2011年05月02日

村のサラリーマン

飯館村村民の悲痛な声「社内でも5マイクロシーベルトを越える所が このまま飯舘村は死の村になってしまう。」


  福島原発から北西に半径30から50キロ圏にある「飯館村」。4月15日には京大が「人が住むのに適したレベルではない」と発表した事をzakzakが報じるなど、いまだ危機的状況にある。

  現在飯館村は避難地域になっているが、村への通勤などで実質的な避難ができない様子。それは飯館村の村民たちがその実情をTwitterでつぶやいている事からわかる。

  一連の流れはTwitterまとめサイト「Togetter」にまとめられており、4月から現在までのつぶやきを見る事が可能だ。そのTogetterにまとめられた飯館村村民のつぶやきを以下に抜粋する。

  「昨日、NHKで飯舘村が取り上げられました。長泥方面の家族が涙ながらに言っていました通り、生活があるから離れられない。私の後輩です。赤ちゃんもいます。20ミリシートベルトまで引き上げた政治家は、大量殺人鬼に等しい。このまま飯舘村は死の村になってしまう。絶対許せない。」2011−04−1015:51:43

  「私の会社は村内です。私は村から避難してました。しかし、会社から逃げた者は一切保証はしない。と脅しのように投げつけられて、ほとんどの人が戻りました。今、計画避難になりましたが、会社としては避難させずに働かせる意向です。若い人の命はなんとも考えておりません。」2011−04−1223:26:20

  「働いている社員のほとんどは、事態を楽観的に見ているのが現状です。自分の部署にはあらかじめ覚悟できるように日々伝えています。死と金の狭間に何を見ているのでしょうか?わかりません。社内でも5μSvを越える所もあります。
」2011−04−1300:26:21

  「さっき、自分の車の中の染量を計測したら、足下で、4.4マイクロsv/hもあった(((( ̄▽ ̄;))))」2011−04−1622:15:41

  「母と福島市に物件を見に行った際、大家さんも農家で何気ない会話をしていた時「今日作付けをするんです」という一言に、母は思わず号泣してしまっていた。「羨ましいです…」って。」2011−04−2501:55:08

  「私の会社は計画避難区域です。社員が被爆しつつも操業継続しています。通常の原発で働いている以上に線量が高い。しかし、そんな被爆しつつも手当ては一切ありません。助けてください。このままでは社員に未来が無い。」2011−04−2522:37:20

  この他にも飯館村の状況が詳しくTogetterへまとめられている。現状を知りたい人は見てみると良いだろう。

  参照元:Togetter 【飯舘村】逃げたくない村長と動き出した村の若者達(情報提供:ロケットニュース24)

2011年5月2日 サーチナ


TVでは相変わらず農家がどうしたとか酪農家が子牛たとか牛が可哀想だとかやっていますので、自分はもう死んでもいいから東北の野菜を食べてあげようなどと思ってしまう人もいるかも知れません。牛肉だって、Oー111は「ただちに」健康に影響してしまうようですが、放射線の影響は「後で」ですから。

とはいうものの、一方では「村への通勤」などという事態が存在するらしいのです。「村」というと農家がいっぱいあったり、そこから余所へ「通勤」するもんだとばかり思いがちですが、なんと「村内」にも「会社」などというものがあるようなのです。

その「会社」では、労働者が「会社から逃げた者は一切保証はしない」と言われて仕方なく「被爆しつつも操業継続」している模様であります。逃げればいいじゃないか、といっても実際にはなかなかそういうわけにもいかないようなのです。何の「保証」もなく逃げ出して喰って行けるかどうか分ったものではありません。

農家が土地に縛りつけられているのに比べると「会社」の「社員」などというものは割と気軽に移動出来そうなもんですが、賃労働というものは遊牧的であるというよりもより定住的であり、どっちかというと農業に近いものです。サラリーマンは農民が畑に通うように会社に通うのです。遊牧民の定住政策は産業労働者の確保のために行なわれていたりするものです。

もっとも、「人材の流動性」がノマド的にまで昂進するのであれば話は別かも知れません。「遊牧」してみて、状況が思わしくなければ「賊」に転ずる、というまでに「軽やか」であれば黙って被曝している必要もないわけです。いつでも泥棒に戻れる、てゆーか盗賊がたまたま会社勤めをしている、というくらいの心構えでなければ「会社」に縛られる他はないでしょう。

まあ、世間様の方でそういうことを許容なさるかどうかは補償の限りではありませんし、実際のところ「犯罪を防ぐ」ことによって労働者は牛のように家畜小屋に繋がれているようなのですから、事は単なる「心構え」の問題ではないことは明らかです。

そういうわけで労働者諸君は「会社」の経営者を見習うべきです。会社では放射性物質の津波に飲み込まれた工場に通えと言っているのですから、「盗賊」どころか人殺しのようなものですが、そういう「心構え」こそ大切です。ホームページを見て菊池功さんの爪の垢でも煎じて飲みましょう。
http://www.kikuchiseisakusho.co.jp/

飯館村の工場では「社会貢献の一貫として独自開発商品の開発ならびに産官学での共同研究開発を積極的に行っており」、自社の従業員とともに「試作」に取りかかっているところでありますが、将来は「量産」プロセスに入ることが期待されています。もっとも「量産」とはいうものの、確率が何%か上がるというだけの話しでして、「独自開発商品」が誰の身体の中で生産されているのか特定し得ないところが「産官学での共同研究開発」の強みであると申せましょう。最初から誰にも「一切保証はしな」くていいのです。


posted by 珍風 at 22:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
孫正義とかが騒いでた「震災にかこつけてネット検閲」っていうアレ、本当だったらしい。
警察がISPに直々に踏み込んで、情報を削除させてるそうだよ。
ていうか、こういうことやるときって、令状とか裁判とかいらないのか? とか、警察の判断で勝手にやっちゃっていいの? とか、色々疑問があるんだけど…。

ネット削除、動く警察 「みる・きく・はなす」はいま
http://www.asahi.com/national/update/0501/OSK201105010101.html

記事の最後のところを見ると、どうやら世界の検閲と戦うグーグルさんには今回の件がばれてるらしい。

>米ネット検索会社グーグルは4月20日、在米日本大使館を訪れ、伝えた。「ネットは多様な情報が飛び交う。政府が個別に削除を求めることには懸念がある」
Posted by frank at 2011年05月05日 02:25
令状もない闇の稼業に予算2億円です。

http://www.meti.go.jp/main/yosan2011/20110422-1.pdf
Posted by ユッケ珍風 at 2011年05月05日 06:52
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