2009年12月08日

公開とろりんちょ

「シンポジウム」とはギリシアの「シンポシオン」であり、その意味は「飲み会」のことです。そこでは酔っぱらいのタワゴトが大真面目に語り合われ、そして明日になったら誰も何も覚えていません。誰が何を言って自分がどう答えたのか、そしていつ終わってどう帰ってきたのか、全く分らないのですが、確かに言えることは頭がガンガンするんだ。

普天間移設の早期決着を=石破、アーミテージ氏らが議論−日米関係シンポジウム

 日米関係をテーマとするシンポジウムが8日、都内で開催され、自民党の石破茂政調会長、アーミテージ元米国務副長官らが出席した。席上、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題の早期決着を求める意見が相次いだ。
 アーミテージ氏は普天間問題の決着が遅れた場合「日米合意が白紙に戻ってしまうのではないか。日米同盟、普天間問題が白紙になる」と懸念を表明。石破氏も、移設先を抱える同県名護市の来年1月の市長選に触れ、「安全保障を地域の選挙に委ねることは政府の責任放棄だ」と同市長選を待たずに鳩山由紀夫首相が現行計画を容認するよう早期決断を求めた。
 司会を務めたグリーン元米国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長も「普天間基地を今後20年、30年このままにしておくのは残念だし、危険だ」と指摘した。
 一方、長島昭久防衛政務官は石破、アーミテージ両氏の意見について「非常に共通するところが大きい」とした上で、「日本の都合で海兵隊がどこ行け、あっち行けと本当に言えるかどうか」と疑問を呈した。

2009年12月8日 時事


各社が喜んで報道している「シンポジウム」ですが、これがただのシンポジウムではないわけで、まず酒が出ない。ふざけるにもほどがありますが、これは「オバマ政権のアジア政策と新時代の日米関係」と題して日本経済新聞社と米戦略国際問題研究所が共催したものです。

「米戦略国際問題研究所」ことCenter for Strategic and International Studiesは、日本の再軍備に尽力したことで勲一等旭日大綬章を授与されたアーレイ・パークさんが設立したシンクタンクです。もともとはどっかの大学に付属していたようですが、今では民間の会社ですから縁故入社のようなこともあるようで、小泉進次郎君という、現在海上自衛隊見学ツアーのガイドを務めている青年が一時在籍したことでも知られております。

「strategy」というのはみんなよく使う言葉ですが、難しい言葉であります。まあ、大きな目的のための方策みたいな意味でしょう。その目的のために個々の場面でどうしたら良いのかが戦術ということになるかと思います。反対に目的そのものはある原則から導かれるはずですから、「戦略」というものはその中間にあることになります。つまり原則に導かれる諸行為の階梯の真ん中へんです。

「目的」なしに「戦略」はありませんから、「戦略」を「研究」している人たちは、どにかくどっか外部から「目的」を受け取ってくることから始めなければなりません。また逆に、「戦略」の「研究」は「目的」に資するためにやっているのですから、その「研究」をしている人たちが何をやっているかを見ると「目的」が分ることになります。

実際に、この「シンポジウム」そのものが戦略的な行動のひとつです。誰が出席したかなどということはほとんど問題になりません。相応しい人物が出席するだけのことです。そして彼等は目的に沿った発言をすれば良いのですし、するからそこにいるのです。つまり「現行案に基づいて早期に解決すべきだ」とかなんとか言うわけです。言うことになっているのであって、民主党だろうが防衛政務官だろうがアーミテージだろうが石破だろうが同じことです。もしそういうことを言わないのであれば最初から呼んできません。

したがってこの「シンポジウム」は、実際には開催してもしなくても同じことです。もちろん日経ホールにとっては意味があります。ホールにニセの予約を入れてもポイントが貯まるかどうかは不明ですが、キャンセルされたりノーショーだったりするよりは、ムダでも良いから開催することが望ましいでしょう。お客さんも来ちゃうわけだし。

このようにしてお互いに気持ちよく義務を果たすことが大切です。しかし考えてみればそんなことは当たり前のことで、世の中は概ねそういう風にして動いているのです。何も特別なことはありません。みんながそれぞれ善良な市民であったというだけの話しです。僕だって今日も時間通りに会社に行ったんですが、誰も褒めてもくれませんし驚かれることもありません。

そこで報道価値とは何か、ということを改めて考えてみなければなりません。実はこの「シンポジウムを」報道させることに価値があったのです。誰もこんな「シンポジウム」が実際に行なわれたとは思わないでしょう。実際には記事が配信されただけなのです。それでも日経ホールにはホール使用料が入ることには変わりありません。とりあえず人を並べて写真を撮るだけでも、実際にシンポジウムを開くのとほとんど変わらないくらいの時間がかかるものなのです。


posted by 珍風 at 23:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
えー、その昔「青春チ○○ジウム」なるタイトルの漫画があったのを思い出しましたが、内容は全く覚えておりません。アーミテージ氏の頭が○ン○に見えなくもないのは全く無関係な話ですが、同席していた(のにも関わらず殆ど映像が流れなかった)イシバ氏の存在と、嬉々としてアーミテージ氏の発言を垂れ流したマスメディアの関係者が○○ポを街中で放り出して歩くが如く恥ずかしい存在であることは確かだと思われます。ただ当事者の方々がそれに気付いておられないのは間違いない様で、これは犯罪行為を自覚出来ていないと言うことになり刑事罰を問えない状態だと思われますので、即刻適当なる医療施設なりに入っていただきじっくり治癒してもらいたいものだと思っている今日この頃です
Posted by ika at 2009年12月10日 14:48
そういえば僕は『青春千ンポジュウム』という漫画が世の中にあるって話しは聞いてはいたんですが、読んだことがありません。よくよく調べてみると原作はなんと小池一夫先生だというではありませんか。それじゃあ成る程「○○ポを街中で放り出して歩く」ような漫画であったとしても不思議はありません。小池一夫先生ですから、とりあえず出すことは間違いないでしょう。まずとにかく出す。話しはそれからだ。

それにしてもアーミテージさんもこんなところでそんなものを丸出しにして、困ったもんですが、こんな鬼畜の巣窟みたいなところに「ウタマロ」とかおだてられてノコノコ出掛けていって貧弱なイチモツを晒しにいった馬鹿な非国民が2人もいるのには呆れたものです。おそらくカマでも掘られて、三回転して四つん這いになって「わん!」と吠えたんでしょう。入れたままで。
Posted by 珍風痔膿む at 2009年12月11日 20:04
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