2008年01月29日

ねっとり用ホットパンツで野犬狩り

熊さんが負けて与太郎が勝って、与太郎はさっそく与党にお礼に行ったようですが、与太郎が勝ったのは与党のおかげもあるでしょうけど、彼が与太郎だったからなのではないか、だって横山ノックが知事だった所ですから、4年後は坂田利夫が出てきますよ。

べつに鶴光でもなんでもいいけど、こないだの「インターネット上の安全確保に関する世論調査」が公開されましたな。
http://www8.cao.go.jp/survey/h19/h19-inter/index.html
全体は4つの部分に分かれています。

1.インターネットの安全性に対する関心について
2.児童(18歳未満)のインターネット利用に対する意識について
3.インターネット上の安全に関する協力について
4.政府(警察)への要望について


これを見ただけで「調査」の目的がよくわかるという、ECWも真っ青なダシマルな構成でありますが、まずいわゆる「不安」については「1.インターネットの安全性に対する関心について」の中で以下のようになっています。

Q2SQ〔回答票4〕 あなたが,インターネットを利用することで不安に感じるものは何ですか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)
(N=1,698人)
(52.1)(ア)暗証番号(パスワード)などを無断で他の人に利用される不正アクセス
(66.5)(イ)コンピュータウイルス感染による個人情報の流出
(47.7)(ウ)コンピュータウイルス感染によるデータの破壊
(32.3)(エ)偽物のホームページに誘導されてパスワードなどを盗まれるフィッシング
(28.3)(オ)インターネットオークションで落札した品物が送られないなどの詐欺
(50.5)(カ)ホームページを閲覧するだけで料金を請求されるなどの架空・不当請求
(24.5)(キ)ホームページや掲示板などでの誹謗・中傷
(15.2)(ク)インターネットで知り合った人との現実社会でのトラブル
(2.3)その他
(2.4)特にない


この中で(ア)(イ)(エ)(カ)が、「個人情報」に関わります。このうち(イ)は、他人が保持する自分の個人情報の流出であり、(カ)については実際には個人情報は漏出していないのですが、あたかも情報を取得したかのようにして脅かしてきますから、いわば個人情報流出事例による不安感を利用したものであります。(イ)と(ウ)はともにウイルス関連としてまとめることも可能でありますが、自分のコンピュータが感染してデータが破壊されることと誰か他の奴のコンピューガが感染してそこにあった自分の個人情報が流出することでは被害の様態がだいぶ異なります。原因ではなく被害への「不安」ということを考えるとこれらを一緒にすることには無理があるかもしれません。(オ)は存在自体が不可解な選択肢です。こういう被害に遭うまではこのような「不安」を持つことはないのではないか。そんなに不安だったらオークションなんか利用しないでしょう。「不安」を持たないからこそそういう被害に遭うわけです。(キ)も同様であって、「不安」な人はそういう掲示板などには寄り付きません。これらは回避可能な危険の認識であって、「不安」ではありません。不適当な選択肢であると言えるでしょう。

もっともこの質問に答えなければならないのは「不安がある」人だけではないのですから奇妙です。直前の質問は

(全員に)
Q2〔回答票3〕 あなたは,インターネットを利用することについて不安はありますか。それとも,不安はありませんか。この中から1つだけお答えください。
(19.6)(ア)不安がある→Q2SQへ
(25.8)(イ)どちらかといえば不安がある→Q2SQへ
(11.1)(ウ)どちらかといえば不安はない→Q2SQへ
(25.2)(エ)不安はない→Q3へ
(18.3)わからない→Q3へ


「どちらかといえば不安はない」人も「不安に感じるものは何ですか」に答えなければならないようになっています。(ウ)の人がこれを選択するにあたって、「不安はない」ほうに傾いている可能性は高いのですが、アンケートはこれを「こちらかといえば不安がある」と解釈しています。曖昧な選択肢を都合よく利用した例です。(ウ)を選択した人は(ア)(イ)(ウ)を選択した人の中のおよそ5分の1ですから、Q2SQへの回答結果は2割引して評価する必要があります。

