2010年11月12日

国際エロ女子高生

 「守秘義務」とは何か。尖閣諸島沖の中国漁船衝突をとらえた映像を流出させたと、海上保安庁の職員(43)が、名乗り出たことで、あらためて論議が起こっている。違和感を覚えた読者もいるのではないか。
 ▼すでに今月初め、衆参約30人の国会議員が視聴し、その後取材に対して、コメントしていたではないか、と。「大変鮮明に衝突の状況が写っている」「(船長が挑発しているような…)のがあったね」等々。映画の宣伝で、著名人や評論家が試写会でもらした感想を利用する場合がある。
 ▼同じように国会議員のコメントは、国民の映像に対する興味を大いにかき立てた。それなのに、彼らに守秘義務違反を問う声は起こらなかった。実は、国会議員には、守秘義務に関する罰則が適用されないのだという。ついでに言えば、国家公務員以上に厳しい守秘義務がある裁判員に選ばれることもない。
 ▼では、「義務」とセットで語られる「責任」はどうだろう。仙谷官房長官は会見で、「政治職と執行職のトップの責任のあり方は違う」と述べた。この理屈に従えば、今回の事件で、海上保安庁の鈴木長官の監督責任は免れないものの、馬淵国土交通相の責任は問われないことになる。
 ▼そもそも中国人船長の釈放について、「那覇地検の判断」と、検察に責任転嫁したのが始まりだった。その後も、ビデオ映像の非公開の判断を含めた「弱腰外交」が、中国、ロシアに付けいるすきを与え、国益を損なってきた。その責任には、菅首相、仙谷官房長官ともにほおかぶりしたままだ。
 ▼民主党政権の「政治主導」によって、政治家の「無責任化」は進む。国力低下もなんのその、気楽な稼業ときたモンダ。

2010年11月12日 産経抄


「ときたモンダ」じゃねーよ。てゆーか「モンダ」がカタカナなのはもちろん何か意味があってのことだと思いますが、僕にはその「意味」が全然わかりません。ちなみにこれはもちろん「ドント節」が元ネタ、作詞は青島幸男ですが、「サラリーマンは気楽な稼業ときたモンダ」などという表記はしていなかったはずです。

まあ、別にいいですけど、世界で一番気楽な稼業は「産経抄」子ということで間違いはなさそうです。「映画の宣伝で、著名人や評論家が試写会でもらした感想を利用する場合」は、映画の見所を見せてしまうこととは、やはり相当に趣を異にするようですから、子の書き方に「違和感を覚えた読者もいるのではないか」。

映画業界が「守秘義務」つーか映像の「漏洩」に過剰なまでに敏感になっているのはご存知の通りです。映画の上映前にはわざわざその「敏感」を露呈して恥じるところがないのも良く知られているところ、「興味を大いにかき立てた」くらいで「守秘義務違反を問」われることになるのでは大変です。下手に友達に映画の感想を喋って、その映画に対する「興味を大いにかき立てた」りしたら、頭がカメラになった野郎が殴りに来るに違いありません。

むしろ僕が知りたいのは「カメラ野郎」の動向です。産經野郎は「流出により国民の「知る権利」に応えた」(2010年11月11日「主張」)などとヌカしているんですから、ついでにカメラ野郎の活動に関する国民の「知る権利」についても擁護したいものです。もちろん産經野郎はこのような問題について極めて自覚的です。

公安が女子高生を監視? 水着盗撮容疑で埼玉県警警部を書類送検


 埼玉県警は12日、女子高校生の水着姿をビデオカメラで無断撮影したとして、県迷惑行為防止条例違反などの疑いで、県警警備部公安2課課長補佐の男性警部(57)を書類送検し、減給100分の10(3カ月)の懲戒処分にした。警部は同日付で依願退職した。
 
 書類送検容疑は8月2日午後0時半ごろ、同県川口市の市民プールであった国体の水泳県予選でプールサイドにいた高校生の女子選手2人を観客席の通路から無断でビデオ撮影したとしている。

 県警によると、カメラは職場の備品で、勤務日の昼休み中に撮影目的で会場を訪れていた。

 県警監察官室は「再発防止のため、幹部職員への指導を徹底している」とコメントした。

2010年11月12日 産經新聞


今さら驚くような話ではありませんが「公安が女子高生を監視」しています。人の集まるところには立派な一眼レフに高い望遠を付けている中高年がいますが、彼等は公安であるか変態であるかのどちらかです。これは一人のオッサンがその両方を兼ねていたという、珍しいんだか普通なんだかよく分からない例です。ちなみにデモとか演説とかやっているところにもカメラ野郎がいますが、これは変態ではない公安か、変態である公安が変態でない仕事をしているものであるかのどちらかであります。

いずれにしても公安の写真撮影が「犯罪」扱いになったのは希有な例でしょう。おそらく、この課長補佐57歳さんは「開き直り」が足りなかったのでしょう。こういう場合はあわてたりしないで、自分は職務中であって「高校生の女子選手2人」は「国際テロ」に関係のある疑いのある可能性があるかも知れないみたいなようなのである、と言い張ればフツーのオマワリは手も足も出ないはずです。

事実、ぼんやりと道を歩いていたりすると、その近所でデモでもあればほぼ確実に撮影されています。繁華な場所にお勤めの皆さんなどは、ちょいと所要で外出した際などにはこのような場面に遭遇することが多いかと思いますが、そのような場合には水着姿の女子高生でなくてもカメラ野郎があなたを狙っているのです。たとえあなたが美人OLでもなく、単なる中年のハゲデブであってもです。

このような写真は公安野郎のズリネタの他にどのように用いられているのか分かったものではないのが現状です。殊にハゲでデブでしかもチビなあなたの写真は、ズリネタ以外の用途に使用されている疑いが濃厚であるといえるでしょう。まあ、世の中は広いですから、そんなあなたの素敵なスナップに湯気立つ濃厚な白濁液をぶっかけている人が公安に一人もいないという話も聞いたことはないんですが。

自分の写真がそういうキモい目に遭っていないかどうか是非確認したいものだ、というのが「国民の「知る権利」」の重要な要素であります。「汁権利」という人もいますが、そんな人のことは知りません。そういう意味では、最近になって急に「知る権利」をいつになく重視しておられるご様子の産經野郎は、警視庁から流出したと言われる「国際テロ」関係文書についても「知る権利」の立場からこれを擁護し、その拡散を助け、内容をすべて新聞紙上に掲載して僕みたいなイケメン野郎の御真影が変態の腐れ体液に穢されることから守るべきでしょう、ときた「モンダ」。


posted by 珍風 at 21:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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