2010年12月27日

公安警察のポルナレフィズム

ビッグフレームな色眼鏡が流行ってるんだがオジサンには懐かしいものであるな、と。

情報流出のイスラム教徒ら、第三書館を損賠提訴


 国際テロの捜査情報がインターネット上に流出した事件で、流出文書を掲載した書籍で個人情報をさらされた日本在住のイスラム教徒13人が24日、プライバシーを侵害されたなどとして、出版元の「第三書館」(東京・新宿)と同社の北川明社長を相手取り、計約4300万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。

 原告らは同日午後、都内で記者会見。40代男性は同日、内部文書であることを事実上認めた警視庁に「対応が遅すぎる。すべてを認めて責任を取るべきだ。私の人生は永遠に変わってしまった」と不満をぶつけた。別の30代男性は「(流出後)迷惑がかかるので家に帰れず、家族とも会えない」と訴えた。

 弁護団長の梓沢和幸弁護士は「流出情報には誤りも多く、名誉毀損を深刻化させている。警視庁は謝罪し、名誉回復を図るべきだ」と強調。国家賠償請求を検討していることも明かした。

2010年12月25日 日本経済新聞



損害賠償請求は1人あたり330万円、13人で4290万円になります。日経や産経は少し大雑把すぎるようです。それから損害賠償と共に書籍の販売差し止めも求めていますが、差し止めの対象は12月8日付発行の第2版ですから、これは今から差し止めたところでもう遅いでしょう。

梓沢弁護士によると「流出情報には誤りも多」いそうですが、日本には本で読んだ事は全部真に受けた上で乱暴を働く人もいるようですから、そういう人に注意を喚起する意味で言っているのだとは思いますが、一方で冤罪を乱発している警察のやる事ですから間違いが多いのも当然であるとも言えます。

これに対し、22日の『毎日新聞』によれば、「警視庁幹部」は「内部資料に手を加えた疑い」がある、として「誤り」の発覚に対して予防線を張ったりしていたものです。それとともに警視庁では流出したデータについて内部資料の流出である事を認めると「掲載された人をより危険にさらす」虞れがあるとか言っていたわけですが、認めようと認めまいと、「国際テロ組織」が存在すると仮定すればその組織は自らの支配下にある「テロリスト」に関する流出情報の真偽について判断する事が可能ですから、マズいと思ったらさっさと消すなり異動させるなり潜伏させるなり連絡を遮断するなりするわけですからあまり関係なかったりします。

したがって、損害賠償の請求理由のうち「「テロリストの関係者という誤った印象を与える」ことによる名誉の毀損」については、梓沢さん言うところの「誤り」によるものである可能性が高いのですが、警視庁が誰かに対して「テロリストの関係者」という「印象」を持つのには、そんなに難しい規準があったりするわけでもないようです。

警視庁の認めるところによれば、それはたとえば「言動や過去の活動から反米的傾向が顕著に窺われる者」であって、本当に「アメリカのイスラム政策は間違っている」と言っただけで充分に「テロリストの関係者」の資格充分なんだそうですが、これではまるで「テロリストの関係者」ではないイスラム教徒が「馬鹿」みたいであります。

ましてや「礼拝を欠かさず、宗教的行事にまめに参加している者」や「飲酒せず、ハラールフードしか食べない者」、果ては「派手な行動を慎み、大声で話さない者」も「テロリストの関係者」ということになっているらしく、これなどは模範的で品格あるイスラム教徒であるというだけなのですから、逆に「名誉」なことだと言えないこともありません。てゆーか「テロリストの関係者」認定を受けられなかった人はお酒飲んでるのがバレました。みんなやってるけど。

警視庁はイスラム教徒全体を監視下においていたようですが、これは彼等があまり良く考えないで広く網をかけ、無意味な調査を積み重ねてもっぱら税金の無駄遣いに精励していることを意味します。しかし警視庁公安部の中でも、特に外事第三課の人たちだけが「約4300万円」式の大雑把な仕事をしているのかどうかは分かりません。総務課以下一課二課三課も同様である可能性がありますから、僕やあなたも公安のどっかのファイルに記載があるのかも知れません。

たとえば警視庁ではジハードを称揚する発言をした人を「テロを煽動」するものとして洞爺湖サミット期間中に拘束したりしているようですが、本当のところそういうことをどっかに書いたというだけで、爆弾を作ったとかというわけではないそうです。ほとんど「大逆事件」と変わるところがありませんが、日本人の人でも「就職出来ないなどで日本社会に不満を持つ」人が多いでしょうから、そういう人が政府を批判したり、ブランデーを水で割らないなどの「反米的傾向」を捕捉されていると何があっても不思議ではありません。

今回の情報流出経路は明らかではないので、公安部内他課の調査情報が出て来る可能性があるかどうか知りませんが、心配な人は各都道府県警察の公安部もしくは公安課、警備課等にお問い合わせください。何も教えてくれませんが監視がつく可能性があります。一説によると親戚の餓鬼を警察に就職させようとしてみればわかると言います。その餓鬼がよっぽど出来が悪ければ知りませんが、親戚にマズい人が居ると警察で入れてくれないんだそうで。問題はあなたが監視対象ではない場合で、可哀想なあなたの親戚の餓鬼さんはオマワリさんになって、拳銃で自殺してしまうのです。


posted by 珍風 at 00:16| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
何でもケーシチョーコーアンブの予算が縮小されている中でガイジ3カなる部署だけは国際テロ多発とかのおかげで予算が増えているらしいですね。で折角増やしてもらった予算を有効活用しよーってんでイスラム教徒のおじさんおにーさんおばさんおねーさんのケツを追いかけ回してソーサカンケージコー何たらってのも取らずに銀行口座やらレンタカーの使用内容なんぞをお調べになっていたそうで、それが何の役に立つんだってのは言っちゃぁいけませんか。どぉせソーサなんたらなんて申請すりゃすぐ発行されんでしょうから手間を省いたのは予算をムダにしないと言う彼らの意気込みだと言うことで。ところでそんなの無しでもホイホイ提出しちゃったか脅されたか後難を恐れたかは知りませんが、アナタもアタシも全て何でもお見通しなわけですね。
で、失地回復でテロ事件をデッチ上げるのは年明けになってからですか。
Posted by ika at 2010年12月30日 13:10
いくら潤沢な予算があっても実際に「テロ事件」を起こすのは面倒ですが、計画を立てるだけならタダですから、来年は大規模なテロ計画が未然に発覚して多数の逮捕者が出ることになるでしょう。そうでもしないとやって行けません。
Posted by ペロペロに簡単に屈するので怒られる珍風 at 2010年12月31日 08:27
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。