2010年04月22日

ノスフェラトゥの吸血ボート

ここが最後の寄港地のようです。禿ネズミが逃げ出しました。

これは悪口ではありません。禿ネズミは『スポーツ報知』に「舛添要一の永田町奮戦ルポ」というコラム、てゆーか自分で書くんじゃなくて記者との問答形式ですが、そういう連載を持っていて、3月5日には「沈没する船から脱出する準備をしないと」として、自らネズミに例えています。もっともこの禿ネズミ、生意気にもボートで逃げ出すつもりだったようですが。

そんな縁もありますから、『スポーツ報知』の報道は好意的であらざるを得ません。

舛添氏、急転!新党旗揚げへ


 執行部批判を続けていた自民党・舛添要一前厚労相(61)が21日、川崎市で行われた講演会の後、新党結成を宣言した。早ければ23日にも「舛添新党」を旗揚げする。各社の世論調査で「首相にふさわしい政治家」のトップに挙げられる舛添氏の決断は、今夏の参院選に向けた永田町の勢力図に大きな波紋を及ぼすことになりそうだ。

 不発かと思われた「舛添新党」が、やっとさく裂した。

 舛添氏は川崎市で行われた講演会終了後、記者団の取材に応じた。「党首は舛添さんで?」と問われると、即座に「当然、私が党首になるから『舛添新党』という話なのだと思います」ときっぱり。調整や手続きが残るため、13回も「正式に決まれば」と繰り返したが、週内にも離党届を提出し、早ければ23日にも「舛添新党」を正式に誕生させる。

 注目のメンバーについては明言を避けたが、関係者によると自民党と国会会派を組む改革クラブの渡辺秀央代表(75)、同幹事長の荒井広幸(51)、山内俊夫(63)各参院議員が合流する方向。さらに自民党の矢野哲朗前参院国対委員長(63)、離党届を提出済みの小池正勝参院議員(58)らも加わる見込みで、政党要件である現職国会議員5人は確保したもようだ。さらに舛添氏は「5人以上の方と話をして、ほとんどの方に賛同を得ている」と自信をのぞかせた。

 舛添氏は2月、党内に政策グループ「経済戦略研究会」を発足させ、「参院選で勝利することは今のままでは難しい」と執行部刷新を要求。一時は「選対本部長代理」のポストを提示されたが、「瞑想(めいそう)中」として谷垣禎一総裁からの連絡を拒絶したこともあった。

 新党結成をちらつかせる舛添氏に対し、党内からは不満が続出。「オオカミ中年」「離党すべき」との声が相次ぎ、行き場を失っていた。19日に福岡市内で行われた講演では「新党なんて全く関係ない。メディアが先走って『舛添新党不発』と書いている」と話していたが、自らの発言を覆す形で党を飛び出した。

 各種世論調査で「首相にふさわしい政治家」のトップに挙がる舛添氏。「政治とカネでこれだけ閉塞(へいそく)感があるのですから、清潔な政治を目指さないとイカン」とぶち上げ、「今のていたらくの鳩山政権を打倒する」と宣言したが、政局への影響は未知数だ。

2010年4月22日 スポーツ報知


あまりぱっとしないメンバーです。小池正勝さんなどは小池百合子さんと間違われていましたが、新党というよりは舛添さんが自民党内負け組を引き連れて改革クラブにやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!

水野晴郎さんが何をどう思ったか『A Hard Day's Night』に『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』という邦題をつけたんですが、元の曲の方は、あまり「ヤァ!ヤァ!ヤァ!」という感じではありません。仕事に疲れた男の人が家に帰れば自分に全てを捧げている(You're gonna give me everything)奥さんがいて優しくしてくれるからオーライであると思っている、という歌です。

別に女性を軽視するわけではありませんが、どうも「舛添新党」は舛添さんに全てを捧げる他には何も出来そうもない人たちが集まるようですから、それは傍カラ見ればいろいろあるとは思いますが、舛添さんにとっては「When I'm home everything seems to be right」な「ホーム」にはなるかもしれません。

もっとも、ここで「seem」という語が入っていることに注意を喚起すべきでしょう。これは「〜であるようだ」という風に訳されますが、「seeming」になると「上辺の、もっともらしい」という意味になるという、些かアヤシい方向を持っています。これは歌詞の主人公である男性の認識と現実の間に何らかの齟齬が存在する可能性を示しているのです。どこの御家庭でも同様、わかったものではない、ということでしょう。

まあ、男女間の事は経験豊富な舛添さんの事ですから、そんな事はお分かりかと思いますが、方々に「ホーム」をお持ちらしい舛添さんの「家族だんらん」のイメージは、労働時間無制限で「night」どころか真夜中過ぎに帰って来てそのまま眠って早朝に出掛けてゆくような生活を繰り返し、ある朝二度と目覚めないというような非常に安らかなものであり、心なごむ思いのするものです。

そういえば去年は「年越し派遣村」に関してウソをついた上で、「自民党が他の無責任な野党と違うのは、大事な税金を、働く能力があるのに怠けている連中に払う気はないところだ」と本当の事を言ったそうですが、「怠けている連中」という主観的な評価を含む語を言い直せば「失業者」に他なりませんから、これは「自民党は失業対策に税金を使わない」という意味になります。このような発言が政権交代に資すること大であった可能性もあります。

自民党には、浮動票を獲得できると考えられている舛添さんが離党すると困ると思う人もいるようですが、それほどの影響があるかどうかは不明です。たしかにあの頭は目立ちますが、何かマズい発言があったとしても、それは人の世の生き血をすする自民党そのものを分かりやすい形で表現するタレント的な知性のなせるわざでしょう。自民党の不埒な悪行三昧が変わったわけではありませんから大丈夫です。ちゃんと沈みます。ボートの方は、ネズミってのは何でも齧って穴を開けるから安心でしょう。


posted by 珍風 at 11:39| Comment(2) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Fool on the hillのNowhere manがWith a Little Help from My Friendsを得てThe "wrong" and winding roadにFlyingしたけど結局I'm a loserでThe end
Posted by ika@むりくり at 2010年04月22日 12:27
いかようにもがけどせんなかるまいに
われの寿命じゃ
Let it be.
Posted by 珍風沼 at 2010年04月22日 12:41
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矢野哲朗
Excerpt: 先般大臣になれず、総理に苦情を言ってた、矢野哲朗?議員だっけ、農水大臣のポス.... 先般大臣になれず、総理に苦情を言ってた、矢野哲朗?議員だっけ、農水大臣のポストが空いたので、今ごろモーニング吊り下..
Weblog: 日本で流行している話題独占!
Tracked: 2010-04-23 07:21
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