2011年01月21日

こちらは涜奉部

2011年1月20日『東京新聞』の「こちら特報部」は「米が望んだ菅首相? 漏洩公電“お墨付き”裏付け」という記事、元になったのはウィキリークスが公開したアメリカ外交公文書なんですが、この公電自体は既に昨年の11月末には報道されていたものです。

日本の民主党は自民党とは「全く異なる」という国務省東アジア・太平洋局のキャンベル補佐官の見解について、金星煥外交安保首席秘書官は意見の一致を見た。

 また、民主党政権が北朝鮮との予備交渉を行う際にはソウルおよびワシントンと協調することが重要だという点でも合意した。

 明らかに北朝鮮は幾つかの異なる チャネルを通じて「民主党のドアをノックしている」と金首席秘書官は述べた。

 岡田外相や菅直人首相といった重要な民主党中枢に直接に接触することが重要であるというキャンベル補佐官の指摘を金首席秘書官は認めた。
---------------------------------------------------
原文:http://www.guardian.co.uk/world/us-embassy-cables-documents/249859

2010年12月13日 ウィキリークス・ウォッチ・ジャパン


これ、キャンベルさんと金さんが話し合ったのは2010年の2月ですから、「菅首相」ってのはオカシイんで、原文では当然「Finance Minister Naoto Kan」となっていますから「菅財務相(当時)」とかにした方がいいようですが。岡田さんの「外相」も「(当時)」でしょう。

まあ少なくとも2010年の12月13日にはみんな原文の翻訳を読んで知っていたわけで、別に新しいネタというわけではないのですが、昨今では菅直人さんが「お父さんが自民党の政治家ではなかったので仕方なく民主党に行って出世しただけの隠れ自民党員」であったことが明白になりつつある、というわけで、今更持ち出すのも意味のないことでもないんでしょう。

キャンベルさんの見解は、「民主党と自民党とは『全く異なる』」、それは困ったことだ、したがってアメリカも北朝鮮同様、自分に都合の良い「ドアをノック」するぞ、ついては民主党の中でも自民党とあまり異ならない「岡田外相や菅直人“首相”(今は)」と接触しよう、ということです。

で、「接触」した挙げ句が現在の惨状。

ところが「こちら特報部」、記事の後半では「識者」が「日本は追従・依存脱却を」と「言っている」わけですが、その「識者」というのがなんと若い方のナベツネさん。毎度バカバカしいことに、渡部恒三さんの息子で、アメリカの「戦略国際問題研究所」研究員として対米隷属を骨の髄まで叩き込まれて来たのは小泉進次郎さんと同じですが、進次郎さんより頭がいいので余計始末が悪いという、「白い天使」と呼ばれた悪魔の歯科医であります。

まあだいたい、「東京財団」というのがメリケン奴隷の総本山みたいなとこだったりするんですが、この若きナベツネさんが、明らかにアメリカの差し金によるものである「反政権交代」を正当化し、何故アメリカに隷属しなければならないのかをバカなジャップにも分かるように説明する、というのが「こちら特報部」の記事の主要な部分だったりします。

 東京財団上席研究員の渡部恒雄さんは「鳩山首相の方針がぶれたことが、米国の不信を招いた」とみる。鳩山氏は、東アジア共同体構想と普天間飛行場の沖縄県外移転を打ち出した。「あくまで日米同盟を基軸にするのか、それとも米国から距離を置くことを意味するのか。鳩山氏ははっきりしなかった。米国側は疑心暗鬼になったのではないか」
 
 一方、岡田氏に対する米国側の信頼は厚い。「岡田さんは米国に言いたいことは言うが、日米同盟を損なうようなことまでは言わない。米国側は、現実的な話が出来る相手だと思っている。沖縄返還に関する密約問題を、日米関係に傷をつけずに処理したことについても米国は高く評価している」。菅首相の周辺にも米国との関係で現実主義をとるスタッフが多いという。
 
 渡辺さんは「依然として、米国の経済力や軍事力は、アジアで重要な位置を占めていることは否定出来ない。今後とも日米関係を重視して行くほかない」と話す。ただ「対米追従」という言葉には隷属的なマイナスイメージがあるが、今後は、精神的な依存体質からは脱却し、大人の関係を築くべきだという。

 「鉤は東南アジアにある」というのが渡部さんの見方。「東南アジアは経済が急成長しているが、台頭する中国と、影響力を保持しようとする米国のバランスの上にある。東南アジアの国々は、適度なこのバランスの維持のために日本が積極的に関与してほしいと期待している。東南アジアと良い関係を築いてきた日本にはそれが可能だ」

 対中国については、「敵対するのではなく、米国と協力して国際社会に組み込む方向に持って行くことが重要だ」という主張だ。

新興国との関係も重要

 TPPへの参加は、米国主導ではない、アジア全体の経済発展という視点からもみる必要がある。インド、ブラジルなど日本と友好関係にある新興国はほかにもある。「日本は日米関係だけを考えるのではなく、日米を基軸にしつつも、新興国との関係にも積極的にコミットしていかなければならない」と指摘する。「それが、本当の意味での『平成の開国」といえるのではないでしょうか」

2011年1月20日 東京新聞「こちら特報部」


日本は「バランス」を崩さなければならないそうです。つまり米国と中国の「バランス」関係の中で、アメリカ側につく、ということで、中国に対しては「敵対するのではなく」反対側につく、というのは心のアセではなく言葉のアヤですが、友の敵は敵です。とにかく、どういうワケか知りませんが日本には「バランスの上にある」ことは許されないそうで、錘になんなくちゃいけないんだそうです。

何故かというとアメリカが弱いから、なんですが、全くもって尊い自己犠牲の精神です、あえて弱い方につくというのは。とても自分の意志で出来ることではありません。したがって当然TPPに参加しなければならず、それは「アジア全体の経済発展という視点からもみる必要がある」のです。現実を見てはいけないのだそうですが、これはどう見ても日本がアメリカに対して一方的に不利な話で、何が「大人の関係」なのかサッパリ分かりませんが、多分ソレは(例によって)イヤラシいものなんでしょう。例の「奴隷契約書」のことに違いありません。渡部恒雄さんは日夜口淫奉仕の訓練に励んでいるところですが、口から出まかせのところが口に出されるのとは違うところです。


posted by 珍風 at 11:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。