2009年09月06日

日本極道稲川州山口州松葉州

やっぱり千葉は千葉、そら出た、と思っている人も多いと思いますが、もちろんこういうことはあなたの街でも起こらないわけではありません。

千葉市議長逮捕、暴力団「街守ってくれる」

 千葉市議会議長が暴力団員の名刺を示し現金を要求した疑いが持たれていた問題で、千葉県警は3日、同市議長の小梛(おなぎ)輝信容疑者(66)(同市稲毛区小仲台)を恐喝未遂の疑いで逮捕した。

 発表によると、小梛容疑者は同市稲毛区にテナントビルが建設されていることを知り、施主とコンサルティング契約をしている市内の不動産会社社長(54)に対し、4月29日、同区内の後援会事務所で、背後に暴力団組織があるように伝えて暗に金を要求した疑い。調べに対し、小梛容疑者は「私から脅したり、要求したりしたことはない」と容疑を否認しているという。
 県警捜査4課によると、小梛容疑者は暴力団の組織名、個人名を挙げて、「自分は暴力団に影響力がある」などと言って脅したという。社長はこの翌日、千葉西署に相談し、同署は6月4日、被害届を受理した。
 また、小梛容疑者が稲毛区内のマンション建設工事を進める別のゼネコンにも、親族企業や地元企業との業務契約などを要求していたことがわかった。
 同社の関係者によると、マンション工事担当者が2007年9月以降、小梛容疑者の事務所に再三呼び出され、自らの親族が経営する建設会社を通して資材を納入することや、工事の警備業務に地元業者を使うことを要求されたという。担当者が要求を断ると、小梛容疑者から「暴力団に工事の邪魔をさせるぞ。俺が金であいつらを抑えているんだ」などと脅されたという。
 同市では4月、前市長の鶴岡啓一被告(69)が収賄容疑で逮捕、起訴されている。
          ◇
 小梛容疑者は7月10日、読売新聞の取材に応じ、暴力団との関係を認めた。一問一答は次の通り。
 ――ビル建設工事の関係で不動産会社が脅されたとの話があるが
 「不動産屋が俺の所に来たから、『小仲台はうるさい街なんだよ。ここには自治会の会員に暴力団がいるんだ』(と言った)。それで、たまたま机の上に名刺が置いてあったから、『こういうのもいるから、あんた(工事を)やめなよ』と言った」
 ――金を要求したのか
 「うちの自治会では、(工事業者と)協定書結ぶことになっているが、あそこは言うことを聞かない。それで不動産屋が来て100万円で俺を口説こうとした。それで『ふざけるな』と言った。俺だったら20億、30億円もらうっていうんだ」
 ――暴力団との関係は
 「子どもの頃から『お兄ちゃん』なんて言ってた。稲毛の街を守ってくれている。暴走族なんかが夜中うるさいと、若い衆が出てきて抑えてくれる。だからやくざもんというより、みんな自治会なんだ」

2009年9月4日 読売新聞


まず、稲毛には未だに「暴走族」なんてものがいるようです。千葉とか茨城とかにはそういった伝統文化がヤングの生活に密着しているようです。「暴走族」はその本来のあり方からして他の村に入り込んで大きな音を立てたりするので、そういうときには「地域」の「お兄ちゃん」が「抑えてくれる」ことになっているんだそうで、そうするってえと「暴走族」はどっか他所に行ってウルサクするわけだ。

他所には他所でヤクザもんがいるはずなんですが、そういうところの「お兄ちゃん」たちは何をしているのかよくわかりません。もっとも「暴走族」は「暴力団」の入門編みたいなもんですから、たぶん「若手を育てて」いるんでしょう。考えるに稲毛の「お兄ちゃん」は「暴走族」に対して指導的な立場にあるようです。稲毛地域を除く千葉市のみなさんは、夜中に「暴走族」がうるさかったら、それは稲毛の「お兄ちゃん」のせいです。

小梛さんは子どもの頃から「お兄ちゃん」と言って「暴力団」に親しんでいたそうですが、現在でもそういう人の名刺が「たまたま」机の上に置いてあったりするようです。もらった名刺は机の上に放置したりしないできちんと整理したいものです。特に次の来客がある場合には、双方に対して失礼に当たるところ、礼儀作法にうるさい人たちに怒られるのではないでしょうか。

もっとも、当該建設計画について特に地元住民からの反対や工事をめぐるトラブルなどはなかったという話しもありますから、「稲毛の街を守ってくれている」かどうかはきわめてアヤシイもんです。工事は3月から始まっていたようですが、小梛さんがこれに目を付けて4月に恐喝未遂、脅かされた社長が警察に駆け込んじゃったので5月には今度は市の担当者を怒鳴りつけて業者に「行政指導」することを要求する一方、小梛さんの秘書が自治会長を訪問して協力を要請、自治会長は6月に市に対して業者による説明会を開催する要望書を提出しています。

どうもこれは最初から小梛さんが一人で大活躍をしているようで、実に大変な働き者と言うか何というか、地元の『稲毛新聞』によると「熱血議員」なんだそうで

今月の人 議会に毎日出勤して頑張っています 第68代千葉市議会議長に就任した
自民党 おなぎ輝信さん(65歳)  

