2008年09月22日

うるさくしましょう

民主党のCMというのを観ましたけど、それについて秀逸な分析をしている人がいます。まあ、とかく民主党のCMってのは色々といわれがちなんですが。今回のは特にBGM(男声合唱によるスキャット、というかうぉ〜うぉっうぉ〜うぉっうぉ〜♪)がなんだかうるさいようでして、「声のチカラ」ということについて考えさせられるものですが、

民主党の新CMがスゴイことになってる件 (恒例ですが・・・笑)

・分析と傾向と対策
 小沢は「地方地方地方」「高齢者高齢者高齢者」の連呼である。
 「格差反対」という公約も打ちだしている。
 なるほど確かに「地方」も「高齢者」も重要である。それはそうだ。
 だけど、そういう人は<参院選の時点で既に>民主党に入れている。
 政権交代には都市部の票の獲得が必要だったはず。
 前回衆院選で大敗した理由は都市部が原因だった。
 数ヶ月前の報道では「民主党は都市部を重視する」となっていたが、それは消えてしまった。
 CMには「都市」「若者」は一切、出てこない。公約にも「地方から出てきた若者」の話が1行あるだけ。
 ようするに、小沢は「都市部切り捨て&若者切り捨て」になっている!
 「女性」もせんぜん無い。
 これじゃあ、自民から票を奪うことはできない!
 事実、最近の支持率調査では、都市部の若者・女性の民主支持率が極端に低い。
 民主党は東京では壊滅しそうな勢いだ。
 政権交代どころの話ではない。
 政権交代したいのであれば、一刻も早く「都市部」「若者」「女性」を!!
 ついでに流行りの「環境」も入れて良いかもしれない。
 それは即ち!「無党派」である。無党派を無視して政権交代はではないゾ!
 結論を言うと、今回の選挙は予想以上の「民主党大敗」だと思う。
 ほんの僅かに議席が増えるだけ。政界再編はゼロだろう。  

http://www.asyura2.com/08/senkyo53/msg/815.html


この辺がパペットマペットのひとつの限界なんですね。地方格差は良いでしょう。高齢者の問題も大切です。しかしながら「都市」における「格差」を問題にすることが出来ない。それは「階級」を前景化することになるのであえて触れることが出来ません。実はこの民主党のCMは自民党支持層の切り崩しにターゲットを絞っています。それは保守層をターゲットにしており、ターゲットは「地域格差」や「高齢者問題」は受け入れることが出来ますが、「階級」は受け入れません。まして「女性」などとんでもないのです。

民主党は自民党の票を奪うことに気を取られすぎているのかも知れません。しかし「地域格差」や「高齢者問題」については、自民党選挙対策を打って来ているところですから、そこで勝負しても自民投票を奪うことが出来るかどうかはちとビミョーです。相手に有利な土俵で戦いを挑む愚をおかす危険性は多分にあります。

しかしながら「階級」や「女性」を問題にするならば、たしかに都市部の「無党派」層を取り込む上では有効かも知れませんが、自民党の票を奪うという点ではマイナスに作用することも考えられます。民主党としてはそこんとこを考えて「無党派」層もしくは「浮動票」の獲得よりは保守層の票を崩して取り込む方が効率的であると考えている、と思われます。これが凶と出るか吉と出るかは、自民党が打ち出してくる「格差対策」如何、ということになりますが、民主党としては飽くまでも自民党の票をどれだけ持ってこられるか、という点に絞って戦うのも悪くないかも知れません。

そこで例えば「都市部」「若者」「女性」については、この受け皿を他の政党が担うことが出来るかどうかというところが問題になります。この場合投票率がかなり上がらないと意味がありませんが、社民党はこれらの票を吸収することが出来れば民主党と連立を組む可能性があるでしょう。しかるこの政党なんだかもの凄く評判が悪い。「無党派」層へのアピールがいかほどのものか、甚だ心配であります。

むしろこの点では共産党が躍進することがあるかもしれません。共産党は民主党と連立を組む可能性はほとんどありませんが、政権外にいて政権との緊張関係を保持するだけの勢力を持つことが出来れば、政権に入ってしまうよりもよほどマシな結果を生む可能性があります。いずれにしろ民主党はやはり「保守政党」であり、それなりの限界というか守備範囲というものがありますので、他の野党は自民党にも民主党にもカバーできない部分を狙って大いに活動する余地がある、というわけです。それは具体的には「浮動票」の獲得、ということになりますが、その条件として投票率の引き上げは必須です。そしてそのためには「政権交替を賭けた民主党」を中心とした「選挙騒動」の演出が求められることになるのです。


posted by 珍風 at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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