案について早期に警告や検挙を行う専従班を全国に新設する方針を固めた。二〇〇九年度予算の概算要求で、必要人員として地方警察官九百五十九人の増員を求める。
 概算要求の総額は、前年度当初比6・8%増の二千九百二十億四千三百万円。
 専従班は一班十一人で百十一班設ける。また増員のうち百八十二人は検視要員で、大相撲時津風部屋の力士が暴行死した事件をめぐり不備が露呈した検視体制の強化を図る。
 また街頭防犯カメラの新機能開発のためのモデル事業に一億九百万円を計上。犯罪が疑われるような画面上の異常な動きをカメラが自動で検知するなどのシステムを民間と共同開発する。
 さらに、取り調べの録音・録画の導入に向けた機材整備費に三億六千七百万円を盛り込んだほか、オウム被害者救済法の成立に伴う被害者支援金として十二億六千万円を計上する。
 新型インフルエンザ発生に備え、ゴーグルなど警察官の防護機材費に一億五千五百万円を予算化する。

2008年8月27日 北海道新聞


「不備が露呈した検視体制」ってそれ、監察医制度の問題じゃないんですかね。お巡りさんを増員する理由としてはちょっとどうかな、と思いますが。それに最近特に「性犯罪」が多い、という話しも全然聞かないようです。これらは予算要求前のキャンペーンをサボった警察の失態でしょう。見かけ上でも騙しておきたいものですが、そんな手続もないままに、何の根拠もなく「性犯罪を未然に防止」するための「専門捜査班」が必要なんだと言い始めてしまいました。いい加減な連中です。959人増員してもいいから、エラい人から順に2000人くらいクビにしてはどうか。

「性犯罪専従班」は1班11人で111班作るそうです。なんかテキトーな数字ですが、これには1221人が必要であり、そのために777人警察官を増員するそうですが、これまた景気のいい数字ですが、テキトーなことにはかわりありません。

で、このテキトーな人数の人たちが何をするかというと、「声かけ」や「つきまとい」など定義の曖昧な「性犯罪」の「前兆」、つまりそれ自体は「犯罪」ではないところの行為ですが、これに「なりうる」、ということは「犯罪」を構成しない可能性のある全ての行為を指しますが、これに対して「警告」や「検挙」をやるんだそうです。分かりやすく言えば全ての人を取っ捕まえるのが、この人たちの仕事です。

もちろん全国民の身柄を拘束することになると、とても1221人くらいでは不可能ですから、何らかの基準によって絞り込むことになると思われますが、現時点ではどのような人が「警告」や「検挙」の憂き目に遭うのか予測することは不可能です。その時々の警察の方針如何ということでしょう。これは極めて柔軟性のある「専従班」であるといえるでしょう。

警察庁は2920億円 概算要求 専門捜査班新設で増員

 警察庁は27日、平成21年度予算の概算要求をまとめた。性犯罪を未然に防止するための専門捜査班新設に向け777人の人員増を盛り込んだほか、地域の自主防犯活動の支援充実など「安全・安心なまちづくりの推進」や食品への混入毒物分析、DNAの鑑定など科学捜査力の向上などに主眼を置き、予算要求総額は20年度よりも185億円(6.8%)多い2920億4300万円となった。
 概算要求で最も比重が置かれたのは332億7100万円を占める「警察基盤の充実強化」。
 増員要求では、都道府県警の警察官959人のほか、警察庁職員180人分の装備品や教育経費、人件費として552億円を要求。また、相次ぐ通り魔事件を受け、一線警察官の犯人制圧能力を高めるため、装備や機材の充実、庁舎、通信設備の充実、新型インフルエンザ対策などが含まれている。
 また「安全・安心なまちづくりの推進」として、子供を守る地域の自主ボランティア活動の支援や防犯カメラの効果的な活用方法の検証、過去最悪ペースで被害が出ている振り込め詐欺対策などに約47億円、サイバー犯罪対策に約38億円を要求した。
 一方、「被害者支援の充実」として、オウム真理教事件の被害者への給付金などに約43億円を求めた。
 このほか、DNAや食品に混入された毒物鑑定など科学捜査力の向上に約89億円、組織犯罪や国際テロに対処するための資材や設備などに約167億円が盛り込まれた。

2008年8月27日 産経ニュース


この便利な「オイコラ警官」その他のために僕たちの稼いだ金からなんと552億円。その他「地域の自主ボランティア」という「オイコラ住民」の「支援」や「オイコラカメラ」のために47億円。合計で600億円くらいの税金が、僕たちを見張っていつでも捕まえるために使われるそうです。で、この「オイコラカメラ」には約1億1千万円をつぎ込むんだそうですが。

