2013年04月27日

男の花道

暴力団射殺の2人に死刑執行 谷垣法相、2月以来2回目


 法務省は26日、宮城吉英死刑囚(56)と浜崎勝次死刑囚(64)=いずれも東京拘置所=の2人の死刑を執行したと発表した。第2次安倍政権発足後の今年2月21日、谷垣禎一法相のもとで3人に執行して以来、2回目。

 法相就任から2カ月で初執行した谷垣法相は、前回から2カ月で再び執行を命令。2カ月に1回の執行ペースが今後定着するかが注目される。これで未執行の確定死刑囚は134人となった。

 確定判決などによると、元暴力団員の宮城死刑囚と浜崎死刑囚らは平成17年4月、千葉県市原市内のファミリーレストランに乱入し、客として来店していた抗争相手の暴力団員2人を短銃で射殺した。一般客や店員らは無事だった。

 両死刑囚とも1、2審で死刑判決を受け、最高裁が宮城死刑囚については平成21年6月、浜崎死刑囚については23年12月、いずれも上告を棄却して死刑が確定していた。

 法務省によると、死刑確定から執行までの期間は、平成15年から今年までの10年間で平均約5年7カ月。両死刑囚の場合、平均以下の期間での執行だった。

 谷垣法相は会見で、両死刑囚を選んだ理由や執行間隔について「個別の執行をどういうふうにしたか、答えは差し控えたい。間隔に特段の理由はない」と述べ、「死刑制度の存置にはさまざまな議論があるが、必要なものとして、国民の皆さんの多くの認知を得ている。裁判所が結論を出し、改めて法相が執行の結論を出す。だから(死刑囚の記録を)1つ1つていねいに検討すると言うに尽きる」と話した。

2013年4月26日 マイクロソフトネットワーク産経ニュース


産經新聞だかマイクロソフトだか知りませんが彼等の見解によると「2カ月に1回の執行ペースが今後定着するかが注目される」んだそうですが、そんなことに「注目」しているのはこの広い地球上でマイクロソフトだけです。やりたきゃ毎日でもやるでしょう。あと134人しかいないそうですが足りなくなるのではないかなんて心配する必要はありません。死刑判決なんていくらでも出せます。

谷垣さんも「間隔に特段の理由はない」ということで、勝手な期待をしないように注意をしているところです。とはいうものの、マイクロソフトやなんかと同じような期待を、やや控えめに表明している新聞社もあるわけです。

2人の死刑を執行 谷垣法相就任後5人に


 法務省は26日、死刑囚2人の刑を執行したと発表した。2月21日に3人に執行して以来、約2カ月ぶり。執行されたのは千葉県内で暴力団組長を射殺した浜崎勝次死刑囚(64)=東京拘置所=と宮城吉英死刑囚(56)=東京拘置所。昨年12月の政権交代で自民党の谷垣禎一法相が就任してから2度目の執行となった。

 未執行の確定死刑囚は25日時点で136人。今回、2人に執行されたことで134人となったが、同省に統計が残る1949年以降、過去最多に近い水準が続いている。

 浜崎死刑囚は確定から約1年4カ月での執行。谷垣法相は執行後の記者会見で「暴力団特有の発想に基づき、被害者2人の貴い人命を奪った極めて凶悪かつ残忍な事案。慎重な検討を加えた上で死刑の執行を命令した」と述べた。

 確定判決などによると、浜崎死刑囚と宮城死刑囚は暴力団組長と組員の関係で、2005年4月、共謀の上、対立する暴力団組長2人を千葉県市原市のファミリーレストランで射殺。両死刑囚とも殺人罪などで一、二審とも有罪となり、上告したが、最高裁が浜崎死刑囚については11年に、宮城死刑囚については09年に上告を棄却し、死刑が確定した。

2013年4月26日 日本経済新聞


「未執行の確定死刑囚は」「過去最多に近い水準が続いている」のです。こんな事をわざわざ書く以上は、沢山残ってるから早く片付けろと言いたいワケですが、これは「2カ月にいっぺんくらいでどうか」という提案に比べて特に穏健な意見であるというわけでもありません。とはいうものの、この表現には「人員整理」などという卑近な感覚に近いものがあり、その辺は日経さんらしい発想であると言えない事もない様です。

この「リストラ」がどのように進行するのかは知りませんが、谷垣さんが言うとおり「間隔に特段の理由はない」にしても、執行日には「特段の理由」がないわけでもありません。確かにこの4月26日という日付は忘れられない、あるいは忘れてほしい記念日ではあります。実際、もしこれを正面から取り上げるとなると、例えばこのようにかなり説得力を欠いた書き方にならざるを得ません。