平成7年に稲毛区から市議会議員になってから14年、連続4期当選した小梛輝信さんはこのたび第70代目の市議会議長に就任された。
熱血議員として知られ、歯に衣を着せずズバズバいう性格で、役人に恐れられ市民には頼もしい議員として知られている先生だ。
もともと両親は千葉県松尾町の出身。父は庄屋の10人兄弟の一番末っ子で、大手建設会社で満州鉄道に関わり戦後は千葉県庁に勤めた。
土木建設に才能があり、県庁退職後は稲毛区小仲台で「(株)小梛組」を立ち上げ、主に旧国鉄や東電などの公共事業を手がけ、一時は500人以上も従業員がいた。
(株)小梛組は兄の泰三郎さんが後を継いだが、輝信さんは東海大学に進学、土木の橋梁関係を専攻した。事業に才覚があり、学生時代から会社を3つも立ち上げ事業を展開した。その実力を故・花沢三郎元県議に認められ、平成7年に市議会議員に立候補を薦められ見事初当選した。
 「花沢先生は私を育ててくれた偉大な恩人です。なんだかんだ言われても義理堅く、人情味がある先生だった。私は議長に就任して真っ先に、花沢先生の墓参をして感謝の報告をしてきました」と語る。
稲毛駅前の整備は他の議員より真剣に取り組んだ。そのおかげで、今では大変賑わいのある街になった。ある地元町内会役員は「おなぎ先生はよく話を聞いて実行に移してくれる頼もしい先生」と話す。
このたび市議会議長に就任された感想を聞くと…。
 「議長とはこんなに忙しいとは思わなかった。とにかく毎日議会に出勤しなければならない。議会事務局でスケージュールを全部つくってあり、自分勝手な行動はできず、籠の鳥みたいなものです。議長は中立公平でなくてはならない。若い市長が誕生したが、党派を超えて市長を支え、先輩としていろいろアドバイスもしなければならないと思う。千葉市は大きな赤字を抱えているが、職員や議員の報酬を削減する前に、税収を上げるような政策を推進すべきだ」と語ってくれた。

2009年8月 稲毛新聞


6月に議長になるまでは盛んに「自分勝手な行動」を恣にしていたようです。「若い市長」に対する「アドバイス」については、市長の熊谷さん自身が思い出を語っておられるところであり、かつて熊谷さんが市の入札制度をめぐる質問をしたら、「こういう質問をする時は暴力団との関係を調べないといけないよ」などという有り難い御言葉を頂戴したとのこと。なるほど自治会とは無関係に「反対運動」を展開して平気で「20億、30億円」をふっかけるんですから「暴力団との関係」は大切です。

「地方分権」を主張する人も、そういうことを言う時は暴力団との関係を調べないといけません。地元の「お兄ちゃん」たちもお祭りとか覚醒剤や売春に携わっているだけではなく、このように「土木建築に才能が」あったりして政治に大きな影響力がある、てゆーか土木工事を支配する者が政治を支配するんで、こういう「地方」では「地域主権」は「ヤクザ支配」に他ならない、なんてことにもなりかねないようです。もっとも地元の「お兄ちゃん」だって今では広域化する巨大組織の末端です。「地方自治」とは逆行するかのような広域「道州制」が議論される背景にはヤクザの広域化があると思われるだけに、「暴力団との関係」を強調する小梛さんの言葉は今でも珠玉の輝きを放って止みません。


posted by 珍風 at 10:12| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも千葉県を採り上げてくださり、まことにありがとうございます。稲毛新聞なるケッタイな新聞の存在を初めて知りました。トップページに「田母神講演会のお知らせ」を載せているわりに、地元市議長逮捕の重要ニュースはどこにも見当たらない。自称15万部発行とのことですが、主な読者層の暴力団や土建屋が読まずに捨てる程度の紙クズなのでしょうね。市議長なんて小物じゃなくて、早いところ県知事を逮捕して欲しいものでございます。
Posted by やきとり at 2009年09月06日 11:59
『稲毛新聞』は随分昔にサマージャンボ宝くじの5千万円当選券が宝くじ売り場でどっかに行っちゃったという事件の報道で名を馳せたフリーペーパー、てゆーか広告紙ですよ、稲毛近辺の会社とかお店の。佐藤さんちで出してるんです。最新号の目玉は極めて小規模な「交通冤罪」!田母神さんは社長の趣味ですな。この新聞社は地元も地元の小仲台にありますから、事情をよく知っている、てゆーか渦中にある、とかそういうもんではないかという疑いがあるわけで、それだけに今回の事件に対する報道姿勢が注目を集めています。問題の次号は10月上旬の発行だ。刮目して待て。

有限会社 稲毛新聞社
役  員 代表取締役 佐藤 正成
   専務取締役 佐藤 節子
本  社 〒263-0043
千葉市稲毛区小仲台2-5-2-1001(大越ビル)
電 話 043-256-4414(代)
FAX 043-256-4494
ホームページ http://www.chiba-shinbun.co.jp/
Eメール info@chiba-shinbun.co.jp

URLを見ると往年の地方紙『千葉新聞』を名乗ってますが、実はほんの数年前まで社名を「株式会社千葉新聞社」といっていて、千葉市の街中に「支局」を置いたり、年間購読料3000円とはいえ有料化していたりして、いっぱしの「新聞社」に明日はなろうとか思ってたみたいですな。極右で自民党べったべたの報道姿勢はどっかの大手と比べても遜色ないんですから、頑張ればよかったのに、まわりに字の読める人が少なかったらしい。
Posted by 珍風 at 2009年09月07日 10:10
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