2009年08月18日

裁断と縫製、または祭壇と法制

日章旗切り貼りし民主マーク!鳩山氏「神聖なマーク、きちんとつくるべき」

 鹿児島県霧島市で8日に開かれた民主党の衆院選立候補予定者の決起集会で、2枚の「日の丸」を切り貼りして、民主党旗として掲揚していたことが分かった。集会には小沢一郎代表代行も出席しており、「切り貼りした国旗」は民主党のホームページにも一時掲載されていた。
 麻生太郎首相が17日に行われた日本記者クラブ主催の党首討論会でこの事実を指摘し、「国旗を切り刻むとはどういうことか。信じたくない。とても悲しく許し難い行為だ」と批判した。
 民主党の鳩山由紀夫代表は「そんなけしからんことをやった人間がいるとすれば大変申し訳ない。それは国旗ではなく、われわれの神聖なマークなので、きちんと作られなければいけない話だ」と述べた。

2009年8月17日 産経ニュース


霧島市は鹿児島県4区ですから立候補するのは皆吉稲生さんじゃないんですかね。写真を見ると小沢さんの隣に座っているのは県議会議員の桐原琢磨さんです。片足義足で松葉杖をつきながら志布志事件のときに取調べの全面可視化を求めて街頭で署名活動してた人。取調べの全面可視化は民主党のマニフェストに入ってます。最高裁判所長官の竹崎さんは裁判員制度が「可視化」の突破口になるとか言ってたそうですが、実際には裁判が「地デジ化」しただけに終わったのはご存知の通り。

それにしても鹿児島の民主党もなかなか上手いことを考えたもんです。まあだいたい、民主党のマークというのは最初から「日の丸」を「切り貼り」したようなものなんですから、べつに良いようなもんですが。あのダルマさんみたいなマークは1998年に決められたもんで、デザインしたのは浅葉克己さん。民主党の説明によれば「2つの円は、「民の力」の結合の象徴を表している。また、下側の円の輪郭線ががたがたになっているのは、円がみなぎる力で動いたり、育ったりして、生命体のように成長しつつ、融合して新しい形を生み出す様子を表している。」とのことです。

どうして赤丸が「民の力」なのかよく分かりませんが、下の丸がガタガタなのは、あれはウゴウゴしているのを表しているんだそうです。僕はあのマークは「水に写る日の出」だと思っていたんですが。もっともよく考えたら「日の出」が水に写ってもああいう風には見えないはずですよね。よだれかけをした赤ん坊にも見えますが。

いずれにしても、要するに「日の丸」をモチーフにしていることに違いないと思いますので、実際に赤い丸が印刷されている布が2枚あれば、だいたい似たようなものが出来ます。応急処置としてはそれで良いと思いますが、問題はこれが応急の場合だったかということですね。なんで正式のマークがなかったのか。

実際浅葉さんも大したもんだと思うんですが、鹿児島県で作成された赤丸を2つ重ねてA∩Bにあたる部分に白い布を貼っただけの「マーク」は、ひどく間の抜けたものに見えます。やはり下のがウゴウゴしてた方が良いようです。てゆーか色も良くありません。多分、「日の丸」の赤と民主党のマークの赤は違う色です。たしか「国旗」としての「日章旗」の方は「国旗及び国歌に関する法律」により「紅色」とされていたように思いますが、写真で見るとほとんど金赤に近い色に出ています。金赤と紅色とでは、赤は赤でもまた違う色です。したがって民主党が使用した「日の丸」の旗は正式規格による「国旗」ではありません。また別の何かそれに似たものです。

しかしまあ、民主党も忙しいでしょうからマークを印刷して津々浦々に配布するのも大変だと思います。浅葉さんには申し訳ないですが、いっそのこと「切り貼りした日の丸」を正式に民主党のマークとして制定してしまったらどうか。色をウルサク指定すると値段が高くなりそうですが、ラフな「日の丸」だったらそこらの旗屋に手頃な値段で沢山売っていますからじきに手配できます。ついでに丸の重なりの部分を白くしなければならないのは面倒ですから、あそこは切り抜きで良いことにしましょう。風通しが良くてよろしい。

アホ太郎があれを「国旗」であると誤認したのは彼が漢字を読めないばかりではなく色覚に異常のある可能性を示唆しますが、もちろんそんなことで彼に内閣総理大臣たる資格がなかったというわけではありません。むしろアホ太郎は、結果として多くの人に職務に当たる門戸を開いたと言うことが出来るでしょう。字の読めない色盲で常識のないフロッピー野郎の差別主義者でも総理になれるのです。そうして門戸を広げ過ぎた結果、ついに野党の代表までが総理になろうというわけです。

日章旗は旧憲法体制とその残り滓を引きずっている自民党にとっては大切なものかもしれません。たとえ紅色が金赤でも、とにかく赤っぽい円形は独特な反応を引き起こすようです。『アンドロメダ病原体』には赤色灯の点滅に反応して発作を起こすオバサンが出て来ますが、あの人は自民党員かもしれません。もっとも、多くの人が交差点で赤丸を見て直立不動の姿勢をとっている光景は僕たちの見慣れたものです。そしてその儀式が終わると2音の繰り返しに短縮された「簡約版」の「国歌」が演奏され、人々は行進を始めるのです。

とはいえ、日章旗は自民党政権が未来永劫続くかと思われた当時に、絶望のあまり「国旗」として定められてしまったものです。たしかに永久に自民党の支配が続くのであれば、「日の丸・君が代」も仕方のないことかも知れません。僕たちは諦めて手近な人を包丁で刺していればよろしい。しかし「下々の皆さん」の気分はだいぶ変わったようです。それは別段何ら「新しい」ものではなく、自民党が見限られただけなのかも知れません。アヤシゲな新興宗教に頼り始めたのが間違いのもとかと思ったら、更にもっと「アヤシゲ」な「宗教」の類いと「共闘」し始めてしまいました。自民党は「保守」をやめて淫祠邪教の連合体になるつもりでしょう。そういうわけなので、もしかするとむしろ「自民党」を象徴するかのような「日の丸・君が代」は日本には相応しくないのかも知れません。民主党だって憲法すら簡単に「改正」しようという人たちですから、旗やなんかくらい気軽に「改正」しても良さそうなものです。


posted by 珍風 at 11:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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