2012年07月22日

楽しい金属工作講座

Do It Yourself(てめえでやれ)鉛カバーの作り方


 「APD」と呼ばれる線量計は縦97ミリ、横58ミリ、厚さ16ミリ。防護服の下のシャツの胸ポケットに入れ、ガンマ線やベータ線を前面のセンサーで感知し、全身にどれだけの放射線を浴びたかを測る。毎日、東電が作業員に貸し出す。

 作業員らによると、昨年11月30日、ビルド社の作業チーム約10人の半数ほどが原発構内の作業場に集められた。役員は厚さ数ミリ、縦横1メートルほどの鉛板を用意していた。通常は汚染水の配管を覆って放射線を遮るために使う鉛板とみられる。

 役員はAPDの実物を使ってサイズを測り、鉛板に油性ペンで線を引かせて金属用のはさみで切断させた。作業員たちは万力やハンマーでAPDの前面、両側面、底を覆うカバーの形に整えた。「手で折り曲げた」と話す作業員もいる。

2012年7月21日 朝日新聞


手で折り曲げるとケガをするおそれがあるのでやめさせなければなりません。会社は作業員さんたちの安全にもっと注意を払うべきです。

役員さんがおっしゃる通り「いっぱい線量浴びちゃうと、年間なんてもたない。3カ月、4カ月で(50mSvが)なくなる。自分で自分の線量守んないと1年間原発で生活していけない」ということもあるでしょう。作業員の生活のことを考えると、賃金を線量に応じて増やすことも考えられますが、下請なんでそんな事はしません。東電が何を考えているかというと、

実は線量計の他にバッジを付けているそうで、バッジにもカバーを付けないと線量計の数値と矛盾するんですが、そこんとこのチェックは受注業者がやっているということで、東電は相変わらず知らんぷりです。東電は作業員の被曝にはあまり興味がない様ですが、そんな事を気にしていては核発電などやっていられるものではないでしょう。

まあしかし、こんな手軽な金属工作が出来るのがビルドアップという会社だけなのかどうか、僕は知りません。核ヤクザ関係者は意外と手先が不器用なのに世渡りは器用なのかも知れません。とはいえ、

福島原発の作業員死亡、放射線の影響認められず 
国連委が発表


 【ウィーン=共同】国連放射線影響科学委員会(事務局ウィーン)は23日、東京電力福島第1原発の事故後、復旧作業に携わり死亡した6人の作業員について、放射線の影響は認められなかったと発表した。

 委員会は日本側の測定データを基に、事故で放出された放射性物質が人体にどのような影響を与えたかを調査中で、皮膚に放射線を浴びた数人の作業員に関しても特段の影響は報告されていないとした。

 世界保健機関(WHO)も23日、事故による国内外の被曝(ひばく)線量の推計値を発表。全身被曝線量で、がんのリスクが高まるとされる100ミリシーベルトを超す数値が出た場所はなかったとした。委員会は来年、最終報告をまとめる。

 第1原発では病気やけがなどで計6人が死亡しているが、東電は「被曝との関係はない」としている。

2012年5月24日 日経


「日本側の測定データを基に」すると放射線による「特段の影響」は認められないことになっている様です。中部電力の課長さんの「放射能の直接的影響で亡くなった人は一人もいない。今後5年、10年で変わらない」という謎の発言も納得できるというものです。

「日本側の測定」では「特段の影響」が出てくるような線量は報告されません。それは下請の末端まで徹底される村の掟なのであって、そんな核共同体への堅固な信頼感が5年10年先の未来までの安心感に繋がっているのですから美しい心がけだ、てゆーかビルドアップの役員さんは多分良い人なのです。他の人はそんな面倒な金属工作などしないで線量計の電源を切ったりしていますけど。


posted by 珍風 at 07:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。