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2009年03月03日

ハートのマークに気をつけてネ黒ハート

夕べちょっとタクシーに乗ったんですが、タクシーは現在確実に利用しやすくなっています。なんたって待たずに乗れるところが有り難い。なにしろ利用客よりもタクシーの台数の方が多いんですから、待っているのはタクシーの方です。このままだと歩いている人を強引に車に乗せて無事にご自宅まで送り届けるというような荒技を駆使するタクシーも出て来るかも知れません。ところで北の街ではもう、餓死した運転手を暖炉で燃やし始めてるらしい。

札幌ハイヤー協会の回答は「無責任」、エムケイが損害賠償を示唆

 道運輸局を相手取った提訴を火種に丁々発止。

 規制緩和による増車、さらには景気後退による売り上げの低迷で札幌のタクシー業界は火の車。業界が自主的な減車に取り組んでいるさなか、大手タクシー「エムケイ」(本社・京都)が札幌進出に名乗りを上げた。

 エムケイと業界の攻防は、道運輸局も巻き込み泥沼の様相だ。

 「エムケイの低運賃は運転手の犠牲の上に成り立っている」。札幌ハイヤー協会が先月19日に開いた会見で、加藤欽也会長は同社の“体質”をこう指摘した。

 協会は同日、北海道運輸局を相手取り、4月から札幌交通圏(札幌、江別、石狩、北広島)での営業を計画する「札幌エムケイ」に対する事業許可と運賃認可差し止めを求め、札幌地裁に提訴した。

 エムケイは昨年10月、札幌エムケイを設立。11月7日、道運輸局に40台・80人態勢での事業許可を申請した。初乗り運賃は他社よりも100円程度安い550円。同社は、開業から1年以内に455台・1,000人態勢を目指している。

 会見で加藤会長は「供給過剰による競争激化に加え、景気後退の客離れで業界の売り上げは落ち続けている。運転手の待遇改善や利用者の安心・安全を担保するため、業界をあげて、各社が減車を進める中、増車を計画するエムケイが参入すると一層の混乱を招く」と主張。同席した薄木宏一弁護士は「エムケイの給与計算制度は、運転手の給与から会社負担分の社会保険料を差し引いたり、車両リース費や維持費などの会社経費を負担させるなど労働基準法違反に当たる」と指摘した。

 これを受けてエムケイは、翌20日、会見での協会の発言に「疑義がある」として、協会に公開質問状を送付した。

 エムケイは、公開質問状で「給与から社会保険料等を控除することはない」、「運輸局からMKグループ各社が『名義貸し』の疑いで調査の対象とされたことは一度もない」、「MKグループ各社では賃金が労働基準法の最低賃金を割り込むことは絶対にない」、「協会の発言に基づく一連の報道により、弊社の名誉と信用が著しく損なわれた」などと主張。協会の主張の根拠となる客観的事実と資料の開示を求めた。

 公開質問状に対し、協会は先月26日に回答。協会は主張の根拠について、エムケイの子会社(名古屋エムケイ)が元従業員に不当解雇などで損害賠償を求められた訴訟の認定事実などを挙げ、「何らかの主張があるのであれば、公開質問状という方法ではなく、当協会の提起した訴訟に参加し、具体的に主張することをお勧めします」と回答した。

 札幌ハイヤー協会の照井幸一専務理事は「(協会は)これ以上の増車はさらなる過当競争を招くという趣旨で道運輸局を提訴したのであって、エムケイを提訴しているわけではない。裁判に参加して意見を言ってほしい」と話す。

 エムケイ経営企画部は、協会の回答について「質問に対してきちんとした回答をしていない。一グループ企業に対して、これだけダメージを与えるようなことをしながら、このような回答しか返さないのは非常に無責任だ。(札幌ハイヤー協会への損害賠償請求については)道運輸局から事業許可をいただいた後で検討したい。提訴に関係なく事業許可はいただけると考えているので、粛々と開業準備を進める」と説明する。

2009年3月2日 Brain News Network


大失業が始まった昨年の暮れに、MKグループが「雇用創出」だなんて、時宜にかなった、というかタクシーだけに世相に便乗したのかも知れませんが、便乗しても各々から料金を取るんだとかいう話しもありますが、要するに意味不明の「計画」をブチあげたのは記憶に新しいところでしょう。

