2008年11月06日

被告人のスリーサイズは言わぬが花、正義の女神は86−60−86

ギリシアではテーミス、ローマではユスティティアが「正義の女神」です。「Justitia」が英語の「justice」の語源であり、英語だと大文字の「Justice」が正義の女神を指します。彼女は天秤と剣を持ち、その上目隠しをしています。

これではまるで目隠しして肉の目方を量る超人的な肉屋のようでもあり、目隠しして刃物を振り回す危険人物のようにも見えます。実際のところ彼女が次にやりそうなことは、むやみに剣を動かして天秤の鎖を切ってしまうことなのではないかという心配もないわけではありませんが、天秤は「正義」を、剣は「力」を表しているのです。「正義」というのは天秤なのです。

「justice」は「正義」とか「公正」とか訳されますが、まあ要するに「丁度」という意味で使われる「just」ということでしょう。天秤が「丁度」のときが「justice」であって、それは天秤棒が平らになって釣り合いが取れていることですから、「衡平」ということでもあります。これは「equity」ですが、イギリスなんかで大文字で「Equity」というと「衡平法」で、これはコモン・ローの形式に合わない訴えについて大法官(元来は聖職者であってコモン・ローの専門家ではなかった)が「神の法」と「良心」によって裁定した判例を積み重ねて形成されて来たものだといいます。そしてこの「神の法」とか「良心」というのが、力任せに押し付けられた「神の法」や独りよがりの「良心」ではなく、やはり「justice」に基づくものであったようです。

問題は目隠しで、女の人に目隠しをするのは決して悪い趣味ではないので僕も時々やります。じゃなくて、これは裁きを受けるために彼女の前に立つ人を見ないこと、経済的または社会的地位を見ることなく裁定を行なうこと、「法の下の平等」を表しています。

と、ゆーよーなことがトリンプのプレスリリースに書いてあったような気がします。

トリンプ・インターナショナ、裁判員制度への関心を高める下着「裁判員制度ブラ」を製作
世相を反映させたユニークなブラジャーシリーズ 最新作

トリンプ『裁判員制度ブラ』
正義と平等の心であなたも裁判員
トリンプ『少子化対策ブラ』、トリンプ『投票率UP!ブラ』に続き、社会への関心を喚起

 トリンプ・インターナショナル・ジャパン株式会社(本社:東京都大田区平和島6−1−1、代表取締役社長:クリスチャン・トーマ、資本金:26億円)では、毎年その年の時流や話題をテーマに、自由な発想とオリジナリティ溢れるデザインのブラジャーを発表しています。今回は、2009年5月21日にいよいよ実施される「裁判員制度」に着目し、「裁判員制度」をもっと身近に感じてもらい、関心を高めるべく、トリンプ『裁判員制度ブラ』(非売品)を製作。2008年11月5日・6日に開催される2009春夏トリンプコレクション(会場:東京都大田区平和島 東京流通センター)にて公開します。

 「裁判員制度」をもっと知ろう!
 いよいよ始まる「裁判員制度」に着目したトリンプ『裁判員制度ブラ』

 2005年5月21日「裁判員の参加する刑事裁判に関する法律」が成立し、2009年5月21日からいよいよ「裁判員制度」が実施されます。

 これは、有権者から無作為に選ばれる裁判員が、本職の裁判官と一緒に重要な刑事事件を審理し、有罪か無罪かおよび量刑を評決する制度です。相次いで起こった”凶悪犯罪”の司法判決に対して、国民との温度差が予想以上に大きな反響を呼んでしまったことを受け、より社会情勢を反映させる審議を行おうという意図に基づいて導入されることとなりました。

 しかし法律の素人による裁判は、ともすると事実・証拠の審議を超えて感情判決に陥るのでは、という懸念もあり、いまだ導入に賛否両論の声が絶えないのも現状です。
 そこで、「裁判員制度」の実施を目前に控え、この制度をもっと身近に感じてもらうことで、国民の関心喚起を促し、「裁きの正義」とは何かを考えるべく、トリンプ『裁判員制度ブラ』を開発しました。

 デザインは、「平等」「公正」の厳守を象徴する「正義の女神」をイメージ

 日本を含め、世界の裁判所では裁判の象徴として「正義の女神」の彫像を飾っているところが多くあります。「正義の女神」は、片手に天秤、片手に両刃の剣を持ち、目隠しもしくは目を閉じた姿が一般的で、天秤は「公正」で「平等」な裁きを、剣は「正義」を、目隠しは貧富や姿形などの予断や私的関係から判断が曇ることを回避することを表わしています。公正な審判を下し、その決定を実行することが裁判所の大きな使命であることが、「正義の女神」に象徴されているといえます。
 トリンプ『裁判員制度ブラ』は、この「正義の女神」をイメージして作られました。

