2010年02月12日

狂った疑惑人形

「自発的離党」を演出=小沢氏への波及警戒−民主

 政治資金規正法違反罪で起訴された石川知裕衆院議員が11日、民主党に離党届を提出した。石川議員が「自発的判断」でけじめを付けた形だが、その裏には、小沢一郎幹事長に責任論が及ぶのを避けたいとの執行部の思惑も見て取れる。
 「本人がそういう決断をしたことを素直に受け止めればいい」。離党届を受け取った小沢氏は、党本部で記者団にこう語った。「本人の決断」「本人自身のけじめ」…。小沢氏は何度も「本人」という言葉を繰り返し、石川議員の判断にはかかわっていないと強調した。
 民主党は、2005年に弁護士法違反容疑で逮捕された西村真悟氏を除籍(除名)処分とし、古賀潤一郎氏が04年に学歴詐称を指摘された際も離党を認めず除籍処分にするなど、所属議員の不祥事に厳しく対処してきた。だが、今回は党としての処分はせず、石川議員本人の判断を尊重する形を取った。
 しかし、長年秘書として小沢氏に仕えた石川議員が、小沢氏らと相談せずに身の処し方を決めたとみる向きは少ない。石川議員が自ら下した判断を執行部が受け入れた形式にこだわったのは、「そうしないと、小沢氏の責任はどうするんだという話になってしまう」(党幹部)との懸念があったためだ。
 石川議員は当初、離党届の提出は12日以降とする考えだった。だが、党内では「離党では区切りにならない。議員辞職が必要だ」(中堅)との声が広がりつつあった。提出のタイミングを休日の11日に前倒ししたのは、こうした不満の拡大を防ぐ狙いもあったとみられる。

2010年2月11日 時事


時事通信社らしい「ダーティ」な解説記事です。ダーティ・時事としてはまるで嫌がる石川さんを強引にクビにした上でそれを本人の意志だと言い張る、というまるで検察のようなことが行なわれたかの如く書いているわけですが、実はコッソリと「(中堅)」とやらの口をかりて石川さんの「議員辞職」を主張したいらしい。

もっとも、起訴されたくらいでは何ら悪事をなしたという事にはなりませんから、議員を辞職しなければならない理由はありません。もっとも、起訴する以上は検察には有罪の見込みがあるものと思います。そう願いたいものです。まあ大体、普通はそうです。佐久間さんに限ってその辺は怪しいもんだという話しもありますが。しかしそれは飽くまで検察としての見込みですから、他の人はそれにつき合う必要はありません。

しかしながらダーティ・時事さんはどうしてもこれに同調したいようで

野党、首相の政治責任追及へ=衆院予算委で集中審議

 衆院予算委員会は12日午前、鳩山由紀夫首相や主要閣僚が出席して「鳩山内閣の政治姿勢」に関する集中審議を行う。自民党など野党側は、首相の偽装献金事件や小沢一郎民主党幹事長に関する政治資金規正法違反事件などを取り上げ、首相らの「政治責任」を追及。また、起訴された石川知裕衆院議員の辞職勧告決議案を本会議で早急に採決するよう要求する。
 予算委ではまず、民主党の伴野豊氏、国民新党の下地幹郎政調会長が質問。続いて、自民党の与謝野馨元財務相、後藤田正純氏らが「政治とカネ」の問題で、首相らの見解をただす。

2010年2月12日 ダーティ・時事


という、自民党などが辞職勧告決議案の採択を求める予定であるかのような記事を配信していたのですが、後で全く別の記事に差し替えてしまったようです。

とはいうものの「辞職勧告決議案」が採択される可能性はなく、検察の仕掛けも一段落してどうも思わしい結果を出せなかったことがはっきりしたところですから、「政治責任」とかを云々するのは時間の無駄ではないかと思う人もいるかも知れません。

ところがその「時間の無駄」というものが実に「無駄」ではないところに妙味が存在します。実は小沢さんのイメージが「ダーティ」だといっても、そんな事は昔からあまり変わっていません。小沢さんが「クリーン」だったのが何時の事だったのか、思い出せる人なんかいないでしょう。一連のプロセスの狙いはその過程そのものであり、そこで費やされる「時間」こそが獲得されるべき目的だったのです。

その目標とするところは政府の政策実現の阻止であろうと考えられますが、このような状況に対して連立政権内部では当然の事ですが、助け合いの精神を発揮しているところであります。

夫婦別姓「賛成あり得ぬ」=国民新・亀井代表

 国民新党の亀井静香代表(金融・郵政改革担当相)は11日、福井市で開かれた党支部の会合で、政府が今国会への提出を目指している選択的夫婦別姓制度を導入するための民法改正案について、「社民党の福島(瑞穂党首)さんから『賛成して』とせがまれているが、どんなに口説かれても賛成することはない。国民新党が連立を組んでいる限り、絶対に成立しない」と強調した。
 その理由について、亀井氏は「日本の殺人事件の半分以上は夫婦、兄弟、親子の殺しだ。(夫婦別姓を導入すれば)さらに家族がばらばらになる」と語った。

2010年2月11日 ダー時事


とはいえ「喧嘩する程仲がいい」と申します。殺し合うんならもっと仲が良いに違いない。問題の生じた関係を解消することが困難であり、しかもその「問題」が「関係」の構造に起因している場合は悲劇的な結末に至ることが予想されます。そこでもし仮に「家族がばらばらになる」のであれば、「日本の殺人事件の半分以上」が発生しなくて済むようになります。

