2010年11月05日

DX超合金重装漁船神経症

尖閣映像含む大量のDVD見つかる 埼玉・川口駅


 埼玉県警によると、同県川口市のJR川口駅改札近くで5日午前8時半ごろ、段ボール箱に入った約300枚のDVDが置かれているのが見つかり、数枚には尖閣諸島の漁船衝突事件の様子と見られる映像が録画されていた。インターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ」の映像と同じ内容とみて調べている。段ボール箱には民主党政権を批判するチラシも20〜30枚入っていたという。

2010年11月5日 asahi.com


元々「コメント」を必要とする「映像」ではあったようです。そこでコメンタリー付きで設置してあったようですが、まず、一旦流出して公開された映像が入っていたDVDにどれほどの意味があるのかは現時点では不明です。むしろ、「「ユーチューブ」の映像と同じ内容」では足りない、というべきでしょう。「民主党政権を批判するチラシ」と同梱されていたところを見ると、むしろこの「段ボール箱」は「民主党政権」が置いて行ったものである可能性すら存在します。

いずれにしても、あの映像の流出が「中国脅威論を煽る」ためにするものであるとすれば、これは大変な事です。あれは、ほとんど「脅威」ではありませんでした。言ってみれば少々愉快な映像ではあったかもしれません。

しかしながらそんなことを言う僕はもちろん「ビデオ」の視点に立ってしまっています。つまり大船に乗って「中田君」に色々教えてあげたりするような気分になってしまっているのです。ここで翻って、あの漁船に乗っていた漁民の立場になってみれば、あの状況はとても「愉快」だとか言って笑っていられる場合ではないのではないでしょうか。

おそらく、中国漁船の行動はどう考えても危険なものですが、その「危険」はどちらかというと漁船自身の危険であるように思えます。映像で見る限り、漁船の乗員は案外平気なようですが、僕があの漁船に乗っていたら小便をチビっていたに違いありません。

6つに分かれたうちの4つ目が「よなくに」の衝突ですが、「よなくに」が漁船の右舷方面から追い抜かして漁船の針路を横切るかたちで左舷方面に来たところを漁船に突っ込まれているように見えます。すなわち「よなくに」の左舷後部に漁船が突っ込んで行くように見えるのですが、これは漁船が追い抜かされたうえに進路を横切られたんでアタマにキたのではないか。

もちろん、本気で突っ込めば漁船の負けです。海の上で負けるというのは直ちに死を意味しますから、そこら辺は漁船の船長さんも考えているんでしょう。「よなくに」を追うようにぶつかっていますから、衝撃はそれほどでもなかったかもしれません。しかし船の大きさがだいぶ違うようですから、乗っているものにとってはコワい事はコワいものと思われます。

つまり、中国には荒っぽい漁師がいる、ということのようですが、日本の漁師も荒っぽそうです。てゆーかオカの者が考えるに荒っぽくない漁師という人がいるのかどうかよく分からないわけですが、「アブナい人」だといえば確かにそうかもしれません。

とはいえ、中国が「ああいう国」だとも言えないでしょう。てゆーかもしそうだったら東アジアの現代史はもっと面白くなっていたはずなんですが、残念な事にそうなっていません。漁師さんの少々乱暴な行動をもって一国家の行動を推測しようとすることにはちょっと無理があるようです。

まあ例えば「えひめ丸事件」のような採るに足らない「単なる事故」に比較すると中国漁船の行動は極悪非道なものなんでしょう。もちろん、蛮勇を奮って巡視船に神風的に特攻をかけた「該船」の行動はあまり褒められたものではないわけですが、それは「脅威」というよりは馬鹿げた振る舞いに類するものであるとされる可能性が高いのであって、海上である事を別にすれば、それは「そこらのバカ」が「アブナイ」ことをしているものと選を異にするわけではないようです。

もっとも、「脅威の存在」というものが、客観的に「脅威」が存在するというよりは、何物かを「脅威」であると感じる側に依存するところが多いものである事を考えれば、「アブナイ漁船がいる」という「脅威」を感じる、というのは「そこらのバカ」というか近所のアブナそうな人を警戒しようとする「地域安全マップ」に似た感受性によるものであるということが出来るでしょう。

「脅威」は漁師さんの性格によるのでもなければ軍事力の増強にあるのでもありません。ある国への「脅威」はその国民の程度に応じて「存在」するようなのであり、ここで問われているのは「流出」を仕掛けた側の「程度」と、仕掛けられた側の「程度」なのでした。そして「日本」に相応しい「脅威」は「漁船」ぐらいが関の山であるとしても、それはもうそういうことなんだからしょうがないじゃないですか。


posted by 珍風 at 22:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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