MKタクシー緊急全国雇用創出計画

平成20年12月11日

この度弊社では、「MKタクシー緊急全国雇用創出計画」を実施することといたしました。
昨今の雇用状況悪化に対して、MKタクシーグループ10社(エムケイ株式会社、東京エムケイ株式会社、大阪エムケイ株式会社、神戸エムケイ株式会社、名古屋エムケイ株式会社、福岡エムケイ株式会社、滋賀エムケイ株式会社、広島エムケイ株式会社、札幌エムケイ株式会社業)は今後1年間で全国1万名の新規雇用を行います。
 本計画によりMKグループ(2008年12月現在、未開業は開始時の見込み)1,523台の車両数は1年後に合計5,932台へと4,409台の増車となり、3,050名の社員数は、13,050名となります。

http://www.mk-group.co.jp/fuga/081212.html


TVなんかではこれをマトモな雇用創出の取組みのように報道していたようですが、景気が悪くて仕事が減ったのでみんな早く帰るし、てゆうか景気が良くても個人の所得は伸びないので夜遅くまで遊んでいてタクシーに乗って帰るような人はいなくなっていて、各社とも経営が悪化していたところに規制緩和で増車すれば売上が増えるだろうと勘違いしてやっちゃったもんだからエラいことになっちゃっているタクシー業界において、一挙に4倍の規模に成長してしまおうというのはいかにも乱暴な話しで、マトモな神経の人であればまずそんなことは考えないだろうと思うのが素人の浅はかさです。

札幌ハイヤー協会も市場を荒らされたくないのでしょうが、逆に業界を取り巻く状況に反してMKタクシーがどうしてそんな「雇用創出」をすることが可能なのか、ということを考えれば、協会の言っていることも理解出来ますし、一方MKさんも単なる気の狂った知的障害者ではなかった、ということが分りますので双方に取って大変に都合が良いのではないでしょうか。

MKタクシーでは求人こそ「正社員」として行いますが、一旦入社すると「企業内個人タクシー」ということにされてしまいます。いわば看板を貸してもらって自分で営業している形です。それで運転手は売上高の中から、燃料代や車両整備料、車検費用から車両の購入費まで引かれる、しかもそれらの計算根拠が不明である、それから色んなわけのわからない諸経費を引かれて、残りを受け取ることになります。これを同社では「エムケイシステム」と称するようです。

協会が「運転手の給与から会社負担分の社会保険料を差し引いたり、車両リース費や維持費などの会社経費を負担させる」と言っているのはこのことです。一応「正社員」ということになっているんで、社会保険料は会社と折半のはずですが、会社が負担すべき経費を売上から引くのが「エムケイシステム」の主旨ですから、会社負担分もやはり「個人」が負担することになっているわけです。

このようにしてMKタクシーでは「人件費」というリスクを負わずに「雇用創出」が出来るのですから、何人「雇用創出」しようが平気です。車両も増やさなければなりませんが、それは会社が購入するのではなくて「個人タクシー」に買わせるのですから全然平気です。「雇用創出」に伴う諸経費も全部「個人タクシー」の負担ですから、何も気にすることはありません。1万人でも10万人でも「雇用創出」が可能なのが「エムケイシステム」なのです。

もっともこれが果たして「雇用」と呼べるようなものであるのかどうかはなはだ疑問であります。協会では名古屋エムケイ訴訟のことしか言っていませんが、大阪エムケイでは「給料0円訴訟」が起こされています。京都や東京などでも多数の訴訟が起こされていますが、要するに売上が少ないと、そこから諸経費を引くと残り=給料が極端に少ないか、なくなってしまうんですね。例えば客もいないのに走行していると燃料費がかかりますから、引かれる分が増えないように走らないようにすると、それが10分以上になると「休憩」とみなされてこれも控除の対象になるそうです。「個人タクシー」なのに「休憩時間」を引くなんてワケが分りませんが、そのようにしてありとあらゆる手を使って会社の利益を確保するのが「エムケイシステム」なのです。

ちなみにMKタクシーの求人票には「正社員」として月にいくら以上の給料を払うと書いてあるそうですが、実際にはそれを払わないのが「エムケイシステム」です。また、売上によって給料が変動するような給与体系の場合は過去3ヶ月の平均を基準として最低補償が行われなければならないのに給料が0円だったりするのが「エムケイシステム」です。しかし一番おかしくておいしいのは、売上高当の収入から人件費を含む経費を引いて利益を出すのが通常の会計ですが、先に利益を確保してから人件費を算出するのが「エムケイシステム」なのです。

この画期的な「システム」を考案したMKの「オーナー」青木定雄さん、当の「タクシー規制緩和」の「きっかけ」になった人だそうですが、今ではMKタクシーは待遇の問題から離職率が高く地理を知らない新人運転手が多くて遅れる、とか「エムケイシステム」には累進制があるようで、それがまた過労による事故に繋がるとか、極めて評判の悪いタクシー会社になってしまったのは「自己責任」というものなのでしょうか。文字通り運転手を食い物にしている青木さんに取っては大量の失業者が御馳走の山に見えるんでしょうけど、僕は命が惜しいのでそういうタクシーには乗らないことにしていますが、絶望のあまり他人を巻き込んで死にたい人はそういう会社のお世話になってみるのも一案であります。


posted by 珍風 at 11:43| Comment(0) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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