異状を自動検知、新型防犯カメラ 警察庁が試行へ

 警察庁は27日、街頭犯罪の抑止を目的に、高機能防犯カメラを設置するモデル事業を来年度から始める方針を固めた。このカメラは、異状を自動検知したりプライバシーを保護したりする機能をもつもの。省力化を図るとともに、警察による監視への批判にも配慮することで設置台数の増加につなげたい考えだ。
 警察庁は09年度予算の概算要求に、設置経費など約1億1千万円を盛り込んだ。今後、犯罪の多発する繁華街を1カ所選び、2年間運用する予定。地域住民へのアンケートや有識者による効果検証も実施し、新たな防犯カメラのあり方を模索する。
 検討されている新型カメラは、人や物体が急に動いたり、集まったりすると自動的に検知する。それまで動いていた物体が動かなくなった場合にも反応。暴行の現場や路上に倒れている人などの早期発見が狙いだ。
 路上や広場など公共空間に商店街や自治体が設置した防犯カメラは現在、警察が把握するだけで約1万2千台ある。これに対し、警察独自の設置は東京都や大阪府、愛知県など10都府県に363台。警察内部で監視要員の確保が難しいことや、市民の抵抗感が根強いことなどから、「設置台数は伸び悩んでいる」(警察庁)。
 新型カメラなら、異状を検知すると、モニター画面が置かれた警察署で警告音が鳴る仕組みで、監視要員の省力化が可能だ。プライバシーに配慮するため、住宅の出入り口や窓などプライベート空間が映る場合、画面上ではその部分だけにモザイクがかかって見られないという。
 録画の閲覧は、権限のある幹部か、その幹部が許可した警察官だけができるように、IDカードなどの方式で制限し、情報管理の厳格化を図るとしている。
 警視庁は02年、新宿・歌舞伎町に50台を設置したのを皮切りに、渋谷・センター街や六本木など5カ所で計150台を運用している。警視庁によると、今年1〜6月、映像データ37件が立件時に証拠資料として利用されたという。(野田一郎)
     ◆
 「監視カメラは何を見ているのか」の著作があるジャーナリストの大谷昭宏さんの話 
新型カメラは路上犯罪の抑止やプライバシー保護に一定の効果があるだろう。国民の理解を得ようとする姿勢は一歩前進だ。ただ、警察による監視に対する抵抗感の根底には、警察への不信感がある。画像の利用法や情報管理の徹底を図らなければ、小手先の方策に終わる。

2008年8月27日 asahi.com


ここで興味があるのは、この「新型カメラ」の、「人や物体が急に動いたり、集まったりすると自動的に検知する。それまで動いていた物体が動かなくなった場合にも反応」するという「新機能」です。「物体が急に動」く、というのは、例えば信号が青になったときなんかがそうです。逆に言えば「それまで動いていた物体が動かなくなった場合」というのは信号が赤になったときですね。で、そういう場合にいちいち「警報」が鳴るわけです。そのために1億1千万円。

冗談はさておき、例えば急に何かを思い出して走り出すと捕まることになりますし、立ち止まったりするだけで捕まるのですから、一定の速度で静々と歩かなくてはなりません。さらに人が「集まったりすると」警報が鳴ります。したがって街頭演説などに気を取られてはいけません。てゆうかこれは「暴動自動検出」システムということですね。日本の政治は暴動が起こって当然の有様ですから、警察としては対応を迫られるわけですが、ずうっと監視画面を見ているのはお巡りさんといえども大変です。金持ち連中のためになんでそこまで頑張らなくてはならないのでしょうか、ちょっと手を抜きましょうよ。ということで「監視要員の省力化」をはかるワケだ。

もっとも、相次ぐ誤報でお巡りさんが疲弊してしまうような気もしますが、別にそれがイケナイというわけではありません。何もしていないのにお巡りさんにかまわれる人も増えるでしょうし、これはお巡りさんのためにもならないでしょうから、それはそれで僕はかまいませんが、本当にそんな役に立たない「新機能」を搭載したいのか、それとも別のことをする予算取りのために気の効かない嘘をついているのか、僕は知りません。ためしにその「犯罪の多発する繁華街」とやらでみんなで駈けっこして遊びましょう。

それにしても大谷という人は「裏ビデオ」とか「流出モノ」とか観たことがないのでしょうか。たしかに「画面上では」プライベートな領域「だけにモザイク」がかかるのかも知れませんが、モザイクのかかっていない「無修正」の画像は記録されているのですから、「プライバシー保護」には全く「効果」がありません。画像の閲覧を警察内部で制限しても何の意味もないことも明らかでしょう。これは「国民の理解を得ようとする姿勢」ではなくて「国民を欺こうとする姿勢」であり、残念ながらその点では「一歩前進」かも知れませんが、従来と何かが変わったというわけではありません。むしろより「巧妙化」かつ「凶悪化」しているといってもいいでしょう。ともあれ、大谷さん、「裏ビデオ」とか観たくなったら当方へご一報を。僕んちではいやしくもお客様に修正されたものなどお見せしません。すべて無修正の「裏モノ」だけです。これがホントの「おもてなし」。

keisatsubanzai.jpg
赤瀬川原平さん1972年。「皆さんもこれをゼロックスにとって、玄関に貼っておくことをおすすめしたい」とおっしゃっていますが、僕んちには玄関がないのでここに貼っていいのでしょう。


posted by 珍風 at 21:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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