ブラジャーが天秤に変身!
裁判員としての心構えを訴えます

 トリンプ『裁判員制度ブラ』の最大の特長は、「正義の女神」からインスピレーションを得た、天秤としても使用することができるブラジャー。カップ部分は天秤のお皿として、ストラップと背中の部分のチェーンは天秤の支鎖として使用し、カラーもゴールドで統一して、まるで本物の天秤のようなイメージに仕上げました。取り外して台座に取り付ければ、実際に天秤としても使用可能です。
またセットで製作したボトムの巻きスカートは、裁判官が法廷で着用する法服と同じ素材(シルクの羽二重(はぶたえ))を使用し、ウエスト部分のリボンは女性裁判官が法廷で着けるスカーフをイメージしています。この巻きスカートはマントとしても使用可能。肩から羽織ってリボンを結ぶと、まるで裁判官のようなイメージに仕上がります。さらに、ショーツのおしり部分には「平等」の文字が書かれており、裁判員としての心構えを訴えています。

 トリンプ『裁判員制度ブラ』の仕様は以下の通りです。

トリンプ 『裁判員制度ブラ』(非売品)
■構想・製作日数 : 約6ヶ月
■特長:
 ・「正義の女神」からインスピレーションを得た、天秤としても使用できるブラジャー
 ・カップ部分は、天秤のお皿として、ストラップと背中の部分のチェーンは天秤の支鎖として使用可能
 ・カラーもゴールドで統一して、まるで本物の天秤のようなイメージ
 ・ブラジャーのカップの内側には、「有罪」「無罪」をイメージした白黒リバーシブルパッド付き
 ・セットの巻きスカートは、裁判官が法廷で着用する法服と同じ素材(シルクの羽二重(はぶたえ))を使用し、ウエスト部分のリボンは女性裁判官が法廷で着けるスカーフをイメージ
 ・巻きスカートは肩から羽織るとマントとしても使用可能。法服を着た裁判官のようなイメージに
 ・ショーツのおしり部分には「平等」の文字が書かれており、裁判員としての心構えを表わす

<お問い合わせ先>
  フリーダイヤル 0120−104256(天使にコール)

2008年11月5日 トリンプ・インターナショナル・ジャパン(株)


トリンプ恒例のヘンなブラ、今年は構想制作6ヶ月におよぶ力作「裁判員制度ブラ」だそうです。「天秤としても使用することができるブラジャー」。最近天秤使った人いますか。しかしあなたと仲良しの「正義の女神」がこのいわゆる天秤を使っている間は、彼女はノーブラであることに注意しましょう。正義はブラジャーよりも大切であること論を待ちません。それにしても法服をイメージしたという巻きスカートを「マントとしても使用可能。法服を着た裁判官のようなイメージに」とは、一体どのようなプレイを想定しているのか、僕には想像もつきません。「法治プレイ」とかやってるんでしょうかオトナの人達は。

ショーツのお尻には「平等」なんて、思いっきり萎えそうな文字が書かれているんですから世も末ですが、肝心の「目隠し」がセットされていないのには納得いきません。思うに「平等」は「目隠し」の担うところであります。従ってこのショーツは「目隠し」として使用すべきものなのです。ブラジャーは着用せずに手にぶら下げて、巻きスカートを羽織り、パンツを頭にかぶるのが現代の「正義の女神」のイコノロジーです。

しかし問題は「剣」ですよ「剣」。剣がないじゃないか。巻きスカートが表す「法服」が「力」を象徴するというような遠回しな解釈は却下です。どうするんだ、と思いましたが、ここで男性諸君はやっと出番が来たわけなのでした。よろしかったら僕の「剣」をお使いください、西内裕美さん。

ブラジャーといえば思い出さないのが林真須美さんであります。最高裁第3小法廷の那須弘平裁判長は、本日までに林さんの事件について来年2月24日に弁論を開くことを決めました。

和歌山カレー事件 来年2月24日に弁論

 平成10年に4人が死亡、63人が急性ヒ素中毒になった和歌山の毒物カレー事件で、殺人などの罪に問われ、1、2審で死刑判決を受けた元保険外交員、林真須美被告(47)の上告審で、最高裁第3小法廷(那須弘平裁判長)は来年2月24日に弁論を開くことを決めた。最高裁は書面審理が中心だが、死刑事件の場合は検察、弁護側双方の意見を聞く弁論を開くのが通例となっている。
 林被告は捜査段階から一貫して無罪を主張。1審では黙秘を続けたが、2審では一転、事件当日のアリバイなどを供述した。
 2審大阪高裁は林被告の供述の信用性を否定。カレーへのヒ素混入について、「少なくとも未必的な故意は認められる」と殺人や殺人未遂罪が成立すると判断。1審和歌山地裁の死刑判決を支持し、林被告の控訴を棄却していた。

