2010年09月28日

ジンジンジンジンサントリージン

【尖閣衝突事件】「政治家は国防を根本的に再考する機会」 国家基本問題研が緊急提言


 民間シンクタンクの国家基本問題研究所(櫻井よしこ理事長)は27日、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件の船長釈放問題について緊急提言を発表した。提言は、(1)政治家は今回の事件をもって、国防体制を根本的に再考する機会とする(2)中国船の意図的衝突の証拠となるビデオを公開(3)尖閣諸島への自衛隊を配置(4)外国船の違法活動を罰する法律の制定−などを求めた。

2010年9月27日 産経ニュース


メインキャラクター櫻井よしこちゃんの「呉服」姿を存分に拝めるというので一部好事家にご好評をいただいている「国家基本問題研究所」ですが、この「研究所」の記事は『産經新聞』でしか読めません。もっとも誰も読みたがらないもんですから産経さんもとりあえず「載せときました」位の扱いですが。よしこちゃんの「国家基本問題」というのは読んで字の如く「改憲」のことなので大変に分かりやすいのですが、よしこちゃんは「軍国主義」のようなことを「普通の民主主義国」と書くので、「普通の」人々にはちょっと分かりにくいところがあるのは否定出来ません。

とはいえ、「普通」という語の一般的な用法に準じて、「普通の」とは「俺の」の意味であることを指摘しておくのは理解の助けになるかもしれません。よしこちゃんに免じて「わたしの」としても構いませんが、「あたいの」でもなんとかやっていけそうなよしこちゃんです。

この「研究所」は「政治家は今回の事件をもって戦後の国防体制を根本的に再考する機会にせよ」と言うのですが、

1、 戦後の日本は、憲法前文にある「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」に象徴される仮構の下に安全保障を考えてきた。しかし、この幻想は無残にたたき壊されたという今回の現実を直視すべきである。自衛隊を「普通の民主主義国家」が持つ「国軍」に改め、併せて世界でも有数の長大な海岸線を持つ国家らしく、海上保安活動の装備向上と強化を急ぐなど、戦後体制の根幹を改める方向を決める必要がある。国の代表である政治家には特にその自覚を促したい。


いささか機会便乗主義のきらいがなくもない「提言」であります。とはいえ機を見るに敏であることは「国防」上においても大事なことですから、「この際だから」という「気概」は見上げたものであります。もっとも、多くの国家は無駄なコストをかける事を回避しようとしており、お互いの「公正と信義」を前提として行動することにしています。軍事的な手段が何かを解決するなどという「幻想」を抱いていないことは中国でも同様でありましょう。「普通の民主主義国」はどうだか知りませんが、一般的な国家にとって「国軍」というものは交渉の手段の一つなのです。

しかしながら、今回の件に関しては「公正と信義」を裏切ったのはどちらであるかという点に関して争いがある事は否定出来ません。

2、 中国政府は9月25日の船長の釈放で矛を収めず、日本政府に謝罪と賠償を要求するというさらに高圧的な態度に出た。日本政府はこの理不尽な要求を断固拒否するとともに、船長逮捕の正当性を国際社会に訴えるため、中国漁船が海上保安庁巡視船に意図的に体当たりした証拠となるビデオ映像を公表すべきである。


「中国漁船が海上保安庁巡視船に意図的に体当たりした証拠となるビデオ映像」は存在しないという噂があります。撮影はしていたようなのですが、それはどうも「中国漁船が海上保安庁巡視船に意図的に体当たりした証拠とな」らないのではないかと言われているのです。何しろ公表していないので分かったものではないのですが、とても公表出来るようなシロモノではないという可能性があるわけです。

ビデオ映像については、早い時期からその存在が誇示されており、公表しないのはいささか解せぬ事ですが、その内容はよしこちゃんたちが期待するようなものではないのかもしれません。したがって公表したらしたで、またよしこちゃんは「何故公表した」とかツッコんでくるような気がします。いずれにしても日本政府の「証拠」に関する態度は「自由に加工する」というものであることが明らかになっておりますから、何を「公表」したところであまり信用されないということにもなりかねません。

したがってビデオは公表されないうちが花であるとも言えるでしょう。逆に言えば公表されないことを見越して「公表すべきである」と主張し続けることは理性的な判断であり得ます。しかしこれはあくまで公表されるまでの話ですから、言っておくなら今のうちであると言えるでしょう。

同じ日にこの「研究所」の評議員であり「日本を代表する作曲家」であるすぎやまこういちさんに「JIN・ジン・じん・仁・松原仁」という、ノロ臭い曲を書いてもらった松原仁さんとそのフレンズも、曲調とは裏腹にスピーディーに同じようなことを発表しているのも「今のうち」ならではです。

【中国人船長釈放】「尖閣に自衛隊常駐を」民主党有志12人が声明


 民主党の松原仁衆院議員らは27日午前、国会内で記者会見し、沖縄・尖閣諸島周辺での中国漁船衝突事件で中国人船長が釈放された問題を受け、尖閣諸島への自衛隊常駐の検討などを政府に求める声明を発表した。声明には同党の中堅・若手の国会議員有志12人が賛同した。

 声明は、中国人船長の釈放について「祖国の主権を隣国に蹂躙されたという国民の思いは、日中友好の精神を一気に冷却化させるとともに、政権に対する期待を大きく裏切るものとなっている」と指摘した。

