2008年06月07日

笑顔の政府

「タスポ」もそうですが、ここ2〜3年の間にこちとらには何の相談もなく色々なことが決まっていまして、「後期高齢者医療制度」なんかもそのひとつであります。どちらも今年になっていざ実際に施行という段階になって問題が噴出しているところも共通しております。もっとも「後期高齢者医療制度」などは制度そのものが自民党お得意の強行採決で成立させちゃったもんですから、問題のある制度であることが法案提出側からも認識されていたことは成立過程からして明白でありますから、そりゃもう笑っちゃうしかないでしょう。

テレ朝古舘コメントで自民党取材締め出し

 自民党は6日までに、テレビ朝日系「報道ステーション」の古舘伊知郎キャスターが後期高齢者医療制度に絡み「国民に誤解を与える発言をした」として、同局側に抗議するとともに、党役員会などの撮影の無期限禁止を通知した。
 さらに、自民党山崎正昭参院幹事長はこの日、古舘キャスターの発言を理由に定例の記者会見を欠席、鈴木政二参院国対委員長だけが対応した。山崎氏はテレ朝への撮影禁止だけでなく、記者クラブでのテレ朝の会見取材を禁止したい考えを伝えた。クラブ側は「会見は記者クラブの主催であり、応じられない」などと説明したが、山崎氏は欠席。テレ朝は鈴木氏の会見を取材した。
 自民党によると、同番組は3日の党役員連絡会前に出席者が談笑する映像を使用し、古舘キャスターが「よく笑っていられますね。偉い政治家の人たちは」とコメントした。
 細田博之幹事長代理は「後期高齢者医療制度で国民に過重な負担を強いているにもかかわらず、あたかも自民党役員が笑っているとの誤解を与えた」と批判。古舘キャスターはこの日の放送で、自民党の対応に直接的な表現は避けたが「孫や次の世代のことを、見ていない感じがする」と語った。テレビ朝日広報部は「通知を受けたことは事実だが、対応についてはまだ協議中」とした。

2008年6月7日 日刊スポーツ


テレビ朝日以外は自民党から取材拒否をされていないようですが、恥ずかしくないのでしょうか。「後期高齢者医療制度で国民に過重な負担を強いているにもかかわらず、あたかも自民党役員が笑っている」という「事実」を報道したのはテレ朝だけなのでしょうか。実際笑っているではないですか。言われたくなければ人前で談笑などしなければよいのであって、これは文句をつける方がおかしい。しかしこのままではまるで他の報道各社が政府の犬みたいではないですか。みっともないったらありゃしない。

自民党から取材を拒否されていないマスゴミは政府の広報機関として目くそ鼻くその五十歩百歩でどいつもこいつも信用出来ません。もっともテレ朝だってたいしてアテになるというわけではないのですが、それ以下なんですから世の中に存在するだけ害になります。そこで各社も競って自民党から「会見取材を禁止」してもらわなければなりません。自民党が報道してほしくないようなことを放送すればオッケーです。もし自民党がやってくれなければ、かまわないから記者クラブが記者会見をしないことにすればよいのです。そもそも政府与党の記者会見など特にお願いしてやってもらう必要などありません。他の党の記者会見をやればいいのです。与党の方針については野党から説明してもらえると思いますので、それで十分ではないでしょうか。

一部の(テレ朝以外の)報道によれば現内閣の人々は昨日も馬鹿笑いをしていたとのことですが、こういう時にちゃんとしたコメントをつけないとテレ朝に遅れを取ります。なんでも「かりゆし」を着たくらいで笑ってしまったようで、来週は問責決議案だというのに陽気のせいかまるで女学生のように頭のねじがユルユルで佐賀のばあちゃんのようにがばがばです。「箸が転んでもオカシイ」年頃なのでしょうか、もっとも橋下が転べばオカシイですが、こうなると週明けにまたスーツにネクタイで出てくるとまた笑っちゃうんでしょう。てゆうか「沖縄の皆さんに『沖縄のこともちゃんと考えている』と受け止めていただいたらうれしい」という町村さんのコメントの方がよっぽど失笑ものであります。沖縄のことを考えてよく笑っていられますね。

こんなタイミングで「居酒屋タクシー」なんていう「話題」を提供して頂いているのもまた一興というものですが、「後期高齢者医療制度」も気をつけないと最初からズタボロの制度をちょっとだけ改善して「事足れり」というところに落ちてしまいそうですから要注意です。しかしこの分では来年は「裁判員制度」でシャレにならない問題があいついで明らかになりそうなのですが、あれはさすがに事が事だけに笑って済ませるというわけにはいかないようですが、結局「一審はなかったことに」なんてことになったら連中は笑う。僕も笑う。もっとも被告人や被害者なんて人たちにとっちゃ笑い事じゃありませんが。とりあえずいつの事になるかわかりませんが、次の総選挙ではポスターの写真で「笑顔」は止めといた方がいいかもしれませんよ。だいたい「笑顔」がキタナイからあんなこと言われるんです。人徳というものです。


posted by 珍風 at 23:11| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今回の古館さんのコメントなんて、久米さんがずーっとチクチクやってた頃から比べればタイしたことないですよ。何が問題かっつーと、それこそ「自己責任」で色々とピンチらしい自民党が、政権与党たる懐の深さを亡くしてしまったということ。

「マスコミが批判してるようだが放っとけ! 俺は国のためを思ってコレだけはやらせてもらうのだ! ガッハッハ!」的なキモッタマの太さはすでに無く、安倍さんのような陰険なクレーマー体質がいまの自民党なんでしょうなあ。

珍風さんの仰るように、マスコミの方から「オマエらファシスト政治団体はコッチから取材拒否だ!」と言える形こそ、本当の健全な民主主義なのにねえ。何か少しずつズラしていけば分んないだろうみたいな「敵側の」作為を感じますわ。
Posted by やきとり at 2008年06月07日 23:47
自民党が死にそうになった時にコイヌミというつおいオクスリを注射したらゲンキになったんだけど、今その副作用で「人間やめますか」になっちゃったようなもんでしょうか。
Posted by 珍風 at 2008年06月08日 06:00
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