2010年06月05日

イルカ注意報

「ザ・コーヴ」 都内は2館とも中止


 日本のイルカ漁を批判したドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」をめぐり、配給会社「アンプラグド」は四日、シネマート六本木(東京)とシネマート心斎橋(大阪)の二館が、予定していた上映を取りやめたと発表した。映画館などに上映への抗議があったという。すでにシアターN渋谷が上映中止を決めており、今年の米アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞作の都内での上映予定が白紙に戻った。

 アンプラグドによると、同作品は今月二十六日、シアターN渋谷とシネマート六本木を皮切りに、全国で順次公開される予定だった。しかし、上映中止を求める団体から映画館に抗議電話があったほか、関連先での街宣活動がホームページ上で予告されるなどしたことから、運営会社が「劇場以外も含めて迷惑をかける可能性が高くなった」と判断したという。その他の上映館についてアンプラグドは「協議中だが、必ず上映するという劇場もある」としている。

 上映中止が続いたことについて、同作品のルイ・シホヨス監督は「勇気ある日本の皆さんが、上映できる映画館を見つけてくれることを祈っている」とのコメントを発表した。

2010年6月5日 東京新聞


『ザ・コーブ』に出演しているリック・オバリーさんはテレビドラマ『わんぱくフリッパー』のイルカの調教師だった人だそうです。この番組は日本では1966年に放送されたもんですから覚えている人もあんまりいないわけですが、スポンサーは日本水産だったというのも微笑ましいお話です。

このドラマはキューバ危機を背景とした1960年代、キューバとは目と鼻の先のフロリダで少年がイルカと一緒になってなんだか色々と冒険をするような話ですが、イルカのフリッパーは頭が良くて勇気がある、犬のように忠実な「友」として描かれております。戦闘シーンとかそういうもののない、お子様にも安心なアットホームなファミリー向け戦争ドラマです。

「イルカ爆弾」なるものは日本軍が先に思いついたもんであるとされていますが、当時の日本にはオバリーさんもオリバー君もジョン・C・リリーのような面白い人物もいなかったようで、イルカに命令を理解させることが困難だったようです。下手に戻って来たらどうするんだ。そこで人間を使えば簡単なもんですから、戻れないような仕様で「人間魚雷」をこしらえることになりました。

当時の日本ではイルカが人間と同等に考えられていたのか、兵隊さんがイルカなみに扱われていたのか知りませんが、アメリカ海軍ではイルカの軍事利用の研究が現在でも継続されており、その中心はサンディエゴです。『ザ・コーブ』の舞台となった太地町へも、実はアメリカ海軍の方が一足お先に訪れており、1989年にはイルカを2頭買いつけています。1頭あたり1千万円以上するとか。アメちゃん相手ならもっとふっかけても良いかもしれません。もちろんもったいないから食べませんよ。

アメリカのような野蛮なところだとビンボー人やイルカを「食い物にする」のは良くても「食う」のはダメなんだそうですが、それはそれで議論を呼ぶ考え方です。オバリーさんもイルカの商用利用については批判的ですが、軍事利用については特に文句は言わないようですから、イルカを殺すことは場合によっては「アリ」なんでしょう。

そういうわけなのでオバリーさんがどのツラ下げて出て来るのか見たい、という人もいると思いますが、「主権回復を目指す会」などという団体が、日本人の無作法な視線からオバリーさんを守るために戦っています。「毛唐の言うことなど聞けるか」というのであれば、まずデーブ・スペクターの寒すぎる駄洒落を放逐するのが先だと思いますが、どうも矛先が違うような気がします。

ところがそんなことはありません。「主権回復を目指す会」は正しいのです。どこの「主権」を「回復」するのかにもよりますが。まあ、以下のような関係があります。

映画「ザ・コーヴ」受賞 これで辺野古に基地は造れない

海形マサシ


 日本の和歌山県太地町のイルカ漁を告発したドキュメンタリー「ザ・コーヴ」が7日アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞した。
 
 この映画は、The Save Japan Dolphins Campaign 及び Earth Island Institute という環境保護団体が支援して作ったものだが、筆者はこの環境保護団体に絶滅危惧状態にある海洋ほ乳類のジュゴンが生息する辺野古沖に米軍のため飛行場を建設することをどう思うかをメールで問うたことがある。
 