2008年11月5日 産経ニュース


産經新聞といえば事件当時、1998年10月30日の「産経抄」というコラムで

弁護士は被疑者の私的利益の代弁者ではないはずだ。社会正義を実現させ、真実の究明のために弁護人も協力しなければならない。それが弁護人の使命や職務であり、そこにこそ職業倫理も存在している。だがこの弁護団はそういう社会的要請にこたえているように見えない。


これは光市母子殺害事件に先立つ弁護人に対する中傷の嚆矢となるものでした。弁護士の役割に対する深い不見識が伺われます。

こうした捜査や取り調べが難航する大きな背景には、今の刑事訴訟法の手続がある。それは基本的人権を尊重するという点ではプラスだった。しかし実態を見ると次第に加害者の人権ばかりが尊重され、被害者側の人権や感情はないがしろにされるようになってきた。


ここでは「基本的人権」を毀損するためにこそ「被害者側の人権や感情」が利用されるという仕組みが分かりやすく表現されています。

罪を犯しても自白さえしなければ有罪を逃れることが多い。そこで弁護活動も否認や黙秘をするような入れ知恵をしてポイントを上げることを身上とするようになった。


これが単なるウソとか言い掛かりであることは、他ならぬ本事案について1審判決によって明らかですが、今日の記事も困ったものです。カレー毒物混入事件については、林真須美さんと犯行を結びつける物的証拠がなく、状況証拠を積み重ねてなんとかそれらしくまとめあげているようですが、一審では林さんは黙秘を貫いたところ、産經新聞を始めとした一部マスゴミはあたかも何かそれが大変な悪事であるかのように書き立てたものです。

黙秘についてはその意義について一審の和歌山地裁小川育央裁判長が、最終的に死刑判決としたものの、判決中においてその意義を説くことまであったのですが、産経としては未だにあくまで黙秘したことを強調して被告人の権利に鈍感な世論に予断を与えようと企んでいることは明らかで、このような報道が行なわれる以上裁判員制度の導入が極めて危険であり、すくなくとも直ちに延期の決定がなされるべきことがわかります。トリンプはちょっと困るかも知れませんが、トリンプにもチャンスはあります。

仮に林さんが真に加害者であると仮定すると、「自白」がなければ碌な証拠を収集できない警察・検察の捜査能力は嘆かわしいものであるとしか言いようがありません。しかしそれでも起訴してしまうのですからいい加減なものですが、状況証拠と未必の故意で曲芸的な死刑判決を出してしまう裁判所もかなりのツワモノです。

林さんにとっては毒物が減るだけで一銭の得にもならない「混入」の動機について、検察は近隣住民から冷たくされてアタマにきた、というような主張をしています。一審判決はこれを否定していますが、林さんは近所の人とあまり上手くいってなかったのかも知れません。しかしそうであるとすれば、近隣住民の「目撃証言」とうものもあまりアテになるものではありません。

大阪高裁白井裁判長は、「被告は自分に都合よく事実の前後関係を意図的に操作したり、事実そのものを捏造したりしたとしか考えられない」、「起訴から5年がたち、証拠や一審判決をつなぎ合わせて弁解することがたやすい状況であり、供述は信用できない」と言っていますが、同じことが検察側にも言えるでしょう。決定的な証拠を欠く状況で状況証拠を意図的に操作したりつなぎ合わせたり捏造したりしているのはどっちなんでしょうか。

それでやっぱり死刑判決なのが呆れたものですが、これはもしかすると予断によるものか、殺人未遂についても黙秘をしていたのが「態度が悪い」というので見せしめ的に、あるいは無反省もしくは反抗的態度に対して極刑をもって臨んだものなのかも知れません。いずれにしてもあまり「公正」とは言い難い裁判が行われた模様です。裁判員はともかく、裁判員制度の権威である竹崎博允長官のもと、先ずは日本の裁判官は全員が率先してトリンプの例のパンツをかぶって「心構え」を改めるべきでありましょう。裁判官(判事と判事補)は全国に3416人います(2007年)。トリンプにとっては大きなビジネスチャンスです。

那須弘平(こうへい)さん、良いお名前ですね。たしか2007年2月27日、日野市の小学校で「君が代」の伴奏を拒否した教師が懲戒処分取り消しを求めた訴訟の上告審で、教師が「心理的矛盾や精神的苦痛にさいなまれ」ながら「組織としての決定に協力」して「君が代」の伴奏をすること自体に「集団活動を通じ修得すべき教育上の諸利益」を見いだすというヘンタイ丸出しの補足意見までつけた音痴の人です。早く総選挙やんないとタイヘンだ。

ヘンタイプレイは後始末ちゃんとしないとホテルの人が大変です。ウンコ拭きを命じておきましたがちゃんとやったんですかね。名前に恥じるようなことがあれば2009トリンプイメージガールの西内裕美さん(19歳)(T168B86W60H86)と交替してもらいましょう。少なくとも音楽への理解はあるようで、特技はエアギターだそうですから、空をつかむような検察側の主張を見事に裁いてくれることでしょう。


posted by 珍風 at 11:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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