チェルノブイリ原発事故から27年 原発推進の中核地に


 【モスクワ=佐々木正明】史上最悪の原発事故となった旧ソ連(現ウクライナ)のチェルノブイリ原発の爆発事故から26日で27年となった。放射能汚染が深刻なウクライナやベラルーシでは、各地で犠牲者の追悼式典が営まれた。ウクライナのアザロフ首相は「人類の歴史上、最大の悲劇だった」との声明を出した。一方で、原発推進政策を取るウクライナ政府は将来の「核燃料サイクル」をにらみ、チェルノブイリ原発周辺の地域一帯を新たな原子力政策の中核に据える計画を進めている。

 ウクライナ政府は24日、放射性廃棄物処分施設「ベクトル」について、来年末に正式操業に入ると発表した。廃炉作業が進むチェルノブイリ原発の敷地内で建設中の施設には、国内15基の原発などから出る中・低レベル放射性廃棄物が輸送され、除去処理などが行われる見通しだ。隣接地域には、使用済み核燃料棒を貯蔵する新施設も来年の完成を目指して建設中で、当局者は「最高の立地条件にある」と強調した。

 ウクライナはチェルノブイリ事故後も“脱原発”を図らず、ソ連崩壊がもたらした電力不足を穴埋めするため原発を積極的に推進してきた。総発電量に占める原子力の割合は近年、事故後の20%台から半分にまで伸びた。政府は30年までのエネルギー戦略でも、原子炉の稼働寿命を延長するなど原発を維持する政策を進めている。

 その上で障害となる使用済み燃料棒の処理については現在、年約2億ドル(約198億円)を支払い、ロシアに依頼している。ウクライナのヤヌコビッチ大統領は対露依存を下げるため、チェルノブイリにまず貯蔵施設を作ることを決定し、燃料棒約1万6500本の保管スペースを確保した。

 原発関連の新施設がチェルノブイリ原発の近くに建設されることについて、政権は「人々が住めなくなった土地の活用だ」と説明している。

 日本では福島第1原発事故以降、原発の再稼働や、青森県の再処理施設などが担う核燃料サイクル計画が停滞しており、ウクライナの動きが注目されそうだ。

2013年4月27日 マイクロソフトネットワーク産經ニュース


「核燃料サイクル」とか書いていますが実際にはゴミ捨て場を作るというだけの話しで、それに「人々が住めなくなった土地の活用だ」などという些かヤケクソ気味の「説明」がされているとはいえ、「石棺」をさらに覆う構築物を1000億円以上かけて建築中なんですからそんなデタラメでも書かないことにはやっていられません。

そんな日付だったもんですから、こんなヨタ記事を書き飛ばすか、誰かを吊るすか何かして誤魔化してしまうかするしかなかったわけですが、しかし、そんなことが人を2人も殺す唯一の理由であるわけでもない様です。実際のところこれは単なる殺害ではありません。死刑は常に権力の誇示であり威迫に他ならないからです。

この日が選ばれたのは、それが正に「血祭り」に相応しい日であるからでした。生け贄に選ばれたのは2人のヤクザです。言うまでもなく彼等は日本で唯一、公式に差別を受けている人々であり、おそらく多くの人々にとっては殺して構わない、心置きなくぶち殺せる対象であると考えられているはずなのです。

なるほどお祝い気分にはもってこいというわけですが、祝典の前に死刑を挙行する事もまた、そこで祝われる「回復」された「主権」には極めて相応しい事でもあります。国が誰を殺していいのか決められるというのが「主権」なのであり、4月28日体制は「本国」の為に日本が「主権」すなわち死刑制度を堅持する事を求めているのです。国民の皆様に「主権」の何たるかをよく理解して頂く、そのうえでその「回復」を祝おうというわけです。

したがって「国民の皆さんの多くの認知を得ている」かどうかは実際のところあまり関係ありません。世論調査の結果に関わらず制度は維持されて来ましたし、執行も続けられて来ました。ましてや「主権」が「回復」された、ということは「国民」にはどうする事も出来ない、という意味なのです。仮に日本で死刑制度が廃止されるとしたら、それはアメリカで死刑を廃止する最後の州としてでしかないでしょう。

しかし振り返ってみれば、この「主権」の為に多大な貢献を果たして来たのは他ならぬヤクザたちなのでした。それが今では彼等の首級が「主権」を祝うケーキの飾りとなったのです。これも浮き世の義理というものでしょうか、確かに無駄には死にはしなかった。靖国の英霊のように遺骨までしゃぶりつくされました。


posted by 珍風 at 03:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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