2009年05月02日

サミット奴隷 オリンピック死

提訴:「パワハラで退職」 前総料理長が「万世閣」に1000万円求め /北海道

 パワーハラスメント(地位を利用した嫌がらせ)などで自律神経失調症になり、退職を余儀なくされたとして、「洞爺湖万世閣ホテルレイクサイドテラス」(胆振管内洞爺湖町)の前総料理長、大坂祐一さん(53)=伊達市=が4月30日、経営会社「万世閣」と浜野浩二社長に慰謝料など1000万円を求め、札幌地裁へ提訴した。

 訴状によると、浜野社長は北海道洞爺湖サミットの前後(08年4〜7月)、厨房(ちゅうぼう)責任者だった大坂さんを「お前は使えない」「原価オーバーした分は自分で払え」などと追及。大坂さんは自律神経失調症と診断され、8月に退職したとしている。

 万世閣は「パワハラを行った事実はない」と話している。

 万世閣を巡っては、大坂さんを含む元調理師ら15人が3月に未払い賃金計1億3000万円の支払いを求めて札幌地裁に提訴している。【水戸健一】

2009年5月1日 毎日新聞


ホテルというところは総支配人とか総料理長の権力が強いものだとされて、オーナーが口を出す事を極端に嫌います。これはあながち悪い習慣ではなく、どうしても数字だけに目が行きがちなオーナーの専制を許しているとサービスのレベルの低下をもたらし、長期的には損害になる、というようなことがあるわけです。

もっとも最近では短期的な、というか単年度での利益を出すことに集中するのが当たり前のような考えになって来ておりまして、総支配人や総料理長とオーナーとの確執が絶えない場合があります。これは両者の利害が対立するところでして、サービスにはコストがかかりますし、料理の質の維持のためには原価率が上昇する場合もあるのですが、それはオーナーに取っては脅威です。経営が破綻した場合、オーナーはホテルを手放さざるを得なくなるかも知れません。

しかしながらサービスレベルを維持することによって、総支配人や総料理長を始めとしたスタッフは、ホテルのオーナーが変わったとしても、提供するサービスの維持のためにそのホテルで継続して勤務する事が出来る可能性があります。ホテルというのはオーナーが変わっても営業を続ける場合が多く、「会社が潰れる」ことはスタッフの雇用が失われる事を必ずしも意味しないのです。逆に金銭的利益の追求に走ってサービスレベルの低下や、あろうことか食中毒などの例を出してしまう事があるならば、総支配人や総料理長にとってはもはや他のホテルに移って同様の地位で働く事が不可能になるほどの、大きな痛手となります。

そこでオーナーとしても、料理の原価率に関しては「原価オーバーした分は自分で払え」とはいうものの、実際にその分の金額を総料理長から取り立てるとは限りません。もちろん仕入れ先にはちゃんと支払いをしないわけには行きません。そこで結局のところは「弱い」ところに目をつける事になります。それは要するに他社と平行して取引関係を結んでおらず、常に一社専従で次の取引先を探すのに大変な苦労をしなければならないうえに、不当に安い料金で取引を強いられているために会社との関係を解消された場合には直ちに喰うに困るが故に極めて柔軟にこちらの言う事を受け入れてくれそうな相手です。

洞爺湖サミットの「残業代未払い」 元料理長もホテルを提訴

 北海道洞爺湖町のホテル「洞爺湖万世閣ホテルレイクサイドテラス」の元料理長(53)が、昨年7月の北海道洞爺湖サミットで残業が増えたのに残業代が支払われなかったほか、社長からパワハラを受けてうつ病になり退職を余儀なくされたとして、ホテルを経営する万世閣(洞爺湖町)と浜野浩二社長に1000万円の損害賠償を求める訴訟を30日、札幌地裁に起こした。
 訴えによると、ホテルにはサミットの約2カ月前から、警備関係者が多数宿泊。元料理長の時間外労働はサミット開幕まで毎月150時間を超えたが、残業代は支払われなかった。また、浜野社長から「おまえなどいつ辞めてもいいんだぞ」などとののしられた。
 同ホテルをめぐっては3月、ほかの従業員らも未払い残業代の支払いを求めて札幌地裁に提訴している。

