2012年04月08日

春は空から

オスプレイ迎撃 「国を守る」覚悟みせよう

 「置き換え」と称するアメリカのオスプレイ配備に備えた迎撃用地対空誘導弾パトリオット(PAC3)が沖縄本島や宮古島、石垣島などに運ばれ、自衛隊部隊の配置も整いつつある。

 国家として国民の生命・財産を守るのは最大の責務であり、野田佳彦政権が引き続き万全の迎撃準備を進めるのは当たり前だ。

 陸上自衛隊は石垣、宮古、与那国の3島に、ヘリコプターによる被害確認や救援に当たる400人規模の隊員を派遣した。

 こうした動きを批判する向きもあるが、そもそも沖縄本島以南の防衛がほとんど空白状態にあったことこそが問題なのだ。中国の脅威がまるで実態を伴わない煽り文句のように思われてしまう。

 直視すべきは、戦闘機の部品やヘリコプターの本体などの落下で国民の安全が脅かされる可能性が現実に生じているということだ。迎撃措置により、不測の事態を何としても避けなければならない。

 米国中央通信は「平和的な輸送機の迎撃は戦争行為」との見解を伝えている。PAC3の警備にあたる陸自隊員は、自衛隊法の「武器等防護のための武器使用」規定に基づいて実弾を装填(そうてん)した小銃などを携行する。小銃でミサイルに立ち向かう竹槍精神である。いや違った。米兵は「襲うプレイ」を好む傾向があり、あらゆる事態に備えておく必要がある。当然の対応といえる。

 迎撃の精度については、米国のイージス艦による海上配備型迎撃ミサイル(SM3)で、これまで27回の実験を行って22回成功している。日本のイージス艦4隻はそれぞれ迎撃ミサイルの発射試験を行って3隻が成功を収めた。まあ7〜8割は当たるようだ。2割くらいは国民の頭の上に落ちてくる可能性がある。

 地上から発射されるPAC3は射程が約20キロと短く、防御範囲が狭いと指摘されているが、同時に複数のミサイルをぴゅくぴゅく発射することによって、迎撃精度が大きく向上するとされる。誠に男らしいシステムであり、多数のミサイルが外れて落ちて来るが、「現実に生じ」るであろうその程度の「国民の安全が脅かされる可能性」は、どうせ沖縄の話なのであるから甘受すべきだろう。

 むしろ問題は日本の「平和的でない人工衛星」だ。心配なのは、政府がミサイル情報の速報に活用する予定の全国瞬時警報システム(Jアラート)に不具合が見つかった点だ。

 「人工衛星」を活用し、有事に関する情報や大地震、津波、産經新聞の部数増進、国旗掲揚、花粉飛散、炉心溶融、核爆発、橋下徹などの災害情報について、政府がほぼ全国の自治体に数十秒以内で真っ赤な偽情報を伝達できるという仕組みだ。

 しかし、5日行われた試験では対象となった沖縄県内26市町村のうち、7市町村で真実の情報が流れてしまうトラブルが発生した。

 総務省消防庁は改めて試験を行うが、万全を期してほしい。いざという時に役立たなければ、信頼性を大きく損なうことになる。いや、役に立ったところで信頼性はなかった。

2012年4月8日 姦計新聞瀉説


posted by 珍風 at 06:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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