 そのうえで政府に対して、尖閣への自衛隊常駐と漁業中継基地の構築の検討や、海上保安庁が事件の際に撮影したビデオテープの公開などを要求した。

 民主党国会議員有志12人の声明の全文と、12人の顔ぶれは次の通り。

      ◇

「今回の事案がわが国の国益に与える影響と対応について」

 平成22年9月27日 民主党国会議員有志

 1 今回の決定は、米国、韓国等のメディアの報道にみられるように、国際社会において日本の敗北と位置づけられており、このことによる今後のわが国外交の権威の失墜は耐えがたいものである。
 2 また、祖国の主権を隣国に蹂躙されたという国民の思いは、これまで国交回復以降40年近くかけて築き上げてきた日中友好の精神を一気に冷却化させるとともに、政権に対する期待を大きく裏切るものとなっている。
 3 同時に、中華人民共和国と南シナ海をはじめとする領有権の問題を抱える東南アジア諸国の日本に対する失望感は大きく、また自国の安全保障をより一層米国に依存せざるを得ない姿を晒(さら)したことは、今後のわが国のアジア外交においての権威を著しく失墜させるものである。
 4 こうしたわが国の危機的状況を打開するために、次のような対応をとることを強く求めるものである。
 (1)中国によるレアアースの禁輸についての事実関係や、中国国内におけるさまざまな邦人・企業に対する行為の事実関係について、直接責任ある丹羽大使から聴取する。
 (2)海上保安庁に対する中国漁船の不法行為を撮影したビデオをただちに公開し、東南アジア諸国をはじめとする国際世論を喚起する。
 (3)ガス田「白樺」の掘削の事実を早急に調査し、国際約束に反する事実が見受けられた場合、新たに搬入した機材の撤去を求めるなどあらゆる措置を講じる。
 (4)わが国への領海侵犯、漁業資源・鉱物資源等の不法取得等に対して迅速かつ実効的に対応するために必要な法制度・態勢を整備する。
 (5)尖閣諸島に自衛隊を常駐させるとともに、漁業中継基地などの経済的拠点構築することを検討する。

     ◇

 有志12人 松原仁▽中津川博郷▽神風英男▽石関貴史▽米長晴信▽木村剛司▽空本誠喜▽柴橋正直▽高邑勉▽長尾敬▽福島伸享▽金子洋一(敬称略)
 以上

2010年9月27日 産経ニュース


まあ、ビデオ映像の場合、カメラが「不動の視点」であると思われがちであることから、実際に何が起こったにしても「相手がぶつかって来た」ように見えるかもしれませんから、あまり悲観する必要もないのかもしれません。とはいえ海難事故の裁定は複雑だと言いますから、そんな「ビデオ映像」ひとつであっちが悪いとかこっちがいけないとか言えるものなのかどうかは疑問です。これは何よりも先ず「船と船」の問題になるわけですが、一足飛びに「国と国」の問題にしてしまったあたりに、よしこちゃんの好きな「国家意識」が作用した痕跡が見受けられないこともないようですが、例によって例の如く、それは碌な作用の仕方をしないようです。

これで勘弁して下さい


posted by 珍風 at 06:22| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
菅政権は、ヤクザ大国・中国の恫喝に簡単に屈服する政権であることを世界に証明し、悪しき事例を残した。
弱腰の菅・仙谷政権を消滅させなければ、尖閣諸島はヤクザ中国に実効支配される可能性がある。
民主党政権には期待できないが、先手を打って尖閣諸島に海上保安庁から遠隔操作できる望遠の船舶監視カメラが4台付いた無人灯台を設置して日本の領土であることを明確にすることが望まれる。
蓮舫は、民主党の意向に沿って事業仕分けで防衛費を削り日本を弱体化することを企ててきた。
野党各党はそれぞれの立場で国会において徹底的に菅・仙谷政権を追及し、衆議院を解散に追い込んで頂きたい。
日本国のために、菅及び仙谷を含む民主党の全ての左傾議員を落選させることが望ましい。
Posted by ヤクザ国家・中国 at 2010年09月28日 07:21
>ヤクザ国家・中国様

こりゃあ完全に対抗する組の若いもんの言い草じゃけん、広島弁で書いてもろおた方が臨場感ゆうもんが出ますけぇの、ちいとだけ直させてもらいます。


菅政権は、ヤクザ大国・中国の恫喝に簡単に屈服する政権じゃゆぅことを世界に証明し、悪しき事例を残したんじゃ。
弱腰の菅・仙谷政権を消滅させにゃぁ、尖閣諸島はヤクザ中国に実効支配される可能性があるんじゃ。
民主党政権にゃぁ期待でけんが、先手を打って尖閣諸島に海上保安庁から遠隔操作できる望遠の船舶監視カメラが4台付いた無人灯台を設置して日本の領土じゃゆぅことを明確にすることが望まれる。
蓮舫は、民主党の意向に沿ぉて事業仕分けで防衛費を削り日本を弱体化することを企ててきた。
野党各党はそれぞれの立場で国会において徹底的に菅・仙谷政権を追及し、衆議院を解散に追い込んでもらいたい。
日本国のために、菅及び仙谷を含む民主党の全ての左傾議員を落選させることが望ましぃんじゃ。

やっぱりヤクザはこうでのぉちゃぁいけん。
このコメントは「バーチャル達川くん」を使いましたけん、感謝しときます。
http://www.aurora.dti.ne.jp/~zumi/vtatsu/
Posted by ヤクザ=国家 珍風 at 2010年09月29日 10:06
Posted by ika at 2010年10月01日 09:19
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