2013年04月07日

ドラえもんが何とかしてくれると思った

当時はみんな色々と言いたいことを言っていたもんですが

東京五輪招致の秘密兵器!「ドラえもん」スペシャルアンバサダー


 2020年東京五輪招致委員会は5日、招致スペシャルアンバサダーに「ドラえもん」が就任したことを発表した。現在、8人のアスリートがアンバサダーに就任しているが、キャラクターが就任するのは初めて。今後、招致委員会の公式フェイスブックでの定期的なメッセージ発信、イベントへの出演などが予定されている。1969〜96年まで連載された「ドラえもん」は、国民的キャラクターであると同時に、海外でも人気がある。「クールジャパン」の代表格が、招致成功に一役買うことになった。

2013年4月6日 スポーツ報知


やっぱり人間イザというときは「ドラえもん」です。この世で頼りになるのは「ドラえもん」しかありません。嬉しいにつけ悲しいにつけ「ドラえもん」は心の友であります。たしかに芸術は永く、人生は短い。しかし『ドラえもん』を観ている時間くらいはあるのです。「ドラえもん」がなくて何の人生ぞ、「ドラえもん」は喜びを倍にし、悲しみを半分にしてくれます。

どうも日本の人は誰でも彼でも困った時には「ドラえもん」を呼ぶことになっている様で、考えてみればこんなに悲しみの多い人生は「ドラえもん」なしで切り抜けることは出来ないわけですから笑うべきではありません。「ドラえもん」は物事の真剣さのバロメーターです。簡単にできるようなことであれば、わざわざ「ドラえもん」を担ぎ出す必要はありません。そもそもどうでも良いことであればハナから「ドラえもん」は不要です。本当に困ったとき、もうどうして良いのか分からないとき、心臓の辺りがヘコんだような気がするとき、人は「ドラえもん」のお世話にならざるを得ないのです。

こんなぐやいに、猫も杓子もちっと困ったことがあるってぇと「ドラえも〜ん」とくる、そいつがクールなジャパンだてぇんですが、そいつにもワケってぇもんが、やっぱりあるんだそうで

原作者の世界観守り続け 「ドラえもん」衰えぬ人気


 公開中の「映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)」(寺本幸代監督、東宝配給)が興行収入三十一億円、来場者数二百九十万人を超えて好調だ。「映画ドラえもん」シリーズは一九八〇年に始まり、この三十四作目で累計動員数が一億人を突破。人気は衰えを知らない。どうしてこれほど多くの観客を集めるのだろう−。 (小田克也)

 「映画ドラえもん」の一〜十九作は、漫画家の藤子・F・不二雄さんが映画用に原作を書き下ろした。

 藤子さんが九六年に他界したため、二十作目以降は、一〜十九作をリメークするか、製作陣がストーリーを新たに考えるオリジナルとなった。大半の作品が後者だ。

 作れば必ずヒットする東宝のキラーコンテンツ。ちなみに二〇一二年、三十三作目の興行収入は三十六億二千万円で、邦画部門の第六位(日本映画製作者連盟調べ)だ。



 最新作(1時間44分)は、鈴をなくしたドラえもんが、のび太たちと、ひみつ道具博物館に捜しに行き、怪盗と攻防を繰り広げる。
 ファンタジーやアドベンチャー、ミステリーなどを組み合わせて構成。前半はドラえもんの鈴や秘密道具など、誰もが知っている話で観客を引きつけ、後半は謎に迫りつつ、ドラえもんとのび太が友情を確かめるクライマックスに向かう。作り方は映画の基本に極めて忠実だ。

 キャラクターや秘密道具、博物館などの絵は緻密かつ豪華。アニメ製作会社「シンエイ動画」の増子相二郎・制作本部長(最新作のチーフプロデューサー)によると、動画は、百分程度のアニメ映画なら一般的に五、六万枚だが、この作品は九万枚に達するという。一枚の絵に多くの要素を詰め込むそうで、手の込んだ絵が人気を保ってきた要因の一つだろう。