次に「2.児童(18歳未満)のインターネット利用に対する意識について」に進むのですが、その前に以下の【資料1】をよく読んでもらうことになっています。

資料1
 インターネット上で情報が掲載されている場所のことを「サイト」といい、異性と知り合うためのサービスを提供するサイトを「出会い系サイト」といいます。
 平成18年中の事件件数では「出会い系サイト」の利用に起因する犯罪の被害者のうち、18歳未満の児童の割合は8割を超えています。


どのような「犯罪」が問題になっているのかわかりませんし、実数も不明であり、「18歳未満の児童」の「被害」全体との関係も何も全く分らないのですが、なんだか知らないけどとにかく「8割」なんだそうです。「不安」をいたずらに煽動する「資料」ですが、以下の「調査結果」はこの「資料1」の影響下で回答されたものです。

Q3〔回答票5〕 あなたは,インターネット上のいわゆる「出会い系サイト」について,どの程度知っていますか。この中から1つだけお答えください。
(15.0)(ア)よく知っている→Q3SQへ
(32.4)(イ)少し知っている→Q3SQへ
(39.8)(ウ)名称だけしか知らない→Q4へ
(12.8)(エ)全く知らない→Q4へ


(イ)と(ウ)の「出会い系サイト」についての知識は、「資料1」によってたった今与えられたものである可能性があります。中には「資料1」だけの知識で堂々と(ア)を選択する人もいるかもしれませんが。7割以上の人がこの「資料1」によるバイアスを受けていると考えられます。また「資料1」の存在にも関わらず「全く知らない」人が1割以上います。よく読んでなかったのか、字が読めなかったのか、よく読んだ上でこれでは判断出来ないと思ったのか不明ですが、この「全く知らない」人たちも次に「対策」について回答しなければなりません。

(全員に)
Q4〔回答票7〕 18歳未満の児童が出会い系サイトを利用して被害に遭わないようにするために,どのような対策が必要と思いますか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)
(43.1)(ア)サイトを開設することができる者を制限する→Q5へ
(33.5)(イ)保護者に対して児童による利用を防止するよう義務づける→Q5へ
(48.1)(ウ)児童の利用ができなくする機器の開発やシステムの技術を促進する→Q5へ
(39.2)(エ)サイト開設者がおこなうべき被害防止のための措置を強化する→Q4SQへ
(3.9)(オ)特にない→Q5へ
(1.6)その他→Q5へ
(10.3)わからない→Q5へ
(M.T.=179.9%)


そういう人のほとんどが「わからない」を選択した可能性はあります。「全く知らない」のに無責任なことは言えません。事実、ここに示された「対策」はかなり「無責任」なものです。とはいえ、(ア)や(イ)のようなとんでもない選択肢は、(ウ)に誘導するつもりで設けられたものであると思われます。政府は回答者の程度を見誤りましたので、(ア)や(イ)もかなりの高ポイントをたたき出してしまいましたが、(ウ)を超えなかったのは幸いでした。いずれにしろこれらを選択した人はQ5に導かれます。これは「フィルタリング」に関する質問ですが、ここで再び「資料」を読まされます。

資料2
 携帯電話やパソコンなどでインターネットを利用する際に、出会い系サイトなどの有害なサイトへのアクセス(接続)を制限する機能を「フィルタリング」といいます。


これだけでは「フィルタリング」が何のことがよくわからない人も多いでしょう。むしろここででは「出会い系サイト」について、「資料1」の「何となく危険ぽい」からおしもおされぬ「有害なサイト」への命懸けの跳躍が果たされていることがポイントです。そういうわけですから「資料2」をよく読んだにもかかわらず「フィルタリング」への認識は全く嘆かわしいほど低い、あるいはちょうど良いくらいに無知であります。

(全員に)
(【資料2】を提示して,対象者によく読んでもらってから,以下の質問を行う)
Q5〔回答票9〕 あなたは,フィルタリングについてどの程度知っていますか。この中から1つだけお答えください。
(8.4)(ア)よく知っている
(13.8)(イ)少し知っている
(15.6)(ウ)名称だけしか知らない
(62.2)(エ)全く知らない


