2010年10月16日

すべての土地を基地に

「花」でおなじみ喜納氏が沖縄県知事選に意欲


 歌手として「花」などのヒット曲を持ち、民主党沖縄県連代表の喜納昌吉元参院議員が15日、沖縄県知事選対応について「党独自候補擁立を主張している。出る人がいなければ責任を取らざるを得ない」と述べ、出馬に意欲を表明した。国会内で記者団の質問に答えた。

 喜納氏は15日、民主党の沖縄県選出の玉城デニー、瑞慶覧長敏両衆院議員、国民新党の下地幹郎幹事長と国会内で協議。既に出馬表明した現職の仲井真弘多知事と、沖縄県宜野湾市の伊波洋一市長以外の与党系候補を擁立するべきだとの意向を確認した。

2010年10月16日 Sponichi Annex


別に「責任」なんか取らなくても一向に構わないのですが、そもそも何に対する「責任」なのかよく分かりません。確かに喜納さんは「主張」はしていたようですが、その「主張」が県連の方針として確定しているわけではなく、県連がその方向で動き始めてしまってもうどうしようもなから俺が出るしかない、というわけでもありません。それどころか

喜納代表、出馬に意欲 下地氏がTVで説明
県連内に不信感


 【東京】民主党県連の喜納昌吉代表は14日、国民新党の下地幹郎幹事長と都内で会談し、11月の知事選に出馬する意思があることを伝えた。下地氏が同日のテレビ番組収録で明らかにした。

 関係者によると、喜納氏は同日までに、民主党の渡辺周選対委員長とも面会し、出馬の意欲を伝えた。一方、同県連の幹部は「喜納氏から説明を受けていない」とした上で、「県連にはさまざまな意見があり、まとまらない」と不信感を示した。

 民主党は沖縄県知事選に自主投票で臨む方針を固めている。仮に出馬した場合も民主党が推薦するのは難しいとみられる。

 下地氏は収録で「喜納氏が沖縄のために出たいと言っている」と言及。喜納氏側と民主党本部が政策面などの調整を進めるとの見通しを示した。仲井真弘多知事が米軍普天間飛行場の県外移設を要求したことを受けて、「(民主党側で)知事選について新たな考え方を模索し始めているようだ」とも指摘した。

 関係者によると、喜納氏の意向を聞いた渡辺氏は「政策面で政府の方針と一致しないと支援は難しい」と周辺に語っているという。

 喜納氏はこれまで普天間の県内移設に批判的な見解を示しており、党側は今後、喜納氏と慎重に調整を進めるとみられる。

 一方で、県連幹部は「辺野古移設を進める政府・党本部と、辺野古移設は不可能としている県連のねじれを解消するのは困難だ」と喜納氏の動きに反発。「候補者を擁立した場合、県連は分裂状態に陥る」と危機感をあらわにした。

2010年10月15日 沖縄タイムス


「県連幹部」は「反発」しているそうです。そういう状況ですから喜納さんは「責任」などとヒソーな決意を固める必要は全然ないので、安心してさっさと立候補を取りやめることが出来るはずであると思われます。

ところが世の中はそんなに簡単ではありません。この度は、話は民主党の本部の方からもちかけたようなのですから、喜納さんの「責任」の方向も自ずと明らかであります。

知事選独自候補へ最終調整 民主党本部 県連に打診


 民主党県連(喜納昌吉代表)は10日、那覇市内で役員会を開き、知事選に向けた独自候補の擁立を目指し、党本部側と最終調整に入る方針を決めた。喜納氏によると、同党の渡辺周選対委員長から8日に電話があり「独自候補擁立に向けて話し合いのテーブルを設けたい」という趣旨の打診があったという。これを受け、県連は喜納氏ら幹部が今週中に上京して渡辺氏と会談する方向で調整する。

 渡辺氏は日米両政府が合意した米軍普天間飛行場の辺野古移設について「まだ枠が固まっていないので話し合いの余地がある」と言及したという。

 喜納氏は「非常に微妙な発言なので(真意を)確かめに行く」と説明。その上で「まずは党本部とテーブルをつくるのが重要。初めて歩み寄ってきたのだから、ける必要はない」と渡辺氏の提案を歓迎した。

 喜納氏は一方で「今までは『仲井真を応援しろ』というのも、見えないところであった」と述べ、水面下で党本部側から仲井真弘多知事を支援するよう働きかけがあったことを明らかにした。

 独自候補の範囲については「党内という執着はない。民主党県連のビジョンを背負ってくれるのなら友好団体、会派、連立を組んでいるところから選んでもいい」と述べ、民主党と連立政権を組む国民新党の下地幹郎幹事長を選択肢から除外しない考えを示唆した。

2010年10月11日 沖縄タイムス


飽くまでも「喜納氏によると」であって、渡辺さんに訊いてみるとまた別のことを言うのかもしれませんが、だからといって喜納さんが嘘をついているというわけでもないでしょう。ともかく本部の方から「独自候補擁立に向けて」話し合おうじゃないか、と言ってきたようで、喜納さんはそれに応じる形で立候補するとか言い出しています。したがって喜納さんは民主党本部に対する「責任」を強く意識しているんでしょう。

党本部がこのような方向を示したからといって、何も民主党が心を入れ替えたというわけではありません。最近では民主党もすっかり植民地与党が板について来た、てゆーかそんなにしょっちゅう「ぶれて」いるわけでもないのです。

いままでは「水面下で」「仲井間を応援しろ」という事だったようですが、今度からは「言外に」「仲井間を応援しろ」と言うことになったようです。あるいは「結果として」仲井間さんを応援することになるようにしろ、と言った方が正確かもしれませんが、辺野古移転に反対する候補がもう一人出ることによってそのような結果を招くことは明らかでしょう。

しかしそれではあまりに生臭いというので

喜納氏、沖縄知事選出馬の意欲伝える 党本部は難色

 民主党沖縄県連代表の喜納昌吉前参院議員は14日、都内で同党の渡辺周選挙対策委員長と会談し、11月28日投開票の沖縄県知事選に自らが出馬したいとの意向を伝えた。渡辺氏は喜納氏が米軍普天間飛行場を同県名護市へ移設する日米合意に反対してきたことから、「政権の方針と合う政策を掲げないと難しい」と難色を示した。岡田克也幹事長も「内閣の方針と異なる公約を掲げる候補者を推薦・公認することはあり得ない」と表明しており、民主党内では喜納氏擁立は困難との見方が強い。

2010年10月15日 産経ニュース


民主党としては推薦したり公認したりしなければ良いわけです。むしろ喜納さんには沖縄知事選における「共産党」になってもらえば良いわけですが、「共産党」を党内から調達しなければならないのが情けないといえば情けないものの、食糧でも何でも自給率を高めようという昨今でありますからそういうのもアリかもしれません。今後党本部とは「慎重な調査」を重ね、意見の対立から離党という演出もあるかもしれません。

こう言ってはナンですが、やっぱり選挙ですから武器は数の力しかないわけですが、喜納さんはこのようにして伊波さんの票を奪うわけで、かねてからの主張である「武器を楽器に」しようというのと別に矛盾はありません。喜納さんに入った票は全部「楽器」になってしまうという罠。人民のすべての武器を楽器に、要するに力を奪えということだったのです。


posted by 珍風 at 10:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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