2012年10月09日

臣民よ今夜も主権をありがとう

大日本帝国憲法復活請願
「東京維新の会」が賛成


 橋下徹大阪市長の「日本維新の会」と連携し、9月に結成した都議会新会派「東京維新の会」(民主・自民を離党した3人で構成)は4日の都議会第3回定例会最終本会議で、現行の日本国憲法を無効とし、戦前の「大日本帝国憲法」の復活を求める時代錯誤の請願に賛成しました。請願は日本共産党、民主党、自民党、公明党、生活者ネット・みらいなどの反対で不採択となりました。

 請願は、天皇を元首として無制限に権力を与え、国民を「臣民」として、自由と権利を抑圧した大日本帝国憲法を美化。「我々臣民としては、国民主権という傲慢(ごうまん)な思想を直ちに放棄」して、日本国憲法を無効とし、大日本帝国憲法は現存するとの都議会決議を求めています。

 また、東京維新の会は、都内在住外国人への生活保護支給の減額・廃止を求める陳情に賛成しましたが、反対多数で不採択となりました。

2012年10月5日 しんぶん赤旗


「国民主権」といっても色々あるわけですが、何分にもこの人たちの言うことですからアテにはなりませんが、ここで「国民主権」と言っているのは、多分、「人民主権」のことだと思われます。それが「傲慢」かどうかは定かではありませんが、それなりに難しいところもあるのかもしれません。

「国民」は時間的には無限に存在することになっているのですが、この場合における「人民」とは「現在において存在する人の集団」ということになります。そうするとこれは、時と場合にもよりますが、「憲法制定権力」とは別のものになってしまうのです。

憲法が過去のある時点で制定されたことは間違いありません。そしてそれを制定したのが日本人であろうが何人であろうが、ある程度の時間が経過すると、この場合で言う「人民」とは縁もゆかりもない人たちになってしまう、てゆーかまあ子どもとか孫なんでしょうけど、とにかく違う人で、他人であります。

ところで「維新の会」の「臣民」諸君ほど、その時々の「人民」に依拠する存在はありません。いや、「維新の会」で選挙に出て当選したわけではありませんから、正確に言って「人民」がこの「臣民」連中を支持したという事実はなかったりしますが、まあそういう人たちですから、言っていることはいい加減なものです。

この人たちはどうやら天皇に主権を与えようという魂胆らしいのですが、一体何に基づいてそんなことをするか、何の権限でそれが行なわれるかというと、それは「人民」がそうしたいから、ということになるでしょう。今になって「大日本帝国憲法」を「復活」したところで、それをするのは誰か、というところでやっぱり「人民」が「大日本帝国憲法」よりも上に、あるいは先行することになります。

なかなか「傲慢」な話ですが、どうか天皇が愚かな「臣民」の妄言を笑って許して頂くように願うしかありません。ところでドクター中松さんは「臣民」の仲間なんだそうですが、彼によると、このような「臣民」の愚挙は、むしろ「不敬」に当たりかねない行為であるといえるでしょう。

大東亜戦争終戦のとき日本は全く負けていなかったんです。実際にその時帝国海軍にいた者として証言すると、1万機の戦闘機、食料武器も十分で決して負けていなかったが、天皇陛下のご命令で終戦となっただけで、負けたわけではありません。本来はアメリカに勝っていた。ところが最近の人は終戦を敗戦と言う。いったいいつ負けたんですか?負けた負けたと言う負け犬思想が終戦以来ずっと続いている。まず負けていないと言う基本にさかのぼらなければ行けない。
http://www.yamatopress.com/c/27/178/5176/


日本は戦争には負けていないそうです。そういうことなら、もうそれで構いません。それでもいいですが、そうすると敗戦、いや「終戦」をして、それでもって今の日本国憲法というものがある、これは全て「天皇陛下のご命令」によるものであります。この解釈だと「国民主権」は「天皇主権」に基づく、「天皇」がそう決めたんだ、と言う話になるわけです。

「天皇」は「国民主権」ということで良いと思った可能性があります。これはどっちにしても「国家主権」になるんで要するに同じことだと言ってしまうことが出来るからでしょう。「天皇」はそれが分かっていたようです。分かっていないのは「臣民」の方です。そんなに「主権」が欲しかったら、これはもう「天皇」が武力をもって人民から奪い取るのでなければ正統性はあり得ません。国家とは人民に対する戦争に他なりません。「思想を放棄」しているヒマがあったら帚でもハタキでも手にして、1人でも多くの人民の頭をひっぱたくようにしたほうが話が早いし、「臣民」の方々には不慣れな「思想」よりもそっちの方がお似合いです。


posted by 珍風 at 05:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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