実際には「家族」の「結束」は外部に対する拒否の裏返しであり、これは外部との人的交流にさいして問題を引き起こします。すなわち「嫁いびり」に代表されるような外部から来た人への攻撃、逆に姑イジメもあるようですが、そのような葛藤のうちでも殊に相手が年少の者である場合、いわゆる「継子イジメ」においては、しばしば悲惨な事例が存在するものです。

もっとも問題は、「選択的夫婦別姓」くらいのことで本当に「家族がばらばらにな」ってくれるものであるかどうかという点で、あまり過剰な期待は禁物でしょう。苗字が変わったくらいでどうなるというのか。「家族」といっても元々は苗字の違う人同士だったのであり、また再び違う苗字になったりするわけで、生活を共にしたりすることから生じる問題は名前の半分がどうなったところで簡単に解決するものでもないでしょう。

もっとも、ダー時事としては、このような静香ちゃんの発言によって連立政権が「ばらばら」であることを「強調」したいのかも知れません。しかしながら「家族」というのは例えば静香ちゃんと瑞穂ちゃんが結婚するようなものであることを知っている既婚者としては、あまりそういう風には見えなかったりします。

男女の関係も昔とは様変わりしております。昔は男の人が女の人を口説いたようですが、今では女性の方が積極的です。連立政権内でも瑞穂さんが亀井のオッチャンに口説いたりせがんだりしているようです。つまり現状はそういう段階にあるということであり、これに対し亀井さんはツレナクしているというわけです。ちなみに「どんなに口説かれても賛成することはない」というのは口説かれ上手な女の人はよくこういう言い方をしますから、こんなのを真に受けてるといつまでたっても童貞です。

民法改正に対する反対には理由がない、ということも大事ですが、亀ちゃんなんかがこれに関して反対の立場からでも言及する事によって、それが進行中の政治日程である事を示す事になります。国民の期待は政策にかかっており、清廉潔白な人物像にかかっているのではありません。

そこで民主党としては、諸政策の実現にむかってアクションを起こすタイミングが重要になって来ますが、あまり早すぎるのは考えものであったりします。例えば安倍政権では現行の教育基本法を参議院議員選挙の7カ月前に成立させましたが、大敗を喫しています。これはそれまでの間に政権の無策無能ぶりが他の分野で顕著であったからですが、仮に法の成立時期が選挙に接近していれば、内容の如何に関わらず何かを為し遂げたように見えたりする効果があるのですから、選挙の結果に影響していた可能性があります。

というワケで今のところ自民党の軽挙妄動は政権にとって何のダメージにもなりそうもないのは、梅が咲いたというのにお寒い話ではあります。現状では民法改正には静香ちゃん、取調べの可視化には蛤一家がガードを張っていますが、選挙対策上の必要性に応じて小沢さんがこれらを解除してしまう可能性もあるでしょう。政治家さんが国民の方を向く機会は選挙しかありませんから、「選挙の小沢」ってな、別に間違っちゃいないんですよ。もっとも、対抗する自民党も頑張ってもらわないと、去年みたいな南天のど飴式のストーカーまがいのボンボン戦術しかできないんじゃ、政府が国民のためになる政策を実行する圧力にはならなくってよ。


posted by 珍風 at 14:09| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
全てのマスコミが「○○さんは素晴らしい。彼こそ日本を変える政治家だ」なんて言い出したらそっちの方がコワイってのはコイズミさんの時に良く解ったわけですが、それにしても擁護するのが週刊朝日と日刊ゲンダイだけってのも困ったもんです。
そいやウチの何とかって府知事もマスコミ挙げて持ち上げておられますが、手法がコイズミさんとそっくりなのにコロッと騙される大衆はチョロイチョロイ。てなもんで。まぁ、まだコイズミさんに騙されたことに気付いていないシアワセな方もおられる様ですが。
Posted by ika@オレオレハシゲ詐欺 at 2010年02月12日 16:15
そいや口からでまかせのお調子者でテキトーこいてどっかの半島の知事におさまった元河原乞食はおとなしくしているかと思いきや、受験詐欺師の和田秀樹なんかと一緒になって仲好く「道徳」を説いているのはいかにもお似合いの図ですな。

それはともかく、マスゴミは参院選に向けて「へんなの党」とかいう六本木バカ息子のバカ親さんちの居候に票を誘導する陰謀がじわり進行中。川田さんは完全に騙されたね。「応援する会」が絶縁して情報網を失ったせいで何も見えなくなってんでしょうけど、「家族がばらばら」は他人事じゃないって。
Posted by 完全無所属珍風の向くまま右左結局下 at 2010年02月12日 17:49
えー、一部ネットでヨシミさんとシンキローさんの政治失禁団体の住所と事務担当者が一緒だってことで偽装離婚だの清和会別働隊だの書かれておるようですが、まぁ後ろには全国版稲毛新聞みたいな大新聞の社主だか何だかが居るんでしょう。そんなこんなでヨシミ絶賛翼賛中。
龍平さんは何ですかね。当選直後のタナカヤスオさんのブログで片鱗を暴露されてたんで、まぁそんなもんじゃろうと。
Posted by ika@騙されるアンタが悪いのよ。みーんな自己責任だからね、ウフ♪ at 2010年02月13日 10:36
やっぱりCIAですかね。旧自民党はプラナリアみたいに「ばらばら」にぶった切られて、それぞれ再生して今の自民党とか国民新党とかみんなの党とか民主党になった、とか。

ただ、民主党は「感染」していて他の個体とは別の遺伝子セットを持っているようなので、生き残っちゃうかも知れん。問題はどのように生き残るかだね。ヒトはプラナリアと違って結婚とか離婚とかするからさ、大変なんですよ。
Posted by 珍風/珍風/珍風/珍風/珍風/珍風 at 2010年02月13日 21:03
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