2010年10月27日

ギリシアの神はサイコロを振る

児童にさいころ振らせ罰で体触る

埼玉県入間市の小学校の男性教諭が、児童に注意をする際に「セクハラさいころ」と名付けたさいころを児童に振らせて罰として体を触るなどの行為を繰り返していたことがわかり、学校は緊急の保護者会を開いて謝罪しました。

2010年10月27日 NHK


どうでもいい話しですが、このところ小学校の先生の本当にあった愉快な話が紹介されているようであります。学校というのはともすれば、ともしなくても、相当に退屈な場所でありますから、退屈しのぎに何でもやってみるのは有益なことです。しかし一番学校がツマラナイと思っているのは先生かもしれません。

しかしそれにしてもこれは、いくら何でもずいぶんと大雑把な、それでいて問題の先生には極めて不利なポイントを十全に押さえた報道記事であるといえるでしょう。ほとんど悪意のようなものを感じると言っても過言ではありません。これではまるでヘンタイ教師です。

世間は「変態女教師」をときとして歓迎さえする向きもありますが、ヘンタイ中高年男教師に対しては一貫して冷淡なものであり、遠慮なく非難の眼差しを向けたり指弾したりするものです。しかしながらこの先生については、別段ヘンタイ的な「行為を繰り返していた」というわけでもないようです。

むしろこれは「処罰」を賭けたギャンブルのようなものです。教室で一種の「賭場」を開帳していたと言うことが出来るでしょう。もっとも近代教育概念の源流である古代ギリシアではシュンポシオンの場においてもサイコロによる賭けが盛んに行なわれていたというほど由緒正しい遊戯であり、これほど学校に相応しいものもない、とも言うことが出来るのです。

ここで「セクハラさいころ」なるものについて説明が必要でしょう。そんな必要は全くありませんが。このサイコロは3種類あって、その形状はいずれも正6面体であって、「正ねじれ双五角錐」などという変態的のものではありません。この問題について無駄に詳細に報道している『日刊スポーツ』の説明によると

男性教諭は全部で4つのサイコロを自分でつくり、持っていた。それぞれに罰の内容を書き込んでいた。木製で大きさは約2センチ四方。1つには「恋人指切り」「肩組」「頭なでなで」「ハグ」「つばホッペ」「許す」。2つ目には「キス」「鼻クソ」「ハゲうつし」「クツにおい」「顔ケツタッチ」「許す」。3つ目は「鼻クソ」と、それ以外はすべて「許す」と書かれており、もう1つには何も書かれていなかった。

2010年10月27日 日刊スポーツ


「木製で大きさは約2センチ四方」というのは小学校の教材用にそういう立方体があるんですが、『日刊スポーツ』では「何も書かれていな」いサイコロも「セクハラさいころ」に含めるようですが、なかなかの慧眼であるといえるでしょう。国家が民主的であるかどうかというのは、この白いサイコロを振る機会が与えられているかどうかという違いでしかないのかもしれません。

第一のサイコロの目は、実は小学校の先生がやりがちな「スキンシップ」にしか過ぎません。「つばホッペ」はどうかと思いますし、「肩組」や「頭なでなで」をいやがる人がいるのは当然ですが、特に変わったことをしているようにも思えません。いわば教育現場の嘆かわしい現状を反映したものでしかないのです。

それに対して第二のそれは教師にあるまじき知能指数の低下振りが顕著であります。どれもこれも小学生が考えたとしか思えない目ばかりで、特に「鼻クソ」だの「ハゲうつし」だの「クツにおい」などは目を覆うばかりの幼児性が突出しております。しかしながらこのサイコロの制作には、正に小学生が関与していたようです。

『毎日新聞』によれば男性教諭は「サイコロは子供と遊びながら作った」と言っているのであり、よく考えてみればいくらなんでもいい齢をしたオッサンが「鼻クソ」でもないわけで、そう考えると「キス」や「ハグ」や「タッチ」も極めて幼児的なところから出て来ているのは明らかです。ついでにこの先生が「ハゲ」なのも明らかになってしまいました。

それは小児性欲的な何かなのかもしれませんが、少なくとも全く「成人向け」ではありません。第三のサイコロは「女子用」であり、6面のうち5面が「許す」になっている点が男子児童間において「女子に甘すぎる」と批判されていた模様ですが、残る1面は「キス」でも「ハグ」でもない「鼻クソ」であります。どこが「セクハラ」なのかよく分かりません。餓鬼は面白がるかもしれませんが成人男性の興味を削ぐこと夥しいものがあります。

餓鬼共は大人の人が「セクハラ」とか言って騒いでいるのを面白がるものですが、連中の想定する「セクハラ」とは「鼻クソ」とか「ハゲうつし」だったりします。このような幼児的な狂騒を苦々しく感じる児童も存在した可能性は疑えませんが、「問題」が明らかになったのは全く別のところからであったようです。

とある女子児童、この女の子はしかし、問題の先生のクラスとは別のクラスの児童であるとのことですが、自分の担任の変態ではないし淫乱でもないが乱暴であるかも知れない女教師の「暴言」について入間市学校教育課に相談したついでに、この男性教諭に「通りすがりにほっぺたを触られた」と言ったようです。そこで学校教育課ではこの「セクハラ被害」について教諭に事情を聴取したところ、この先生は「セクハラといえば」と思いついてこのサイコロの話を始めたといいます。

つまり誰もサイコロなど問題にしていなかったのですが、自分の方から、多分面白い話だと思って「自白」したようですが、やっぱり面白い話だったので満天下にハゲがバレることになったというわけですが、別に隠しているわけでも隠せるわけでもないのですから一向に構わないようなものです。しかしながら、それでメジャーイシューであった「暴言女教師」の方はどうなったかというと、茶畑のどっかに置き忘れて来てしまったようで何をやっているんだか。


posted by 珍風 at 12:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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