相当に厚かましい人でも「資料2」を呼んだだけではおずおずと(イ)を選択するのがせいぜいです。もちろん知っている人は知っていますが、ほぼ確実に77.8%が何も知りません。「名称だけ」といっても、フィルターくらいエアコンにもついてますから、あまりあてになりません。

Q6〔回答票10〕 あなたは,18歳未満の児童がパソコンや携帯電話などでインターネットを利用する場合,フィルタリングは必要であると思いますか。それとも,必要ではないと思いますか。この中から1つだけお答えください。
(62.9)(ア)必要であると思う
(13.5)(イ)どちらかといえば必要であると思う
(2.8)(ウ)どちらかといえば必要ではないと思う
(4.8)(エ)必要ではないと思う
(16.1)わからない


ところが回答者諸君はここへきて思わぬ厚顔ぶりを発揮します。よく知りもしないくせに「必要」だとか「どちらかといえば必要」などと答えた人が実に76.4%。正直に「わからない」と答えた人は16.1%にしか過ぎません。「慎重」とか「謙譲」とかの美徳はどっかへ逝ってしまったようです。さっきの知識レベルに比べてはっきりした判断を下した人が多すぎますが、これは「資料2」の「有害」とかいう文言に引きずられたものと断定して構わないでしょう。この結果をもってフィルタリングの必要性が認知されたと判断するのは誤りです。何しろ相手は「出会い系サイト」と「フィルタリング」について「よく知っている」のが大目に見積もっても2割強、という人たちですから、ほとんどあてになりません。

「3.インターネット上の安全に関する協力について」は、「インターネット・ホットラインセンター」の宣伝も兼ねています。ということはつまりまた「資料」を読まされることになります。

資料3
 民間機関である「インターネット・ホットラインセンター」は平成18年6月より運用を開始し、インターネット上の違法情報や有害情報に関する通報を受け付けています。
 運用開始から1年間で6万件を超える通報を受け、通報された情報に基づいて、サイト開設者等へ削除を依頼するなど対応しております。


単なる一「民間機関」をなぜここで紹介するのか、正直な人は理解に苦しむことと思いますが、政府が民間に作らせている機関ですから問題ありません。警察庁からの業務委託を受けた財団法人インターネット協会が運営しています。すなわち業務委託契約に基づいて運営費用は国庫から支払われているのですから、僕たちから見ればお役所の一種ですね。しかし「民間」というフレコミになっていますから、行政が踏み込むべきではないところまで踏み込むことができるというわけです、税金を使って。まあ、岡っ引きとかタレコミ屋の一種でしょう。タレコミ屋に払うお金は警察が裏金を作ったりして融通していたのですが、最近では堂々と明朗会計でやるようですから、こっちの方が厚顔無恥です。

(Q1で「(ア)ほぼ毎日」,「(イ)1週間に数回程度」,「(ウ)1週間に1回程度」および「(エ)1ヶ月に1,2回程度」と Q1SQで「(ア)利用してみたい」,「(イ)どちらかといえば利用してみたい」および「(ウ)どちらかといえば利用する予定はない」と答えた方に)
Q9〔回答票13〕 あなたがインターネット上の違法情報,有害情報を見かけた場合,インターネット・ホットラインセンターに通報しますか。それとも,通報しませんか。この中から1つだけお答えください。
(N=1,943人)
(16.7) (ア) 通報する →Q9SQaへ
(24.4) (イ) どちらかといえば通報する →Q9SQaへ
(28.9) (ウ) どちらかといえば通報しない →Q9SQbへ
(17.7) (エ) 通報しない →Q9SQbへ
(12.3) わからない →Q10へ


そんなところに「通報する」人や「どちらかといえば通報する」人が4割以上いるわけですが、もっともこれはQ1の(ア)(イ)(ウ)(エ)の人(全体の44.6%)と(オ)(カ)の人のうちQ1SQで(ア)(イ)(ウ)の人(全体の20%)、のうち41.1%ですからだいたい全体の4分の1程度です。まあ、街中などを見渡したところ尻尾の生えている人はこのくらいいますな。そのうちさらに3分の1のがよく振ると。こういう人たちに「ゴン太クラブへ行け」とか「ほねっこ喰ってろ」と言うのもいいのですが、しかし、ワンちゃんにだって好き嫌いというものがあるのですから、その辺を聞いてあげるのも良いかもしれません。例えば「ほねっこ」には6種類あるそうです。大中小および各々3ヶパックの6種類。