2009年4月30日 産経


労働者の賃金については、いまだにそれは究極のクッションです。どの業界でもそうなんですが、ホテル業界などでは営業時間の長さなどからとりわけ著しいものがあります。この例は厨房の方の話しですが、フロントなんか24時間営業ですから。

もっともホテルがホテルとしてのクォリティを維持し得る程のニーズがあるのかどうか、というところがそもそも疑問です。「競争」とかいうわけですが、そもそも不要なホテルがいっぱいある。国内では婚礼を含めニーズが消滅しつつありますし、外国の客も大したものではありません。「スミスフィールドインフルエンザ」の感染者が出ないのは良い事ですが、意外と日本は「生物学的に」孤立しているようです。今やエレクトリカルでサイバーでインターネットなのかも知れませんが、「生物学的な」交通がない限りホテル屋さんは商売上がったりです。

いずれにしてもお客さんが来たところで、スタッフは無休で長時間労働を強いられる事になるようです。サミットが残していったものが「残業代未払い」だったわけです。しかもそこに宿泊していたのは国民を守るはずの「警備関係者」です。おそらくSECOMの連中と、あとはオマワリさんですかね。無給労働によって調理された料理に舌鼓をうって奴隷のサービスを受けていたのは。

この分では東京にオリンピックが来るような事になれば大変な事になります。ホテルは潤うかも知れませんが、そこで働いている人たちにはびた一文回らないどころか、死ぬほど、下手すると死ぬまでこき使われるような結果になります。日本でオリンピックをやるということはそういう事なのです。サミットやオリンピックは日本の労働者を虐待します。そして虐待に耐えられなくなって暴れる人のためには自分でやったり他の人にやられたりする「首吊り」が用意されていますICOの筋肉バカ連中にとっては、それも「トレーニング」だと思ったり、「クビを鍛えた方が良い」とか思うのかも知れませんが、そういうバカは世界でも少数派であると期待されています。でも僕は親切なのでバカにも分る図解。英語はアヤシイです。

hangedcity.jpg


posted by 珍風 at 17:00| Comment(3) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
感動したっ! 素晴らしいアートワークでございます。

ところで今流行りのコラボのご提案なのですが、下のコピー部分をまず黒字で「TOKYO (赤いドクロマーク) 2016」/改行/グレーで「LOST CITY」というのはいかがでしょうか。まあ私んちに貼ってあるコピーそのまんまなんですけど。

あとドクロ風の石原さんの真赤な似顔絵でもいいかな? とにかくこのイラストは面白過ぎるので、ぜひとも津々浦々に広めねば。少なくとも「アニメの殿堂」入り決定です。
Posted by やきとりニャ at 2009年05月04日 01:53
それ、良いっすね。今日ちょっと忙しいんで後でこさえときますんで。

政府の回し者の「前ばりたかふみ」さんがトラバをくれまして、「サービスエリアのトイレ」で「なかだしふぇらちお」なんだそうですが、多分サービスエリアのトイレも混雑してるはずです。そんなことしていられる「前ばり」さんは超人的な早漏ですか。おそらく「前ばり」さんの本名は「せいじ」だと思いますけど、自民党のお先棒を担ぐのも良いのですが、現実を見た方が良いと思います。
Posted by 珍風 at 2009年05月04日 12:07
ありがとうございます。ぼちぼちお願いしますうぃっしゅ。てゆうか珍風さんに丸投げしちゃって申し訳ありせんウィッシュ。あと敵性音楽好きなミーでも「前ばりせいじ」さんはアッチ行けとか思うのですが、あれもやっぱり政権交代を阻止するため民主党内に派遣された「スパイ」なんですかね?

まあ愛国心に溺れかけてる日本の若者たちが、若気の至りで「童貞の方はこちら」をクリックして、人生の酢&甘を知っていただければ何よりでございまスウィッシュ!
Posted by やきとりニョ at 2009年05月05日 00:30
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サービスエリアでヤッてきたwwww
Excerpt: 今日のお客さんは外でやるのが好きらしくて、サービスエリアのトイレや渋滞中の車の中でなかだしふぇらちお普通にやってお礼に30マンもらったしwww → sersai.com
Weblog: 前ばりたかふみ
Tracked: 2009-05-03 23:21

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