 てっきり、自分たちの一方的な価値観を押しつけるような人々かなと思いきや、意外な反応が返ってきた。

 それに関しては、以前、筆者が投稿した以下の記事を参考にしていただきたい。
 
 アメリカに辺野古のジュゴンを殺す権利はない (2009年10月22日)
 http://www.news.janjan.jp/government/0910/0910220009/1.php
 
 米環境保護団体がオバマ大統領に辺野古基地建設中止を要請 
 http://www.news.janjan.jp/living/0912/0912104253/1.php

 早い話、彼らも基地建設には反対の立場であるということだ。日本の捕鯨やイルカ漁に反対する人々なのだから当然だろう。同じケースがハワイやフロリダであれば、絶対に実現しない。そのうえ、アメリカのサンフランシスコ連邦地方裁判所でさえ、この基地建設計画をアメリカの国内法を適用して見直すべきだという判決を出している。
 
 日本と違い、民意が軍事の部門でさえ、きちんと反映される国なのだから、当然のことだろう。
 
 これ以外に、筆者が、この建設プロジェクトを地元のゼネコン業者が利権獲得のため推進しているという情報を提供したら、そのことに関心があり、情報を共有したいと語った。ちなみにその情報の供給元は、以下のサイトから。
 
 愛川欽也パックイン・ジャーナル 2009年10月24日放送
 「米ゲーツ 普天間移転で鳩山政権を脅かす」
 http://asahi-newstar.channel.yahoo.co.jp/index.php?itemid=194
 
 愛川欽也パックイン・ジャーナル 2010年2月27日放送
 http://asahi-newstar.channel.yahoo.co.jp/index.php?itemid=240
 
 アメリカの海兵隊の駐留目的が、アジアに在住する米国人を保護するためという情報もあり必見である。

 てなわけで、米軍は、辺野古の基地建設は諦めるべきでしょう。アメリカにとっては、自分たちの立場に矛盾が生じ、これにより日本の捕鯨やイルカ漁に反対できなくなる。日本政府は、アメリカとの交渉材料に大いに使うべきでしょう。いくら日本が認めても、自国の基準では認められないことを強要するのはいかがなものかと。
 
 これでは、他国に児童搾取などの違法労働を外注した某スポーツシューズ・メーカーや玩具メーカーと変わらない。
 
 外注したから奴らの責任でやったのだから知ったことではないというのでは、米国下院議会が可決した旧日本軍従軍慰安婦に対する日本政府への謝罪要求決議とも矛盾する。

 日本の国会議員でこんなことを言った人がいましたね。「民間の売春業者に軍が依頼したので直接関与したわけではないので日本政府に謝罪の必要はない」ってね。
 
 そうそう、アメリカの奴隷制でも、かつて同じような議論があったとか。アフリカの奴隷は、アフリカ人が他のアフリカ人を狩って白人の奴隷商人に売りつけたまでのこと、だから、アメリカ政府に責任はないんだって。
 
 ま、そういうことで、沖縄の辺野古に米軍基地を建設するなんてできなくなったも同然。最近取り沙汰されている陸上案も環境破壊につながりかねない。ジュゴンは、騒音にも敏感なんだから。一番いいのは、普天間基地の無条件撤去でしょう。日本国民にとって何の利益ももたらさない他国の軍隊なんて居座る価値なし。

2010年3月9日 JanJan


「できなくなったも同然」かどうかは予断を許さないわけですが、東アジアにおけるアメリカの「主権」を「陸イルカ」どもから守り、それを「回復」する立場からすると、基地建設反対論の存在が一定の地歩を占めていることを日本の土人どもに知らせるというわけにはいかないわけですから、この映画を見せるわけにはいきません。そういうわけなのでこの夏、沖縄の海ではゴムボートをイルカにひっくり返されたりダイバーが毒針に刺されたりしないように要注意です。


posted by 珍風 at 12:01| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
どう見ても連中の行為は威力業務妨害罪に当たると思うんですが、あれは卒業式で君が代に反対したセンセーとか公共事業工事反対で座り込んだ市民とか反日的な方々にしか適用されませんか。
Posted by ika@そりゃ土人よりジュゴンだろ at 2010年06月07日 11:01
取り締まられないところを見ると連中も「セレヴとセック〜チュ」して「12万ゲットォォォォ!!!!」したんでしょうな。童貞を高く売るべく保存してたりして。
Posted by 未使用珍風 at 2010年06月07日 19:57
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