(Q9で「(ア)通報する」または「(イ)どちらかといえば通報する」と答えた方に)
Q9SQa〔回答票14〕 あなたはどのような情報を見た時に通報しますか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)
(N=799人)
(74.3)(エ)麻薬などの違法な薬物に関する売買の情報を見たとき
(74.0)(カ)殺人や運転免許証の偽造などを請け負う情報を見たとき
(72.3)(ウ)銀行口座や携帯電話などの違法な取引の情報を見たとき
(70.1)(ア)児童ポルノを見たとき
(67.2)(ク)自殺者の募集に関する情報を見たとき
(63.6)(オ)売春などの情報を見たとき
(60.8)(キ)爆弾の製造方法の情報を見たとき
(58.2)(イ)わいせつな画像(児童ポルノを除く)を見たとき
(0.6)その他
(2.1)わからない


多い順に並べてみましたが、順位からすると意外と順当な好みをお持ちで、明らかな犯罪とそうでないものにきれいに分れます。(ア)から(ク)が質問票に書いてある順番ですから、「違法」と「有害」を上手く混ぜていたものを回答者によってふるい分けられた感じです。やっぱり高いエサに安いエサを混ぜて与えると、安い方だけきれいに残してくれたりするので、ったく飼い主の財布の状態も少しは考えてくれたっていいようなもんですが、畜生の哀しさ、そういう風に気を遣うということが出来ないと保健所に連れて行かれてしまいます。

ところが最後の「4.政府(警察)への要望について」という、国民から政府へ要望することを政府が国民に要望するという奇妙な、「『顔にかけて下さい』と言え」みたいなアダルトチックな、思わず二重括弧を使わなければならないような複雑なプレイを要求している項目でも同じようなことをしていますが、上のとは微妙に異なる判断がされているようです。

(全員に)
Q11〔回答票18〕 あなたが,警察に特に力を入れて取り締まってほしいインターネット上の犯罪は何ですか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)
(64.5)(キ) 児童買春・児童ポルノなど児童が性的被害に遭う犯罪
(56.4)(カ) わいせつな画像をインターネット上に公開する行為
(53.3)(オ) 殺人や爆破などの予告
(51.5)(ウ) ワンクリック請求などの架空・不当請求
(51.2)(ケ) 麻薬などの規制薬物に関する広告
(50.9)(コ) 銀行口座や携帯電話などの違法な取引
(50.8)(ア) 他人のパスワードを無断で使用するなどの不正アクセス
(46.2)(ク) 売春に関する広告
(42.0)(イ) インターネットオークションなどでの詐欺
(20.0)(エ) 音楽著作物などをインターネット上で公開する著作権法違反
(3.3)(サ) 特にない
(0.9) その他
(7.4) わからない


これも多い順にしましたが、「通報する」順番とはかなり違います。もっともこれは全項目が曲がりなりにも「犯罪」扱いですが。特に「売春」、自分が通報するのと警察が取り締まるのとでは著しい差が出ています。おそらくこれは警察が取り締まっても困らない順番なのではないでしょうか。逆に言えば売春や音楽のダウンロードは取り締まってほしくないと。自分もやるから。ナルホドそうなのかもしれませんが、実はこうして並べてみると、上位のものほどヤクザがやってそうな「犯罪」なんですな。つまり「組織犯罪」というやつです。「インターネット上の犯罪」とされているものの大部分がこれに当たるようになっています。つまりこの「世論調査」では、国民は共謀罪の成立を政府に「要望」させられていたのでした。本当に「インターネット」は不安がいっぱいです。


posted by 珍風 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

うわさどおりエっチしてきた(笑)
Excerpt: ここの常連さんが教えてくれたトコいってみたら、本当に一晩中やり続けて41マモ烽烽轤スよ!(笑)
Weblog: 今日は匿名で^^;
Tracked: 2008-01-31 08:51
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。