2010年03月13日

世界のあるある探検隊

そういえば「レギュラー」ってコンビはどうしたんでしょうか。もともとあまり面白くもなかったのですが、容貌に自信のない中年男には慰めとなるような要素がなきにしもあらずだったんですが。昨年くらいまではそれでも「話題」にはなっていたようでして、


お笑いコンビ・レギュラーの西川晃啓 バイトしてる


 8月9日に放送された関西テレビのバラエティー番組『マルコポロリ』にて、司会の東野幸治が「あるある探検隊」でブレイクしたお笑いコンビ・レギュラーの近況を明かした。
 
 東野によると、現在レギュラーの2人は芸人としての仕事が激減し、かなりの生活苦に陥っているとのこと。ついにはツッコミ担当の西川晃啓(30)が、エアコン取り付けのアルバイトを始めたというのだ。

「あるある探検隊」で人気者となったのが05年頃。06年度下半期のNHK連続テレビ小説『芋たこなんきん』には2人揃って出演もしていた。それからたったの2年程度でバイト生活を強いられるようになってしまうとは、まさに浮き沈みの激しいお笑い界の厳しさを象徴するようなエピソードだ。

 また西川は自身のブログにて、7年間続けていたトレードマークの角刈りをやめて、新たに髪の毛を伸ばし始めていることも報告している。

2009年8月23日 アメーバニュース


アメリカ国務省も「レギュラー」の去就については注目しているようです。

米国務省、2009年版「世界の人権報告書」発表 日本について「政治とカネ」に触れる


アメリカの国務省は11日、2009年版の「世界の人権報告書」を発表した。この中で、日本について、「『政治とカネ』の問題が恒常的に報道されている」として、鳩山首相と民主党の小沢幹事長に言及する異例の報告となった。

この報告書は、世界194カ国の人権状況を分析するもので、アメリカの国務省が毎年発表している。
11日に発表された報告書は、中国について、インターネット検索大手「グーグル」への検閲問題に関連し、政府によるサイトの削除など言論の自由が規制されていると指摘している。

一方、日本については、「政治とカネ」の問題に触れ、「鳩山首相や小沢幹事長を含め、政治家の資金や会計の不正が恒常的に報じられている」と紹介した。
鳩山首相と小沢幹事長の名前を挙げ、本人の立件は見送られたと説明している。

2010年3月12日 FNN


だいたいこの、「世界のハイボール」というのは極めて政治性の高いものですが、それにしても日本の分だけでも「日本は「127.7ミリオン」の人口を擁する議会制民主主義である」というところから始まって相当に長いしろもので、どのくらい長いかというと
http://www.state.gov/g/drl/rls/hrrpt/2009/eap/135993.htm
このくらいあって、しかも全部英語なので手に負えません。

まあ、色々のことが書いてあって、日本の「人権」に関しては書くことが沢山あるようなので仕方ありませんが、和歌山の刑務所での「拷問及びその他の残虐な被人道的あるいは品位を傷つける処遇」による殺害とか、死刑囚のヒドい処遇とか、そのせいで死刑囚のアタマがおかしくなってるとか、自衛隊ではイジメやセクハラが横行しているとか、被疑者取調べの実態、足利事件についても、これが「複数の」死刑事件に関わるものであることがわりと無遠慮に指摘されていますし、歴史教科書の問題とか、国歌斉唱を拒否したために懲戒処分となった教師が2003年以来約400人もいるとか、関西方面で続く謎の教会破壊事件も宗教的自由の文脈で紹介されていますし、まあ後は各自読んでもらうとして、問題の箇所は「Section 4 Official Corruption and Government Transparency」のところに出て来ます。「公の腐敗と政府の透明性」ってんですかね。その中で

There were regular media report of financial and accounting irregularities involving politicians and government officials, including Prime Minister Yukio Hatoyama and Democratic Party of Japan Secretary General Ichiro Ozawa (both cases ended up with no indictments against the two officials but several of their aides were indicted).


このセンテンスだけなんですが、要旨は「内閣総理大臣鳩山由紀夫と日本の民主党の幹事長小沢一郎を含む政治家や公務員が関係する財政的および会計上のイレギュラリティの報道がレギュラーに存在した(両ケースは2人の職員に対する告発がおこなわれることなく終結したが、彼等の複数の助手が告発された)」というようなところでしょう。

こんなところに「レギュラー」が「イレギュラリティ」も一緒に、出てくるんですが、報告書ではその背景として政治家と官僚と財界との緊密な関係の存在とそれに関わる「エンタテイメント産業」が、独立系学識経験者の意見として指摘されていたりもします。

で、この「regular」ですが、FNNでは「恒常的に」と解釈しているわけです。しかしまあ、「恒常的な」であれば「constant」くらいなものでしょう。「レギュラー」の運命を見ればわかるように、「regular」はあまり「恒常的」って意味はないようです。本来は「規則的な」とか「正規の」ですが、この場合は「通例の」とか「いつもの」とか「あいかわらず」という意味でしょう。

この場合、何に比較して「あいかわらず」であるかということが意識されているわけですが、それは当然、民主党の前の政権の時と比較して「あいかわらず」だと言っているわけです。アメリカは、その手の問題は政党を超えた日本の政治の体質的な問題だ、くらいに考えているフシがあります。

「その手の問題」とは、FNNによると「政治とカネ」なんですが、英語では「financial and accounting irregularities」というらしい。この「irregularities」を、FNNでは「不正」と、やや強意に解釈しているところですが、これは意味が広くて「不規則」「変則」「不揃い」なリンゴから「反則」「不法」までを表す言葉です。これはレギュラーな規準に当てはまっていないことですから、「ミス」とか「形式犯」も含むことが出来ますが、必ずしも「故意」を必要とせず、その意味では「不正」よりも弱くなります。

英語では「no indictments」で「ended up」しちゃったはずのものが「見送られた」と未練たらたらの表現になっているあたりも味わい深いものですが、これは明確な間違い。「irregularities」の解釈では意味が歪曲されており、「regular」の解釈ではさらに著しい歪曲がなされていると言えますので気をつけましょう。

こういうのが試験に出ます。多分。フジテレビの。単語の辞書的な意味を記憶しているだけでは話になりません。アメリカ英語については特に慎重な取扱が求められます。特定の政治的信条に基づいた恣意的な解釈が出来なければなりませんし、膨大な文書の中から好都合な箇所を見つけ出して来る能力も必要です。わけても、日本ではまだまだ様々な人権上の問題が「regular」に存在することが書いてあることを「読めない」ような、自民党やみんなの党にも例えられる如き一種の認知障害が資質として求められるってことも、あるある探検隊。


posted by 珍風 at 09:00| Comment(2) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
どぉせ属国にするんなら全てのニホンジンがネィティブ並に英語を使える様にして欲しかったもんだ。そんなハナシも戦後スグにはあった様だが。サルどもにそんな能力与えて知られちゃマズイことまで解る様になっちゃマズイぜ。てな飼い主とポチの陰謀だか陰毛だかがあったか。なんて疑いだすとキリが無いがカネも無い。
Posted by ika@能力皆無 at 2010年03月15日 11:24
日本語でも事情は変わらなかったりしますが。ちなみに「犬猿の仲」は英語では「like cat and dog」になりますニャン。
Posted by 珍風ニャン at 2010年03月16日 16:55
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Tracked: 2010-03-13 11:03
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