2010年07月12日

今どきエヴァですか?

参議院議員選挙の結果は以下の通り。みんなの党などを分離して戦った自民党ですが、そんな事をしなくても本家自民党だけで民主党を上回り、グループ全体では改選数の過半数の議席を獲得しました。民主党は54+αで、(α=−10)です。

民主党     44(36.4%)
国民新党     0( 0.0%)
 与党合計    0(36.4%)  

社民党      2( 1.7%) 

自民党     51(42.1%)
みんなの党   10( 8.3%)
たちあがれ日本  1( 0.8%)
新党改革     1( 0.8%)
 自民G合計  63(52.1%)

公明党      9( 7.4%)
共産党      3( 2.5%)


したがって参院の新勢力図は以下のようになります。

民主党     106(43.8%)
国民新党      3( 1.2%)
無所属       1( 0.4%)
 与党合計   110(45.5%)  

社民党       4( 1.7%)

自民党      84(34.7%)
みんなの党    11( 4.5%)
たちあがれ日本   3( 1.2%)
新党改革      2( 0.8%)
 自民G合計  100(41.3%)

公明党      19( 7.9%)
共産党       6( 2.5%)
幸福実現党     1( 0.4%)
無所属       2( 0.8%)


与党系は110議席、過半数には11議席足らず、これは社民党が加わってもダメ、どうせ呼んでも来ないけど共産党に手伝ってもらってもまだ足りません。したがって所謂「左翼」には用事はなく、公明党もしくはみんなの党に頭を下げて、ひとつご協力をお願いしなければならなくなりました。

つまり民主党現執行部の思惑通りの勢力配分です。民主党は大変に負けたようですが、民主党が、というよりも参議院が、改めてスタートラインに立った気持ちで国民のためにならない無責任な政治を今後とも続けて行くためには必要にして充分な議席を確保しました。

とはいえみんなの党は民主党執行部の懸命の誘惑にも関わらず「連立」を「ありえない」とし、公明党も「今の政権に協力する考えはない」と言っていますから大変ですね。

菅さんによるとこのような結果になったのは「唐突」のせいであるということですが。

選挙:参院選 菅首相発言要旨

 菅直人首相の記者会見での発言要旨は次の通り。

 首相 今回の選挙結果は当初目標としていたところにかなり届かない結果に終わってしまった。応援いただいた皆さんにはたいへん申し訳ない。私が消費税について触れたことがやや唐突な感じをもって伝わった。十分な事前の説明が不足していたことが大きな要因だ。直前まで財務相を務めており、何としてもギリシャのような事態に日本を陥らせてはならないという強い思いがあり、消費税を含む税制の抜本改革について超党派で議論しようとマニフェストにも盛り込み、国民にも訴えた。ただ、議論そのものが否定されたとは思っていない。もっと慎重にしっかりとした議論を進めるようにと、丁寧な扱いを国民の皆さんが求められたと理解している。選挙結果は真摯(しんし)に受け止め、改めてスタートラインに立った気持ちで責任ある政権運営を続けていきたい。

 −−法案を通すには他党の協力が必要だがどうするか。

 首相 野党の皆さんと国会運営のあり方を十分議論し、できるだけ合意を得ながら進めていきたい。それぞれの党と共通な部分については意見を持ち寄って合意できる形にする中で実現していきたい。労働者派遣法は社民党と一緒に法案を作った。郵政改革法案は国民新党と一緒に提案した。他の党にも共通のテーマを持つところがあり、合意できるものは実現を図りたい。

 −−消費税の超党派協議は呼び掛けるか。

 首相 成長戦略や子ども手当の2弾目などいろいろなテーマが十分に伝えきれなかったというマイナス要素はあったが、問題提起したことで国民の中に消費税を含む税制改正、財政再建、日本の財政状況に対する認識はより深まった。超党派での協議については、自民党の谷垣(禎一)総裁も「自分たちもそういう趣旨のことを呼びかけたことがある」と、前向きな姿勢を示していただいている。改めて私の方からも呼び掛けたい。

 −−続投表明されたが、自らの責任をどう取るのか。幹事長や選対委員長の責任は。

 首相 これからの政権運営を見守って判断をいただきたい。いろいろな役職の人に頑張ってもらった。ぜひこれからも職務をまっとうしてほしい。

 −−国会運営が行き詰まるが、どういう連立を考えるのか。

 首相 まずは国民新党との連携を大事にしていきたい。一足飛びにいろんな形の連立とすぐなるという発想ではなく、やれるところから政策的に共同作業を進めていく。


2010年7月12日 毎日新聞


結局「消費税を含む」を言い続けてしまいました。おそらく問題は「唐突」ではなくて、「消費税を含む税制改革」と言ってしまうと「法人税を減税して消費税を増税すること」にしか聞こえないことだと思うんですが、菅さんの考えは勘違いでしょう。

本来だと所得税を先ず言わなければならないのですが、菅さんが政府の税制調査会を無視し、野田さんがルースさんにご報告したりしている間に、それは何と公明党に盗まれてしまいました。

おそらく、「今の政権に協力する考えはない」公明党は、「今の政権」でなければ協力する可能性を示唆しています。これは小沢さん又はその系統の政権を指すと考えられますから、公明党と連携を図る場合は菅さんにはご退場願う事になります。

一方で現執行部はみんなの党との連携を考えているようですが、これは自民グループの罠となる可能性があります。みんなの党は民主党を引き裂くでしょう。政界再編、のようにも見えますが、自民党は黙って待っているとみんなの党が民主党の半分をちぎって引っ張って来るので、それをくっ付ければ最大の勢力になるわけで、自民党は「再編」されなくて良いのです。

菅さんを降ろして公明党と連携した場合は社会保障のデザインに基づいた抜本的な税制の改革が行なわれる可能性が幾らかでも存在します。公明党との連携などは、公明党に投票する人以外にとってあまり面白い話ではありません。しかしみんなの党と連携すればそのまま消費税は「成長戦略」の穴埋めに当面10%、あっという間に15%です。ヨシミさんが何を言っているのか知りませんが、彼は譲るところは譲るんだと思います。

民主党の方向としては「政権交代」で示した方向に進むのが正しいと思われますが、今回の選挙の結果はその過程でありうべき後退でありましょう。別に有権者は自民党が良いとか思ったわけではないと思われます。おそらく有権者は自民党の政策を検討してすらいませんし、前より良くなったとも思っていないでしょう。民主党がちょっとアレだから逆に張っただけのことです。もう一度「たちあがる」べきなのは民主党であって、連中にはバイアグラでも飲ませてやる必要があるんですが、ととのいました。

民主党とかけてバイアグラと解きます。その心は

かんじゃダメだ噛んじゃダメだ菅じゃダメだ


posted by 珍風 at 08:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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