2012年11月21日

日本における高齢者の活用、てゆーか

連合 1千万人を実現するには


 「連合」と書いても、ピンと来ない人が増えているのではないか。そんな心配もあり、最近は書き出しに「日本労働組合総連合会」と正式名称を使っている。

 なぜ、そう思うか。厚生労働省の労働組合基礎調査に答えがある。労組員数は1994年の1270万人をピークに減少傾向をたどり、2011年は約2万6千組合で組合員996万人となった。

 推定組織率(雇用者数に対する労組員の割合)は05年以降、最低水準の18%台が続く。では、過去はどうか。78組織800万人が集まった「連合」が発足した1989年の組織率は約26%だった。

 800万人と豪語していた連合の組合員数も既に700万人を下回っている。

 これでは労働運動も連合も尻すぼみである。社会に向けた発言力や影響力も低下するばかりだ。知名度も随分落ちているかもしれない。これではいかんと危機感を強めた連合は、2020年までの組織拡大戦略「1000万連合実現プラン」を策定し、組合員増に乗り出した。

 組合員数1千万人を目指す「1000万連合」構想は発足当初からあった。しかし、20年以上も実現できなかった。

 労組が不要となるほど雇用・労働環境は改善したのか。それは違う。むしろ悪化をうかがわせるようなデータがある。

 「いじめや嫌がらせを受けた」「労働条件が引き下げられた」「解雇・退職勧奨された」などの相談を受ける窓口が都道府県労働局などに設けられている。厚労省によると、11年度はいじめ・嫌がらせを受けたなどの個別労働紛争の相談件数が25万件を超え、過去最高だった。

 「過労死」という言葉も消えない。

 労働者の権利を守る労組の存在感が高まるはずが、逆に退潮が止まらない。

 根本にあるのは組織、意識のあり方ではないか。若者に労組離れの傾向がみえる。労組には古めかしいイメージが付きまとう。「闘争」もその一つだ。何かあれば責め立てられるのでは。中小企業経営者はそう考え、労組を敬遠しがちだ。

 本音と建前もある。賃金などの男女間格差の是正、男女平等の推進は連合の最重要課題の一つだ。では、是正はどこまで進んだか。あまり変わらないようにもみえる。もっと見えるかたちで成果を示さないと建前だけと受け止められる。

 労組を身近なものにするため労働相談は有効な手段となる。連合も結成翌年1月に「なんでも労働相談」を開設した。連合は労働相談を充実強化して、新規組合員獲得につなげようと考えている。

 ここで大事なのは「予防」の考え方ではないか。労使紛争が起きると双方にとってどれだけ損か。長時間労働は生産性をどう損なうのか。いじめや嫌がらせが、なぜ起きるのか。事業主に対しても積極的に情報発信していく必要がある。

 連合に相談すればうまくいく、会社も職場も良くなると、労使双方から信頼されるのが理想だ。そのためには組織も意識も、もっと柔軟にする必要がある。

=2012/11/20付 西日本新聞朝刊=


いや、マズかったのは「予防」の考え方ではないか。「個別」はともかくとして集団的な労使紛争は起きない。長時間労働は生産性を損なわない。いじめや嫌がらせが起きていても問題はない。事業主はこれらのことを熟知しています。「予防」なんかしてもらう必要は、これっぽっちもありません。むしろ長時間労働は「生産性」とは無関係に問題にしなければならないし、そのためには「紛争」も辞さない覚悟でないと「信頼される」のは無理でしょう。てゆーか、この期に及んで「労使双方から信頼される」のは「理想」でもなんでもありません。そんなことを言ってるからダメなのでした。

連合、民主2氏を推薦 社民は擁立断念 自主投票へ


 連合宮崎(横山節夫会長)は20日、幹事会を開き、衆院選でいずれも民主党前職の宮崎1区川村秀三郎氏(63)、同2区道休誠一郎氏(59)の推薦を決定した。

 一方、社民党県連合(鳥飼謙二代表)は同日、常任幹事会で独自候補の擁立を断念、自主投票とすることを決めた。連合は「社民からも申請が出れば推薦する」方針を示していたが、鳥飼代表は「選択肢を示せず残念で申し訳ない。比例の社民候補当選に全力を注ぐ」と語り、民主候補を支援する考えがないことを明らかにした。

 連合と民主、社民などでつくる「CNP会議」は、19日の会合で既に共闘断念を最終確認しており、前回、自民の議席を奪った「非自民」協力態勢は崩れた。

 一方、宮崎県選管が20日、県庁で開いた立候補予定者説明会には、県内3区で立候補する意向を表明した9陣営のほかに社民県連合、日本維新の会の関係者が出席した。

 維新は、太陽の党から合流した元職中山成彬氏(69)を1区で公認済み。維新の金城克典・大阪府議は説明会後、報道陣に「どの選挙区からでも出たいという人材はたくさんいる。2、3区にも擁立する可能性はある」と述べた。県選管が届け出書類の事前審査をする26日をめどに調整するという。

=2012/11/21付 西日本新聞朝刊=


というわけですっかりED、じゃなかったフニャチン、じゃなかった「柔軟」な連合さんは未だに民主党候補を推薦しているんですから暢気といえば暢気であります。アメリカが60年かけた二大政党制の一翼を担うことになっていたんですから仕方ありませんが、日本の皆さんはあまりにも「柔軟」だったので、あれよあれよと言う間に二大政党制は崩壊してしまいました。総選挙の興味は「三等政権」の成分表がどのように変わるかということで、民主党も連合も「非自民」どころではありません。

民主党は大敗を喫するものとして、その後釜として「三等政権」に参加したいのが「第3極」なわけですが、参加資格があるのは核発電推進派だけです。橋下さんはこれを見事に、とは些か言い難いものがありますが、とにかくクリアしました。だからといって安心していいものやらよく分からないのが選挙くせもの怖いもの。安倍さんと石原さんの「ウヨク」っぽいのが嫌気される可能性がありまして、これが民主党を多少利するかもしれない。

てゆーか、多分予定では自民はそこそこ勝利、民主も別に消えてなくなってしまうわけではなく連立を組むことになっているんでしょうから、ちょうど良いくらいなのかも知れませんが、ここで維新が来ることになると、これは「右翼」というよりは新自由主義的になるはずで、何といっても安倍さんはホワイトカラーエグゼンプションの人ですから、これが竹中さんのところと組むとなると日本全国プラック企業。ちなみに、ホワイトカラーエグゼンプションに一定の理解を示す人もいる様ですが、現状の労使関係並びに労働基準法違反の取締状況からして、これは必ずやそれ自体の目論見を超えて悪く作用することになります。やめておくに越したことはありません。もっとも、これとて核発電やTPPと同様、アメリカからの要請だったりしますので、「三等政治」に参加したい人はクリアする必要があるでしょう。

それとともに気になるのが安倍さんの体調と石原さんの寿命なわけで、これがどうなるか分からないという不安定要素ではあります。安倍さんは治ったつもりでいる様ですが、政権を担うストレスは相当なものでしょうから、ある朝急にお腹がヤバくなる可能性は常に存在します。石原さんはまあ、死んだところで橋下さんが直ぐ代わりをやるつもりでしょうからどうでもいいです。もっとも、このような場合にはそれなりの利用価値があるのかも知れません。仄聞するところによると維新の会もあまり人気がない様ですが、良いタイミングで石原さんに死んでもらうと選挙はとてつもなく有利になります。大平さんや小渕さんの例を引くまでもありません。ご参考まで。


posted by 珍風 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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