2011年08月12日

「民自公路線」か否かが争点だ

首相「退陣3条件」整う、28日代表選へ調整


 民主、自民、公明3党の政調会長は11日、国会内で会談し、菅首相(民主党代表)が成立を退陣条件とする再生可能エネルギー特別措置法案の修正で合意した。

 もう一つの条件である特例公債法案は11日の衆院本会議で民主、自民、公明3党などの賛成多数で可決された。両法案は26日までに成立する見通しで、今国会中に「退陣3条件」が整うことが確実となった。首相は両法案成立後、速やかに退陣を正式表明する方向だ。民主党執行部は31日までの会期内の新政権発足を目指し、28日の党代表選実施を軸に調整を進める方針で、代表選に向けた党内の動きも本格化している。

 篠原孝農林水産副大臣は11日の記者会見で、鹿野農相が出馬すれば支持する考えを表明した。増子輝彦元経済産業副大臣ら鹿野氏を推す議員は12日、緊急の会合を開き、鹿野氏に出馬要請することを決める考えだ。党内の各グループも11日、相次いで会合を開き、結束固めを進めた。

2011年8月12日 讀賣新聞


この「修正」たるや自民党の習性に従ったもので、買い取り価格を成る可く低額に抑制することと、電力を大量に消費する業種には電気料の値上げ分のほとんどを減額し、そのぶんはどうやら電力会社に税金を差し上げるらしい、という大変に立派なもので、電力会社様に御迷惑をおかけすることのないように配慮されたもののようです。

僕が菅さんだったらこんなだらしのない法案を持って来た奴は怒鳴りつけて、こんなんじゃ辞められねえな、と言うところですが、菅さんの場合はもともと「退陣」するのかどうかよく分からないんですから何を言ったところであまり迫力はありません。

もっとも、「退陣3条件」というのは菅さんのクビと引き換え、という意味だったはずですが、自公はその他に「条件」を挙げてそれを飲ませようとしています。それは連中の言ういわゆる「バラマキ4k」という、民主党マニフェストの一部撤回がそれですが、政権の基本政策は一代表の去就よりも優先度が上であることから、「退陣3条件」はもはや「退陣」のための「条件」であることを止めていると言ってもいいでしょう。

とはいえ実際には民主党の現執行部自身がマニフェストを撤回したくて仕方がない人たちですから、みっともないことに野党に頼み込んで特に「条件」を出してもらった、ということが無かったとも思えません。この場合は「条件」どころか、自公は民主党に恩を売った、というつもりでいるかも知れません。

考えてみれば菅さんにとってもマニフェストの「見直し」は、法案成立のために身を切るような思いで行なわれるようなものではなく、むしろ大変に好都合な話であり、一種の「前進」であると考えられます。そんなことでは民主党は何も失いません。何かをふんだくられたのはお人よしの有権者のほうです。菅さんが「退陣」に「追い込まれた」としても、自公が民主に勝ったわけではありません。負けたのは馬鹿な国民なのです。

そこでナベツネさんは極めて正しい、ということになります。ただしどっかの党の「党代表選」ではなくて、広く日本に住む人一般にとっての話ですが。すなわち

民自公路線か否かが「争点」だ(2011年8月12日 讀賣社説)


「争点」なのであって、「民自公路線」の他に選択肢がないわけではありません。社説の中では「民主党が時計の針を戻すような代表を選」ぶという可能性についても言及しており、それはそれで一つの望ましい可能性ではあります。もちろん、「民自公」に対してまるごと「否」を突きつけるのもアリです。その場合には解散総選挙が行なわれることが正しい、菅さん「退陣」するな、ということになるでしょう。頑張れ菅直人っと。


posted by 珍風 at 06:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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