2009年03月10日

21世紀のメディア・レイプ

それで結局のところ、漆間さんは言ったのか言わないのか、ということは大して問題ではありません。おそらく言ったんでしょう。しかし漆間さんは「言ってない」と言っています。そしてそれを覆す証拠はどこにもありません。しかしながらあからさまな嘘が言葉では太刀打ちできない壁となります。

しかしそれは嘘が巧いからでも、逆にあまりに下手だからでもありません。弱っちい後輩がそんなことを言ったら「シメる」だけです。しかし同じことを漆間さんが言った場合には、ちょっとトイレに呼びつけるというわけにはいかないのでした。それが権力というものであり、現に記者諸君などよりもよっぽど強ええ小沢さんがやられようとしているところを見せつけられているのです。

森元首相、民主・輿石氏は「違法なカネで当選」 日教組を批判

 自民党の森喜朗元首相は9日、沖縄県沖縄市での会合で、日教組出身の輿石東民主党参院議員会長について「違法なカネを集めて当選してきたことは皆さんもご存じの通りだ」と発言した。山梨県教職員組合が輿石氏の選挙資金を組織的に集めたとされた問題を念頭に日教組を批判する趣旨だが、民主党から「不適切な発言」との反発が出そうだ。
 森氏は日教組の在り方に疑問を呈しながら「民主党政権ができれば、恐らく文部科学相に日教組出身の議員を据えることになる。これが圧力をかければ日本の教育を根底からおかしくしてしまう」と強調。「日本の将来にとって大きな禍根を残す」と述べた。

2009年3月10日 NIKKEI NET


日教組出身の輿石さんは「違法なカネを集めて当選してきた」んだそうです。これを誰が言っているのかと思ったら他ならぬ森さんです。もちろん西松建設のとこの政治団体からお金をもらって北陸新幹線の仕事を振っていた、あの森さんのことです。いくら脳味噌が鮫でもこれはないだろうと思うかも知れませんが、日経は違います。日経の脳味噌はエイヒレで出来ているので、「民主党が反発しそうだ」というような乾燥しか出て来ません。

そればかりか「日教組が文部大臣になるぞ」という自民党内部にしか通じない、一種の「脅し」まで紹介してあげているのですから、日経はエイヒレどころかスティングレーのように煮ても焼いても喰えないのかも知れませんが、僕は新聞紙を食べる程食い物に困っていないのでなんとも分りませんし、新聞紙を喰う程困っている人が日経などを読んで喜んでいるとも思えません。

まあ、森さんのエラいところは「文部大臣は圧力をかけて教育をオカシクする」という一般原則を述べてしまうところであったりしますが、これに便乗するのが何の取り柄もない安倍のバカ殿様ことハライタとっつぁん、

政治献金で民主輿石氏を批判=安倍元首相

 自民党の安倍晋三元首相は10日夜、都内で開かれた同党衆院議員の会合であいさつし、日教組出身の輿石東民主党参院議員会長について、一部報道を紹介する形で、「かつて、山梨県教職員組合がこの人に違法な献金を集めていた。その額はなんと3000万円だ」などと批判した。
 さらに、同党の小沢一郎代表の公設秘書が政治資金規正法違反容疑で逮捕されたことを踏まえ、「もしかしたら、そういう問題が民主党に付きまとっているのではないか」と指摘した。


2009年3月10日 時事


森さんのマネをして何が面白いのか想像もつきません。しかし彼が「安普請会」なるナゾの多い、お、恐ろしい、僕だって謎の自殺は御免だ、いやそんなことはこれっぽっちも言ってません、というような秘密結社に後援されたりしている様はまさに「白く塗りたるバカ殿の如し」ではありますが、そもそも恐怖の首狩り族「頸部切断連合」に毎年何十億ものお金を頂いて、事毎に便宜を図り、多大な犠牲も省みないという自民党の総裁だった人が言うところの「そういう問題」とは一体全体どういう「問題」なのか、これも全く想像の域を超えております。

いずれにしても選りすぐりのどこから見ても掛け値なしの真っ黒黒助、闇夜に墨汁をかけられた黒人のようなこのお二人がこんなことを公衆の前で口にしてしまうというのも、この人たちが人並みはずれた性格破綻者で知能がちょっとアレで検察もお手上げなほど善悪の判断能力がないから、というわけではありません。もしかするとそれも理由の一端であるかも知れませんが、そればかりでもないようです。

バカ殿の間抜け発言は、あるいは森さんに便乗したおっちょこちょいだったかも知れませんが、森さんの発言は、彼自身が今話題の例のアレに関わっているだけにわざとらしいまでのあざとさを感じないわけにはいきません。これこそ「政治不信」の醸成というものです。そしてこの呆れるばかりの発言にマスゴミの反応は鈍いものです。とんでもないような酷いことを言っても咎められないことが権力です。信なくば立たず、なんてことはありません。「信」なんかなくたって、立つものは立つんですから、力さえあればそれでいいんだ、愛される必要もありません。ただ単に突っ込むだけです。自民党は「不信」のただ中で「力」を誇示し、民主党は「力」なく「不信」に巻き込まれる、というのが自民党に取って唯一の方策なのです。海の向こうでは「HOPE」で勝ったのであれば、こっちでは「HOPELESS」が勝利しうるかも知れません。しかしもちろん、どちらも同じことなのかも知れませんが。


posted by 珍風 at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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