 アングルが落ち着いているのも特徴という。サザエさんの食卓の場面のような見慣れたシーンが多く、これも観客の安心感につながっているようだ。

 増子さんは「ドラえもんなら、のび太なら、しずかちゃんなら、この局面でどう行動するか。そこを気をつけている」と話す。

 キャラクターの性格が作品によって変わらないように留意し、毎回、観客の期待どおり動くようにしているという。観客が安心して見ていられる映画づくりを心掛けている。



 毎年、春休みの時期に封切られ、親子連れが詰め掛ける。第一作が公開された八〇年に子供だった人が大人になり、親子で楽しめるのも魅力。通常のアニメ映画より製作費もかかっているそうだ。

 シンエイ動画が全作を手掛け、蓄積を増やしてきたのも大きい。藤子さんから多くのことを学び、それを今に生かす。

 見る者の想像力に委ねるのもその一つ。増子さんは「先生の作品は、あえて落ちをつけなかったりする。想像力に委ねるといいますか…。そこに深い考えがあることに気づかされる。足元にも及びません」と話す。

 「先生の世界観を再確認し、そののりを超えないようにしながらオリジナルやリメークを作っていきたい」と言うように、偉大な原作者の作品に絶えず立ち戻りながら新作に向かうところに、人気を維持してきた最大の秘訣(ひけつ)があるようだ。

2013年4月6日 東京新聞


「先生の世界観を再確認し、そののりを超えない」。これが人気の秘訣なんだそうです。何も足さない。何も引かない。基本は何も変わらない。キャラクターも絵柄も変わらず、「サザエさんの食卓の場面」のような見慣れたシーンが多い。そうすると声優の交代は最大の危機だったわけですが、これを上手く乗り越えた様です。

もっとも、ここでワザと引き合いに出されている『サザエさん』は、「原作者の世界観」とは全く無関係、登場人物のキャラクターも大幅に改変された似て非なるものであるのは当の原作者の保証付きですから、今更連中が福島に出掛けて行っても誰も驚きません。


サザエさんオープニングに福島 県が持ちかけ実現


 【野瀬輝彦】テレビアニメ「サザエさん」のオープニングに、4月から福島県の観光地が登場する。原発事故の影響で県外からの観光客数が低迷。サザエさんの力を借りて福島の魅力を伝えようと、県がフジテレビ側に持ちかけた。

 日曜夜の番組のオープニングで背景に、花見の名所・花見山(福島市)や白虎隊の悲劇で知られる鶴ケ城(会津若松市)、水族館のアクアマリンふくしま(いわき市)などが半年間流れる。放送2200回記念となる4月7日には、サザエさん一家が県内を旅する本編も登場する。

 サザエさんのオープニングアニメは半年ごとに舞台が変わっており、福島の登場は1997年以来、16年ぶり。県は放送委託費として700万円を負担するという。県の担当者は「ぜひ、サザエさん一家のような楽しい旅行を福島で味わって」と話している。

2013年3月27日 朝日新聞


これはもう東芝の作品ですから仕方がありません。あの『鉄腕アトム』ですら、アニメ版に関わった豊田有恒さんのおかげで原発推進に駆り出されることになって、手塚治虫さんはたいそう困ったんだそうですから、「原作者の世界観」などという余計なものは涼しい顔でクールにスルーするのは業界の慣例なのかも知れません。

とはいえアトムのキャラクターに投影された手塚治虫の世界観というものがあって、豊田さんもそこまでは手を出さなかった様ですから、アトムは割と頻繁に真剣に困惑していたりすることのあるキャラクターだったわけですが、だからといって別段「ドラえもん」を召還したりはしていなかった様であります。

いなかったんですからしょうがないんですが、「ドラえもん」さえ来てくれればもう何もかも解決してしまうという「安心感」が『ドラえもん』の肝要なところですから、「ドラえもん」に依頼する人はあまり真剣に困っていないとも、何とも手のうちようがないから諦めているとも解釈できます。「ドラえもんが何とかしてくれる」という言葉は「ドラえもん」の不在を前提としたときに「何ともならない」という意味になるでしょう。それですっかり諦めてしまって、飲むか寝ちまうかしよう、ってのがジャパンの「クール」です。東京で開催されないオリンピックには誠に相応しいと申すべきでしょう。


posted by 珍風 at 07:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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