2009年05月24日

戦争の孫たち

自民安倍氏、動き活発 “再登板”視野か

 自民党の安倍晋三元首相が安全保障政策で積極的な発言を続けるなど動きが活発だ。首相「再登板」への意欲も指摘されるが、首相として臨んだ二〇〇七年の参院選惨敗は政権運営を難しくした要因。「政権を放り投げたイメージをぬぐい去るのは、なかなか難しいだろう」(安倍内閣の閣僚経験者)と冷ややかな声も多い。
 「社民党の人に『教育基本法を改正し、防衛庁を省に昇格させ、憲法改正を掲げる安倍首相が辞めて本当によかった』と言われた。私にとってはこれ以上ない褒め言葉。今、ファイトを燃やしている」。安倍氏は二十二日の講演でも敵基地攻撃能力の保有の必要性を強調、憲法改正に取り組む姿勢を示した。
 再登板自体については「野心を持つことは自重しなければならない」と慎重な発言を繰り返すが、「保守系議員には期待する声は少なくない」(党関係者)という。
 町村信孝前官房長官が十四日の派閥総会で民主党代表選を皮肉って「自民党でも、もう一度(総裁を)やりたいという方がいらっしゃったが、そういうことはなかった」と発言した際には、思わず隣の安倍氏を見る出席者もいた。
 町村氏に他意はなかったようだが、その夜の会合では若手からは「安倍氏へのけん制か」と議論が沸騰。同席した安倍氏は黙って話を聞いていたという。
 派閥では、町村氏が会長に就任した人事を機に、町村氏と「降格」された中川秀直元幹事長との確執が深刻化。中川氏の影が薄くなるにつれて安倍氏の存在感が高まった。二十一日夜には森喜朗元首相、町村氏らと衆院選日程をめぐり意見交換。若手から「政局の行方を教えてほしい」と会合に呼ばれることも多い。

2009年5月23日 中国新聞


辞めたことを褒められて喜んでいるあたり相変わらずのバカ殿ぶりです。やはりバカは死ななきゃ治らないという古人の言に耳を傾けるべきでしょう。どうも社民党の人は伝統を重んじる気風が足りません。「辞めてよかった」のではないのです。辞めずに無理をしてもう1年やっていれば、今頃はバカ殿はこの世にはいなかったのかも知れないではないですか。

しかしどうもバカ殿は「座して死を待つ」気分にはなれなかったようです。別に立ったままで死を待っていただいても一向に構わないのですが、一般に「安全保障政策」というのは国家の「安全保障」であり具体的には国家の権力者の「防衛」に他なりませんから、それは例えばバカ殿の生死に関わることでもあるといえば言えないこともありません。

新防衛大綱自民提言案のポイント

 自民党国防部会小委員会の提言案ポイントは次の通り。
 一、専守防衛の範囲で座して死を待たない防衛政策として敵基地攻撃能力が必要。情報収集衛星や通信衛星、巡航ミサイルなどを有機的に組み合わせることで実現可能。
 一、積極的に宇宙を利用し早期警戒衛星、情報収集衛星を研究、開発。イージス艦の弾道ミサイル対処能力の強化、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の導入促進。
 一、自衛隊の位置付けの明確化、軍事裁判所設置などの早急な憲法改正が必要。
 一、自衛隊出身の首相秘書官配置など首相補佐機能を強化。
 一、武器輸出3原則を見直し。武器関連技術の輸出禁止先はテロ支援国家、国連決議対象国、紛争当事国などとする。

2009年5月24日 河北新報


そこでバカ殿の命を守るために「憲法改正」までが「必要」なんだそうです。どう考えても医者に行って薬でも貰って来た方が良いと思いますが、バカ殿はお医者様で黙殺の茹でも治らない重篤な病に罹っているようです。しかしこの病気にかかっている人は新型インフルエンザの患者よりも多く、もっともそんなに感染力が強いのかどうか知りませんが、たとえば例の酔っぱらいも病床を並べる仲間です。しかしこれは伝染するよりも「遺伝」したり「世襲」するものであるかのようです。キーワードはお祖父ちゃんだ。

しかしそのような楽観的な国際認識は、冷戦の進行の中でたちまち蹴散らされ、警察予備隊、保安隊、自衛隊が生まれ、政府の憲法解釈も、祖父鳩山一郎内閣のときまでには「九条は自衛のための戦力の保持まで禁ずるものではない」というところに落ち着いた。


「楽観的な国際認識」というのは日本国憲法前文の「人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚」「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼し」、というところや第9条の「正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求」という箇所のことで、憲法を「蹴散ら」したお祖父ちゃんの孫は鳩山由紀夫ちゃんです。

由紀夫ちゃんは憲法第9条の「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」という部分を「現行憲法のもっとも欺瞞的な部分」だといってこれを削除し、憲法に「安全保障」という章を設けて、その中に「日本国は、自らの独立と安全を確保するため、陸海空その他の組織からなる自衛軍を保持する」という条文を置くことによって「自衛隊の位置付けの明確化」を図ろうという、週明けにでも自民党の国防部会に参加しても遜色ないほどの軍国主義者です。

もっともだからといって、民主党が政権を取ると直に憲法が「改正」されるというわけでもありません。自民党の中にも過激な改憲論者もいればそうでない人もいるし、民主党も同様です。それぞれ身内に色んな都合を抱えている中で、殊に近い将来に自民党の総裁にバカ殿が返り咲く可能性はほとんどありません。なんといっても参院選大敗の「戦犯」です。あの家系はどうも運の悪い人たちなのではないか。

仮に自民党と民主党の「大連立」などという事態になったとしても、改憲が日程に上ると党は割れます。おそらく自民党も割れます。つまり自民党議席数+民主党議席数で改憲の発議、ということにはならないでしょう。事態は改憲論者が考えたがるほどたやすいものではない可能性があります。

しかしながら今になって急に自民党が人気のない「改憲」とかを言い出し、同時に世界日報あたりが「野党第一党の民主党の鳩山由紀夫代表に事態打開の指導力を期待」したりするのか。これはおそらく自民党からの民主党に対する攻撃です。それは小沢さんの場合と同様、「民主党も自民党と同じ穴のムジナじゃないか」というやり方を取るものです。どちらも同じ黒幕のウシ君とカエル君だ。

これはまあ、事実ではあるんですが、民主党を「まとまりがない」と批判するとき、それは何よりも「改憲」問題を廻る党内の不一致のことだったりするのです。すなわち民主党が政権を維持する限り「改憲」は遠のくというのもまた事実でしょう。

自民党の戦術としては「改憲」に対する民主党代表の姿勢を糾すことによって「護憲」勢力および戦争の嫌いな国民の票を民主党から引き剥がすことにあります。このような人たちは民主党につくことによって民主党を政権政党とし、その内部における改憲派を抑制して国民生活のための政策を実行させることが出来ます。民主党が政権を取るとしたらそのような部分を取り込んだからなのです。そうしない場合、現在の自公政権とその政策が継続されます。もっとも社民党とか共産党とかがもっと「左」の方から民主党を引っ張ってやる必要もあるような気もしますが。まあその辺は民主党が苦しくなって助けを求めるまで休養でもいいカモ知んない。


posted by 珍風 at 22:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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