2013年04月13日

感じやすいの濡れやすいの太いミサイルもずぼずぼ

TPP参加、日米合意 農業「聖域」確約なし 自動車、保険で日本が譲歩


 日米両政府は12日、環太平洋連携協定(TPP)をめぐる事前協議を終え、日本が交渉参加することで合意した。甘利明TPP担当相が同日夜の記者会見で、米国が日本車の関税を当面維持することなどを盛り込んだ合意文書を発表した。ただ、日本が「聖域」を主張する農産品について合意文書は「敏感な問題がある」との認識を示すのにとどまった。米政府は近く、日本の交渉参加を米議会に通知、90日間の検討期間を経て、日本は7月にも交渉に参加する。交渉は難航が予想され、道内農業が深刻な打撃を受ける恐れがある。

 安倍晋三首相は同日夕に官邸で開かれたTPP関係閣僚会議で、「日米合意は国益を守るもので、国家百年の計だ。経済的メリットに加え、安全保障上の大きな意義がある」と強調。会議終了後、「本番はこれからだ。早く正式に交渉参加し、日本主導でTPPのルール作りを進め、国益の増進を図りたい」と記者団に語った。

 合意文書では、日本車の輸入増加を懸念する米自動車業界に配慮し、「(米国の自動車関税は)段階的な引き下げ期間によって撤廃され、最大限に後ろ倒しされる」と明記。米側が日本車にかける現行関税(乗用車2・5%、トラック25%)は当面据え置かれる。

 保険や食の安全はTPP交渉と並行して協議する。ただ、米側が警戒する日本郵政グループのかんぽ生命保険は、外資系を含む民間保険会社と対等な競争条件を確保するため、事業拡大を当面凍結する。

 かんぽの新商品発売については、麻生太郎金融相が同日の会見で、「数年かかる」と述べた。

 一方、合意文書は、日本の農産品について一定のセンシティビティ(敏感な問題)があることを認定した。日本は農業分野でコメ、麦、牛・豚肉、乳製品、甘味資源作物の重要5品目を関税撤廃の例外とするよう求めていくが、今回の合意では確約は取れなかった。

2013年4月13日 北海道新聞


日本側の「聖域」については「センシティビティ」なんだそうですが、そういう感じやすいところはアメリカにもあるんだと言っています。それでアメリカの自動車関税撤廃が「最大限に後ろ倒しされる」かわりに日本は様々な分野であーしろこーしろと言われて「合意」してしまいました。日本の敏感なところには特に何も無しです。ちなみにアメリカさんといえば「センシティビティ」にモザイクもかけないで丸出しのスッポンポンにして突っつきまくることで知られているのです。

ずいぶんとまあ一方的に「譲歩」させられる「合意」でありまして、分かっていたとは謂え、いきなりこれかよ、と腹を立てる人も多いことでしょう。特にマズかったのが「安全保障上の大きな意義」などと口走ってしまった点で、これではまるで「安全保障」上の問題がTPPのために演出されたのを認めたのも同然であります。悔しかったら東京に核ミサイルを落としてみろ。

もっとも「経済的メリット」が全然見えないんですから仕方がありません。何かメリットがないか、何かあることにしないといけない。しかしこれでは単に「安全保障」代金として相当にボラれる、と言明しているに過ぎません。それにしてもセコムに払うお金が多すぎてごはんが食べられないんでは困るわけで、支払い相当の効用があるもんなのかどうか、今一度再考する必要がある、ということにいやでも気がついてしまいます。

とはいえ「国益を守る」と言っている以上は「国益」を守るんでしょう。きっと日本のどこかにTPPで守られるような「国」があって、僕なんかが住んでいる国とは違うところらしいです。でも全然違わないので請求書だけ回って来る、てゆーか何の「障壁」もないのでありとあらゆる損害がこっちに回って来ることになっているんですが、それでどっか知らない「日本」の「国益」は守られるというわけで、それはアメリカでもどこでも同じでしょう。世界は水平に分割されているから国境はないというのが自由貿易です。


posted by 珍風 at 07:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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