2008年02月29日

ジ・エンド・オブ・エンドレス・ラブ

サイテー映画の代表とか言われている「エンドレス・ラブ」はラジー賞7部門ノミネートとか言われてますが、惜しくもその全てで受賞を逃しているので、今では誰も憶えていません。ゴルフボールと歴史に残る栄誉が欲しい脚本家は次の事件を参考にしましょう。

少女連れ回し男に有罪判決 「交際自体とがめられるべき」

 交際していた中学2年の女子生徒=当時(13)=を兵庫県から東京まで連れ出したとして、未成年者誘拐罪に問われた無職の男性被告(25)の判決公判が28日、東京地裁で開かれた。大村陽一裁判官は懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)を言い渡した。
 弁護側は「甘言を使って誘っておらず、誘拐には当たらない」と無罪を主張していた。
 大村裁判官は、被告が犯行時、適正な判断能力が伴っていない13歳の被害者に駆け落ちを呼びかけており、「甘言を用いて連れ出し、被害者の行動を支配していた」と判断、誘拐罪が成立すると結論付けた。
 その上で「周囲に交際を反対されたことで、13歳の少女を16日間連れ回した犯行は自己中心的で悪質。交際を始めたこと自体、強くとがめられなければならない」と断じた。
 判決によると、被告は平成19年8月22日〜9月7日まで、当時交際していた女子生徒を兵庫県明石市から神戸市、東京都新宿区まで連れ回した。

2008年2月28日 産経ニュース


裁判ウォッチャーの阿蘇山大噴火さんのコラム
http://www.nikkansports.com/general/asozan/2008/asozan124.html
によると、二人が知り合ったのが2007年7月の下旬。3日後には女の子が被告人の飼い猫を見に被告人の家を訪問し、女の子が親から暴力を受けているのを聞いた被告人は自分と似ていると感じ、親しくなっていったそうです。これは早くても7月24日前後でしょう。で、ほぼ2週間後の8月7日に、被告人と女の子は女の子の友達のお兄さんからゲーセンに呼び出され、「十数人」の男達に囲まれて交際を止めるように「説得」されます。この場には女の子の母親もいて、「これを機にあきらめなさい」と言い残して女の子を連れて帰りました。

「これを機」ってどんな「機」かと思ったら、被告人はこの後男達に暴行されたんだそうです。ゲーセンでボコったあと、車に押し込んで「人気のない林」に連れて行かれて、殴る蹴る全治3週間。そこに偶然パトカーが通りかかったから良かったようなものの、下手をしたらこの被告人、全く違った形で刑事事件に関わることになっていたかもしれません。つまりお空から傍聴、ってやつですが。

この連中が誰に頼まれてそんな乱暴をしたのかは明らかではありませんが、まあ、興味深い家庭ですな。明石のあたりにはコワイ人が大勢います。で、この6日後に女の子から被告人に電話をして来て交際再開。しかしおよそ1週間後の8月22日に発覚、またゲーセンに呼び出しを受けます。もちろん暴行を受けるに決まってますので、とりあえず2人で神戸まで逃亡。その辺で一緒に過ごしますが、その間被告人は女の子に何度も明石へ帰るように言ったものの、女の子だって親に殴られるに決まってますから帰らない。一緒に連れってってくれと懇願するので、ついに8月24日、夜行バスで一緒に東京へ行ってしまったのでした。どうもその時点での所持金「5000円あるかないか」という大変に裕福な状態だったようで、東京では夜は公園で女の子が眠り被告人が見張る、被告人は昼間にデパートの屋上で寝る、という生活だったといいます。

女の子が被告人に語ったところによれば、以前女の子が家出をしたときに探されたことがなかった、ということでしたが、今回女の子の親御さんは9月7日に捜索願を出しました。2週間くらいまでは女の子が見当たらなくても平気なようです。そこらへんの独特な感覚は何とも分りませんが、偶然にもその日、2人は新宿歌舞伎町のゲーセンで発見されたのでした。その時の所持金は数百円程度だったそうですからタイヘンです。

検察側は被告人が移動方法や行き先、現金(数百円!)を管理して「支配下」に置いていた、被害者の親の(2週間にもわたる!)精神的苦痛、(親に殴らせなかったことで)女の子の育成に悪影響を与えたことにより、1年6月を求刑しました。で、判決はご覧の通りです。執行猶予がつくとはいえ1年6月であり、「未成年者誘拐」の最低刑は3ヶ月、「営利目的等」でも1年ですから、かなり重い判決です。しかも大村陽一裁判官は事実認定で被告人の言い分をほとんど無視しているばかりか、「誘拐」に至る大きな要因であったと思われる、集団暴行と家庭内暴力への被告人並びに「被害者」が抱いた恐怖感を全然考慮に入れないことにしたようです。一方で執行猶予をつけたのは「誘拐」が「女の子の意に反したものではなかった」からなんだそうです。

ところが大村さんは一方では女の子の判断力が未熟であることを強調していますから、女の子の「意」にどれだけの価値を認めているのかよくわかりません。まして「未成年者略取及び誘拐」は、たしか本人ではなくて保護者の意に反していれば成立するはずですから、「本人の意に反していない」ことが猶予刑にする根拠になるのかどうか。てゆうか、これって被告人が女の子の「意に反して」いては最初から発生しない「事件」なのでした。実はこれは単に粗暴な人たちがアタマの弱いロリコンをいじめてるだけの「事件」なんじゃないか。

こんなことにつき合わされると大村さんもわけが分らなくなって歴史的な暴言を吐きます。なんと「交際を始めたこと自体、強くとがめられなければならない」と言い出しました。「交際を始めたこと自体」というのはもちろん「誘拐」に至る前のことであり、それどころかオマンコも何もしていない段階の話しで、昔の中学生はABCとか言ったものですけど、「交際を始めた」ときにはそんなこと何もしてませんよ。これは今のところいかなる犯罪も構成しないはずですが、大村さんはかなり野心的で「創造」的な裁判官のようですね。あまり刑事には向いていないと思いますが。裁判官そのものが向いていないような気も。

まあしかし実は気持ちは分らんでもないです。女の子には大変申し訳ないのですが、ヘンな人たちと関わりのある女の子とつき合うのが間違いの元だ、って思ったんでしょうね、多分。被告人も「好きという気持ちはあるんですけど、互いのためにならないので2度と会わないと思います」と言ってます。だいぶ懲りたようです。何が「互いのため」だ自分のためだろう。どうも大村さんと被告人は同じことを考えているようです。酷い人たちだ可哀想じゃないか。


posted by 珍風 at 00:43| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
突然のコメントすみません。
エログ専門のランキングサイトを作りました。
まだ作りたてなので上位になれますよ☆
是非登録して下さい。
SEO対策済みで登録で上位になるとアクセス
UPは確実です
http://erogrank.blog62.fc2.com
Posted by ゆみ at 2008年03月04日 14:34

最近はフラッシュゲームとげん玉電鉄にはまってます^^
http://flashgemu.web.fc2.com
Posted by エミリ at 2008年05月14日 19:07
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。