2012年02月26日

橋下徹の日本脱出計画

ああ、ねえ。確かにそれはそうなんですけど、マズいよなあ。世の中には「建前」ってもんがあるでしょ。

<橋下市長>改憲で国民皆殺し 維新の会公約に


 大阪維新の会代表の橋下徹・大阪市長は24日、戦争の放棄をうたった憲法9条の改正について「一定期間議論して、日本人全体で決めなければいけない」と述べ、2年かけて国民的議論をした上で、国民投票を実施すべきだとの考えを明らかにした。次期衆院選の政権公約となる「船中八策」に、憲法改正手続きを盛り込む方針だ。

 橋下市長は記者団に9条は「他人を助ける際に嫌なこと、危険なことはやらないという価値観。国民が(今の)9条を選ぶなら僕は別のところに住もうと思う」と述べた。

 また、消費増税については「今のような社会、年金、医療保険システムが前提なら、砂漠に水をまくようなものだ。抜本的に社会システムを変え、どこから税を取るかという話をしないといけない」と述べ、慎重な姿勢を示した。【原田啓之】

2012年2月25日 毎日新聞


「戦争」ってのは、一応、一応ですけど「自衛」のため、ってことになってるんですがね。まあ勿論、「自衛」てゆーか「自国の利益」の為にやるワケですけど、あんまり「他人」のためにやることじゃないんですよ。

本当のことを言えば「自衛」とか「自国」の「自」の字が「自分」だったり「他人」だったりするんで、まあ大体は「家族」とか「恋人」とかの「ため」ってことにするのが、常套手段なわけですよ。ところが橋下さんはもう言っちゃってるんですが、彼の言ってる「他人」てのはそういう人たちじゃない。

橋下さんが言ってる「他人」てのは、例えば「湾岸戦争」とか「がれき」のことを言ってるところをみると、「アメリカ」であり、「原子力村」のことなんですよね。そういう人たちを「助ける」のに、人を殺すような「嫌なこと」、殺されたり被曝したりという「危険なこと」をやれというわけです。

実際のところこれではかなり説得力がありません。『俺は、君のためにこそ死ににいく』方がまだマシです。一体どうしちゃったんでしょうか。頭の具合でも悪くしているのかもしれません。しかし最近になって急に悪くなったとも思えないのです。

まあねえ、これも難しところで、「世論」では「死刑」に対する容認感情が「殺人に対する忌避」に基づいているところもありますから、そのレベルでは「死刑」と「戦争」が両立しないんですよ。これは矛盾でありまして、ほとんど「感情的なレベル」の限界なんですが、橋下さんはそのレベルで仕事をしてますから、大変なのもわかるんですよ。

「自分のため」に人を殺すなんてとんでもない、てゆーのが「死刑容認」感情の基礎にあるとすれば、「自衛」「自国の国益」のための戦争、というのも感情的に拒否されちゃうわけで、それで「他人を助ける」ための戦争、なんてことを言い出さざるを得ないわけです。苦労の後がしのばれる、ってなもんでして。

ところが橋下さんが普段から言っていることから、その「他人」てのが「アメリカ」だったり「原子力村」だったり、「ワタミのために死ね」みたいな話だったり、ってことになっちゃうのは、ほんのご愛嬌では済まされない「失敗」です。誰がそんな「他人」のために「嫌なこと、危険なこと」をするもんですか。

むしろ橋下さんは、橋下さんが助けたい「他人」の為に僕たちに「嫌なこと、危険なこと」を押し付けたい、と正直に言った方が良かったでしょう。そう言ってもらうと大変に分かり易いわけですし、そこで僕たちはそんな橋下さんから「自分」を守るでしょう。当然のことながら橋下さんは「嫌な目」や「危険な目」に遭うことになるかもしれませんが、なんか、そうなりそうになるんだったら日本から出て別のとこに住むんだとか言ってるし。じゃあ早く出て行けばいいのに。出て行け出て行け出て行け。


posted by 珍風 at 07:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
オレ達の為にオマエらは死んでくれ。なんてのは古今東西権力者には良くある話でそう言う意味でハシモト氏は旧態依然とした政治家ですが、脳みその使い方がよく解って居ない方やそもそも使えない脳みそをお持ちの方々には既得権益を壊してくれる新しい政治家に見えてしまうのは仕方の無い事です。だからこそ既得権益側の代表とも思えるアベチャンと仲良しになっても誰も話が違うなどと責めたりしないわけです。
Posted by ikez@ハシモトアリ地獄 at 2012年02月28日 08:56
TV向けの、「俗耳に入りやすい」パフォーマンス的な発言、という形を取らない時は実に古臭いことを言ってしまう、てゆーか旧態依然たることを考えている、てゆーか何も考えていないわけですが、しかしそれは堺屋太一の責任だ!
Posted by 珍風の低賃金長時間労働も at 2012年02月29日 07:05
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